ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

聖書

国際聖書フォーラムに出席して

今日は七夕の日(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070707)。我が町には、駅前などに笹の葉に括り付けた願い事がたなびいています。一種の風情を感じさせますね。 昨晩11時過ぎに、東京から帰って来ました。一泊二日で、ホテル・ニューオータニで開かれた…

マレー語聖書の問題が一件落着

昨日、サバ州発行の『デイリー・エクスプレス』紙を読んでいたら、なんと当日付でマレー語訳聖書の問題が、一応の解決をみた、と記事が出ていました。しかも、スシロ先生のインタビューまで。 早速、英語版ブログに掲載しました(http://d.hatena.ne.jp/itun…

現代の反ユダヤ主義と反セム主義

これで二回目(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120511)。もう一つのプロバイダーと連携させて閲覧しながら、ブログを書いていたのに、ちょっとした一瞬の操作ミスで、見事にすべて消えてしまいました。午前から数時間かけて書いていたものが、です!し…

人道上の罪とは

昨晩、タイムリーだと思ったので、さっと目に止まった最新のパイプス先生(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120522)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120523)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120524)のコメントを、その場で訳しました。すぐ…

金環日食−世の不思議さ

今朝は、7時25分頃から10分間ぐらい、ベランダに出て、金環日食を眺めていました。 昨日、大阪梅田に行くと、「日食用メガネは売り切れました」と本屋さんの表示にあって、つい笑ってしまいました。今日の朝日新聞夕刊の写真では、大阪市内では大勢の人々が…

グロスマンの悲劇を踏まえた今

今日は5・15事件のあった日として銘記されます。犬養道子氏を思い出しますが、もう世代交代してしまって、「どうして批判されているんですか?」みたいな素朴な質問が、このブログのリンクで、ひっきりなしに続いた時期がありました。(それぐらい自分の頭で…

シンガポールの祈り

昨日、日本聖書協会から届いたニュースレターを読んでいたら、シンガポール聖書協会の総主事Lim K.Tham先生ご夫妻が気仙沼・陸前高田市を視察されたご様子が記事になっているのを見出しました。1月20日の雪が降りしきる寒い日のことでしたが、時折、被災地の…

人類史の暗闇に立ち向かうこと

Lily2‏@ituna4011(https://twitter.com/#!/ituna4011) 11 March 『写真物語 アンネ・フランク』 リュート ファン・デル・ロルら(著)(http://www.amazon.co.jp/dp/4938365162/ref=cm_sw_r_tw_dp_rghxpb1RG50ZR)これも近所の図書館から借りました。小学校…

プリム祭

今晩からプリム祭。この後、エステル記を読み直そうと思っています。 このプリム祭に関して、今しがた、偶然にしては出来過ぎた、おもしろいことが発生しました。 知り合いのイスラエル女性の先生に「今、どこにいらっしゃるのかわかりませんが、私が確かに…

ツィッターは続く

itunalily65 Lily (https://twitter.com/#!/itunalily65)・主人に言わせると、「ま、突然、ファンレターが舞い込んだようなものだからな」と。そういうつもりは全くなかったんですけど、どうも日本の一部研究者の間では、強硬右派だとかネオコンとか抑圧的な…

ツィッター文を転載しました(3)

先程書いた、今日付けのツィッタ―を転載します。・昨晩、カイロ人権宣言(1990年)を読み直す。今更ながら、改めて驚愕する。昨今の世界情勢を思うと、「先行きの見通しは明るくない」とおっしゃった先日の「先輩」の言葉が蘇る。そして今日、30冊以上の本の…

インドから強さを学ぶ

今日届いたインテリジェンスに関するメーリングリスト(mag2 0000258752)から、興味深く、いつでも努力を続けなければならないのだと、非常に刺激を受けた内容を部分紹介いたします。旧・大蔵省にて財務官を務め、「ミスター円」の異名をとった榊原英資氏の…

海外の先生方のお世話になって

マレーシアの華人牧師の方の説教要旨が送られてきました。1990年代の滞在中にお世話になった方です。数年前に南アの神学校で神学博士号。今は、神学校の校長先生をなさっています。 「導入ー本論ー結論」という三部構成に、本論内も三部構成の入れ子構造にな…

家を建てる者の捨てた石

何とか終わりました!関東は汗ばむほどの暑さ。 久しぶりにお目にかかれた先生から、本格的な研究者のいない「フランシスコ・ザビエル学」に関するご論文抜刷を一部、早速頂戴し、(そうそう、これこれ、こういう文章が好きなのです、私...)と、一人にんま…

沈黙を破って

ここしばらく他の分野にかまけていて、すっかりマレーシアの話がご無沙汰になってしまいました。英語版ブログ‘Lily's Room’(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2)をご覧いただければおわかりかと思いますが、相変わらず、マレーシアでは、マレー当局とキリス…

とりとめもなく (その2)

