ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『後世への最大遺物』の妙味

総選挙は、予想通り、少しおもしろい結果となりました。「少し」というのは、動向が不透明だからです。ただし、評判も印象も芳しくないなあと思っていた大臣経験者や大物政治家が、この度、次々と落選したのは、ようやく世論の裁きが力を得たといったところ…

いわさきちひろの美術館と本

今月中旬には、穂高へ一泊二日の小旅行へ出かけました。こういう休暇には、新幹線など使わず、とろとろと鈍行のJRを使って、途中下車したり、本を読んだり、居眠りしたり、おしゃべりしたり、と気儘に過ごすのが私流です。安曇野では、ホテルが上等で食事も…

CDの小話

昨日借りたCDには、ギドン・クレーメルによる含蓄に富む文章が添えられていました。 「未遂の試み 音楽は、語り手も演奏者も実際にはかなわない非常に多くの解釈をそれ自体に内包している。我々演奏家はこの「無限」の王国への案内人として活動しているに過…

生涯に何の益があったであろうか

もう9月に入ったのではないかと思われるほど涼しい日が続いています。私にとってはうれしい限り...。 実はこの時期、本来ならばドイツ旅行をしていたかもしれなかったのです。ルターゆかりの修道院にも宿泊させていただけるという貴重なお誘いでした。ところ…

大掃除と読書リストと

昨日、今日と、からりとした晴天をいいことに、家の窓ふき、カーテン洗い、そして部屋の大掃除をしました。残暑とはいえ、さすがにまだ夏なので、顔中汗まみれになって、何度も洗顔しながら、遠く近く聞こえてくるいろいろな蝉の鳴き声に励まされつつ、せっ…

パレスチナ問題について

「メムリ」(http://memri.jp)よりSpecial Dispatch Series No 2483 Aug/18/2009 パレスチナ難民に再定着の機会を与えよ―Al-Arabiya TV副局長の呼びかけ― ロンドン発行アラブ紙Al-HayatのコラムニストでAl-Arabiya TVの副局長シリヤン(Daoud Al-Shriyan)…

この夏の近況報告

ご無沙汰しております。今年の夏は、比較的涼しく、クーラーなしで過ごすことができます。私にとってはありがたいのですが、お米の出来具合が心配です。 また、地震や洪水が各地で発生し、これも環境汚染の影響なのか、と気になります。 終戦/敗戦記念日が過…

秋の学会発表(1)

キリスト教史学会から11月に開かれる研究大会での発表の受理通知をいただきました。マレー人とキリスト教の関わりについて、1930年代の極秘資料を中心とした植民地時代の状況を分析する予定です。 結局のところ、ムスリムが心配するような事例はほとんどあり…

「アンネの日記」を見終わって

英国版ドラマ化「アンネの日記」が昨夕で終わりました。その後、インターネットの英語版でいろいろと調べてみると、少女期に日本語の本で読んだだけではうかがいしれなかったような、複雑な背景が少しずつわかってきました。なぜ、危険を冒してでも隠れ家の…

アジアの貢献は自らへの挑戦

今日の朝日新聞夕刊に、すかっとするような興味深いコラムが掲載されていました。 「アジアの人権観」と題する「窓−論説委員室から」です。 今月初めに東京で開かれた第2回アジア国際法学会公開フォーラムで、「アジアの挑戦−多極化世界の法と価値」というテ…

「アンネの日記」のドラマ化

今日は久しぶりに、テレビでドラマ化された「アンネの日記」を見ました。よくもまあ、ここまでそっくりの俳優さん達を探し当てたものだ、あるいは化粧を施したものだ、とびっくりするぐらいでした。 大学3年の春休みに、オランダのロッテルダム近郊に住むペ…

コラソン・アキノさんのご逝去

コラソン・アキノさんのご逝去の報に際し、学生時代に文通していたフィリピンのペンパルのことを思い出しました。 「ピープルズ・パワー」の頃には、便箋4枚ぐらいにびっしりと英語で状況が綴られていました。切手はなぜか封筒の裏に何枚も重ねて貼る癖のあ…

子供を武力闘争に使うこと

「メムリ」(http://memri.jp)Special Dispatch Series No 2455 Jul/25/2009 テロ作戦に使われる子供達「さまざまな(テロ)組織が、アフガニスタンからパキスタン、そしてイラクからパレスチナに至る地域で、少年達(15歳未満の子供もいる)をリクルートし…