ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

今年を回顧すれば

一年を振り返れば、年明け早々から、マレーシアで神の名をめぐる教会放火事件が続発し、このテーマに長らく注目してきた者として、3ヶ月ほどは情報収集に明け暮れた慌ただしい日々でした。まだ問題解決を見たわけではなさそうですが、来年は、もっと落ち着い…

もう一言添えて...

年末ですので、もう一言。 もちろん、思想、信条、信教の選択は個々人の自由です。それこそJ.S.ミルの言うように、「他人の幸福を奪い取ろうとせず、また幸福を得ようとする他人の努力を阻害しようとしないかぎり、われわれは自分自身の幸福を自分自身の方法…

一つの帰結

おとといの続きです。 今から思えば、学生時代に、若くて未経験で無知だからこその「特権」を活かして、もっと率直に感じたことなどを先生に議論の形でぶつけていれば、早くに瓦解できたのだろうとも思います。私の感覚は私のものであり、生まれ育ちなどから…

思い出は遙か遠くに

大学時代のドイツ語の先生から、研究の集大成としての一冊の本が送られてきました。お年賀状に予告が書かれてあったのですが(参照:2010年1月6日付「ユーリの部屋」)、今年は、私にしては珍しく早く投函したために、「ご本をお待ちしています」などと書い…

クリスマスに寄せて

先日、ローマ教皇に関する講演会の話を書きました(参照:2010年12月19日付「ユーリの部屋」)。その時、「アフリカなどで援助活動をしているカリタスについては、悪く言う人は誰もいない」ともうかがいました。 カトリックではない私も長らく、ささやかなが…

降誕祭の希求

降誕祭が近づいた昨今、世界では気になる動きが出ています。以下は中東と欧州ですが、インドネシアのボゴールでもムスリムから、カトリック共同体に対する抑圧の動きがあるそうです(参照:http://www.asianews.it/news-en/Catholics-in-Bogor-(West-Java)-n…

「フェイスブックの野望」

フェイスブックの使い方が、今一つよくわからず。かといって、これ以上広げる余裕もないので、仕方なくこのままでいこうと思っています。 昨日も、友人の長男から連絡があり、「うちの母もフェイスブック持ってるよ」とアドレスを教えてくれたのですが、見て…

広がり、深さ、高みを求めて

「人の書いたものを読んでいると、何も書けなくなる」とは、昔からよく聞くところです。物理的時間が減るから、ということもありますが、既に公表された知識や情報の後追いをしていては、自分のオリジナリティや新鮮さが失われる、という意味でもあります。…

現代の電子ツール

「読書メーター」がどうもうまく機能しないため、代わりに「ツィッター」を使うことにし、短い感想をつけています(参照:http://twitter.com/#!/itunalily65)。借りた本はほとんど、ノートにメモを残し、必要ならば部分複写を取っています。中には、どうし…

ローマ教皇に関する講演会

昨日は、前駐ヴァチカン大使の上野景文氏によるローマ教皇に関する講演会へ行きました。 葉書案内のタイトルには「ローマ法王」となっていましたが、そのことからも察せられるように、「特定の信仰に立つ者ではない」と公言される外交官としての40年間のご体…

人生はマラソンのごとく

しばらくブログをお休みしていました。少し時期外れだけれども、先週はバスに乗って、(アルバムによれば)幼少時に訪れたことになっている夫婦岩と伊勢神宮へ、日帰りで行ったりもしました。昨日はちょうど、現像された写真が届きました。 静かで青々とした…

草の根レベルでは

昨日、後藤文雄神父さまから金祝のお礼状が届きました(参照:2010年10月24日付「ユーリの部屋」)。50年も司祭を続けるとは、私の実人生以上の年月のため、想像もつきませんが、第二ヴァチカン公会議の大刷新を経て、教会のあり方が昨今は大きく変わり、ご…