ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

マレー語の神の名をめぐる裁判(2)

というわけで、昨日のマレーシアでの『ヘラルド』裁判で、異教徒、特にクリスチャンが、マレー語のキリスト教文献で"Allah"の用語を使うことに反対していたマレー当局や一部ムスリムの強硬な態度は、ようやく公的な裁判によって覆された結果となりました。も…

マレー語の神の名をめぐる裁判(1)

いつの間にか、日本語版ブログでは、日誌風の生活記録もどき、英語版ブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2)では、研究テーマ関連のメディア・レポートの複写集成、という体裁になってしまいました。表現したいことはたくさんあるのですが、ネット上だ…

病院・図書室・実験音楽そして....

昨日は、忙しくも充実した一日でした。 まず、ちょっと早起きして、大学病院に行く主人に同伴。大雨だったので、バスと電車とタクシーを利用。普段通らない道を新たに知るところとなりました。 大学病院では、初めて主治医に面会。いつものことながら、こま…

伏見のキリシタン史跡めぐり (3)

さて、京都といえば、食べ物では豆腐料理と京野菜の浅漬けが有名でしょうか。浅漬けはともかく、お豆腐の方は機会がなくて、なかなか料亭まで行けないのが残念ですが。ちなみに、三俣先生から「左京が中心になって発展した京都」というお話が出て、「右京が…

伏見のキリシタン史跡めぐり (2)

昨日の続きです。 参加者について書き加えますと、京大名誉教授の水垣先生ご夫妻など、「先生」と呼ばれている方もいらっしゃいました。水垣夫人は、ベレー帽がよくお似合いの上品な方で、積極的にいろいろと質問も出されていました。かくありたいものですね…

伏見のキリシタン史跡めぐり (1)

故石井桃子先生の自叙伝風長編小説二冊を読み上げた後、どっと重い気分になった理由は、第一に、私がそこまで人生を物理的にも精神的にも生きていないからだろうと思います。“MOE”2009年3月号(第31号第3号)には、この本が80代に8年かけて執筆されたと書い…

軽佻浮薄の時代に

伏見とキリシタンのテーマは、伏見という土地柄もあり、真剣に考えれば考えるほど、やはり重たい問題です。日本史あるいは京都史または日本キリスト教史の貴重な一側面だとはいえ、だからこそ軽々しく扱えないなあ、と改めて思います。4時間たっぷり、車での…

今日一日の短い報告

今日の午後は、関西セミナーハウス主催/カトリック京都司教区・フランシスコの家協賛による、伏見とキリシタンという史的テーマで、ご講義と史跡巡りの4時間をたっぷりと楽しみました。例によって、メモを右手に左手にカメラを持って、講師の三俣俊二先生(…

快気祝い

昨夜は、ようやく抜糸の運びとなった主人が、快気祝いと称して、自分でチョコレートとフルーツを買い込んで、うれしそうに帰ってきました。 これでようやく、私もほっと一息、といったところです。本人が一番疲れたでしょうが、私の方も、予感が当たってしま…

リベラル派アラブ人の見解

「メムリ」(http://memri.jp)より Special Dispatch Series No 2239 Feb/18/2009 「アラブ・ムスリム世界は非ムスリムが加害者の時にしか人権侵害を非難しない―アラブリベラル派の意見―」 アラブ・ムスリム世界は、ガザにおけるイスラエルの行動に対して、…

インドネシア版「寛容性」

昨日は、絵を送ってくれたマレーシア華人の友人と、先日の会合で(参照:2009年2月14日・2月16日付「ユーリの部屋」)、インドネシア人の神学者と、マレーシアとの単純比較から「寛容さ」について議論になった旨、メールで話し合いました。基本的には、彼女…

しばし休憩 その2

このところ、20度という異常な暑さと冬らしい急激な寒さとの転換が激しい日々が続いています。いつの間にか、花粉症の季節になりました。木の芽時にはまだ早いかと思うのですが、すっかり改善して症状の出なくなった花粉症、さてさて、今年はどうなることで…

真のリーダーから学ぶ

昨日は、一日中ゆっくりし、家で片付けものに専念していました。家事の他、借りた本から付箋を外しつつ、ノートに要点をまとめていったり、出席した会合の復習をしたり、などです。(会合の感想はあえて書きません。繰り返しですが、改めて感じたのは、学際…

バレンタインの日に寄せて..