昨日は、神戸市立博物館で開催中の大英博物館「古代ギリシャ展」へ。風雨の中で客足が少ないのかと思いきや、大勢の人々で賑わっていました。 友の会のおかげで割引がきくのと、「ワーク・ライフ・バランス」とまではいかないものの、週末は、家族で過ごす時…

意味を求める

以前にも書きましたが(参照:2011年4月8日付「ユーリの部屋」)、この3月に私達が、宮城県沖で発生した巨大地震とその余波に驚愕し、狼狽し、沈鬱な気分に陥りながらも、気力を奮い起こして「できることをしよう」と努力していたちょうど同じ頃、マレーシア…

友人の言葉から

明日は復活祭。オーストラリアの友人Cさんからは(参照:2011年4月4日・4月18日付「ユーリの部屋」)、月曜日に早々と「イースターおめでとう!」とのメールが入っていました。(こちらの住所を知らなくて、カードが送れなかったのだそうです。) 私にとって…

ギドン・クレーメル トリオの鎮魂歌

英語圏のニュースを見ていると、この時期に及んで、特に前途ある若い演奏家にとっては、来日を決行する気持ちが揺らいでしまうのも、ある面ではもっともなことです。いくら日本の聴衆が好きで、楽しみにしていたとしても....。(参照:2011年2月22日・3月30…

不安なら無理しなくても...

昨日もまた、シンガポールのD(参照:2008年8月5日・8月9日・8月11日・2009年12月3日・2011年3月23日付「ユーリの部屋」)とクアラルンプール・カトリック大司教秘書のFさん(参照:2010年7月16日付「ユーリの部屋」)から、温かいお見舞いメール。 「オース…

新しく一歩を踏み出す

4月1日。毎年のことながら、エイプリルフールではありません(参照:2008年4月1日付「ユーリの部屋」)。震災の影響が各方面に徐々に広がりつつある、沈鬱深刻な日々。それでも暦の上で本格的な春が始まるというのは、やはり明るく心躍る経験。何とか希望を…

来日キャンセルに思う

来日キャンセルが相次いでいます。 私事で恐縮ですが、今年1月から楽しみにしていた「チューリヒ聖書」に関するドイツ人講師のご講義。4月半ばの予定だったのですが、結局は訪日不可となり、中止のお知らせが入りました。 2011年2月22日付「ユーリの部屋」の…

だから....

しばらくお休みしていました。 この場に及んで、あえて一言で理由を言うならば、2011年3月11日の午後、那覇(正確には新原ビーチ)で聞いた「本土」(私達の用語では「本州」)発生の巨大地震ニュースとそのショック。 もっとも、今年の1月半ばに、あるルー…

私がフランスに行けたなんて...

ロックスボロフ先生からは、この度の「ニュージーランドの国難」とクライスト・チャーチの人々への励ましを感謝する、とのご連絡が入りました(参照:2011年2月23日付「ユーリの部屋」)。 救援活動には、台湾からも出動があり、一刻をも争う状況ではあるも…

1.17の神戸

奇しくも「1.17」の昨日、神戸にいました。目的は、2月のフランス旅行の説明準備会だったのですが、旅行の主催者兼会場は、不思議なように神戸バイブルハウス。実は、2008年1月17日にも神戸バイブルハウスでの講演を聞きに行っていました(参照:2008年1月17…

11年1月11日の出来事

今日の日付は、11年1月11日です。香港在住のマレーシア人の友人から、「今日の数字を覚えておいてね!」と、連絡がありました。私の方も、返信メールを午後1時11分ジャストに送っておきましたが、本人いわく、「私が生まれた日なのよ」と...。失礼しました。…

もう一言添えて...

年末ですので、もう一言。 もちろん、思想、信条、信教の選択は個々人の自由です。それこそJ.S.ミルの言うように、「他人の幸福を奪い取ろうとせず、また幸福を得ようとする他人の努力を阻害しようとしないかぎり、われわれは自分自身の幸福を自分自身の方法…

「それがどうしたんですか?」(1)

サクティさんから昨日送られてきた文献資料を見ていて、ふと聞こえてきたのが、 「それがどうしたんですか?」 という声。空耳なのですが、実を言うと、私はこれが一番嫌いなコメント。人にはそれぞれ、存在意義やそれなりの誇りというものがあるのに、それ…

三歩前進・四歩後退?

今年の師走は、いつになく時間の余裕がたっぷりできそうです。ここ10年ほどは毎年、発表準備とその余波、年始カードと年賀状の注文および発送などで、年末といえば、重い荷物を抱えてギリギリまでゴール目指してドタバタ走っているような感覚だったのですが…

見えないところにこそ

昨日は、何やら突然のように、マレーシア神学院のサクティさん(参照:2010年4月13日・11月14日・11月16日付「ユーリの部屋」)とメール交信が積み重なりました。気をよくしたのか、こちらが頼みもしないのに、結局、次から次へと、ロンドン出版のイスラーム…