バレンタインの日。恒例のチョコレートを、昨夜のうちにテーブルの上にのせておきました。これも、なぜか前もって買っておき、見つからないように戸棚の中に隠しておいたのが、結果的に功奏したようです。 それにしても、長い一週間だったなあ....。本人はい…

平穏な日々を求めて

というわけで、おとといと昨日は大変でした。 こういう時には、たっぷり栄養とゆっくり休養をと思い、私も一緒にのんびりさせてもらいました。昨日は勤務先に近い病院へ二人で行き、しばらくはそこに通うことに。救急センターもその病院も、ドクターがやわら…

緊急事態発生!

予測していたことが、ついに起こってしまいました。だからこそ普段が大事であり、いざという時のために、前もって何事も早めに余裕を持って準備しておくべきだと改めて思いました。 「個人情報」ではありますが、ブログで公開していることでもあるので、書い…

ユダヤ教の叡智とヘブライの調べ

エレン・カッツ(著)母袋夏生・阿部望(訳)『ユダヤ人が教える正しい頭脳の鍛え方』("The Secret of the Jewish Mind")角川書店(2005年)は、大変おもしろい本でした(参照:2009年1月10日・1月30日付「ユーリの部屋」)。まだお読みになっていない方の…

もっと音楽と読書を

まさかとは思いますが、念のため。暇だから本を読んだり音楽を聴いているのではありません。時々、そういう勘違いをする人がいるので...。 時間は捻出するもの。お金と同じです。そうやって、初めて身につくものも多いと思います。 指揮者のズビン・メーター…

ガザ問題その後

「メムリ」(http://memri.jp)より Special Dispatch Series No 2219 Jan/31/2009 「ガザの勝利で道が開けた。占領者がパレスチナの地で敗北するまで戦う―ハマス幹部達の願望― 」政治局長マシァル(Khaled Mash'al)を初めとするハマス幹部達は、ガザで勝った…

雑感その2

今、首切りだとかで大企業も目を覆うばかりの報道が連日続いています。私の出身地の名古屋は、もともと堅実で地味な気風だけれども、経済は好調で元気がいい、と昨年後半まで言われていました。ところが、今朝の新聞によれば、とんでもない赤字数字が。うわ…

雑感その1

ジャック・ティボーやオイストラフの本は、懐愁ということばがぴったりするような気持ちで読みました(参照:2008年1月30日付「ユーリの部屋」)。 もっとも、ティボーは、彼の音程と似て、いささか甘い記述のような感じもなきにしもあらず。オイストラフも…

怒りを努力へと転換

また確定申告の時期が巡ってきました。昨夜、電卓をたたきながら書類を作成。最初は2日がかりだったものの、11年目ともなれば、2時間ぐらいあるとほぼ完成します。 それにしても、本当に高い税金を払わされているんだなあと、腹立たしくなってきます。公共の…

最近の読書メモから

風邪もかなり治り、行動が楽になってきました。ただし、健康診断の結果が戻ってきて、「要医師指導」と出ていました。多分、太り気味だということなのでしょう。明日、町内の医院に相談に行きます。昨年も行ったのですが、その時の数値は問題なく、お医者さ…

ブログについて一言

「時々は、自分の名前を検索して、どのウェブサイトに自分が引用されているかチェックしておいた方がいいよ」という友人の言を真に受けて、たまには調べています。その友人は、ネットもメールも非常に警戒していましたが、私に関しては、これまで特に悪意的…

早くも節分

風邪がしつこく一週間も続いているので、なかなか日課がこなせません。こういう時こそ、普段はできない読書に取り組まなければと思います。 昨日は、1月30日のブログでも書いたヴァイオリンに関する本5冊を借りてきました。中には、ちょっとどうかと思う記述…

再教育の必要性

今朝の朝日新聞朝刊には、京大総長と阪大総長の対談が大きく掲載されていました。そこからの抜粋引用です。 ・「最近の大学生はものごとを広く見ることができない」という声をよく聞きます。 ・専門知識はあっても、その領域を離れると常識や教養に欠けてい…