ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

濃厚な出会い

結局、ダニエル・パイプス先生の『中央公論』掲載のフォーリン・アフェアーズ邦訳論文を、米国のご自分のウェブに転載する件は(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120528)、めでたく1本、許可が下りたようです。よかったですね! 先生からも「よくできま…

イスラーム世界の反ユダヤ主義

『中央公論』は従来、中道リベラル路線だったのが、景気低迷もあって、経営立て直しのために、読売新聞の傘下に入ったところ、今では保守右派だとか。ただ、この路線というのも、結局は比較としての傾向を述べているのではないかと、私は思っています。 「中…

ヒトラーの『わが闘争』について

ツィッター(https://twitter.com/#!/ituna4011)からの転載です。 48m Lily2‏@ituna4011 『わが闘争(上)―民族主義的世界観』(角川文庫) アドルフ・ヒトラー (http://www.amazon.co.jp/dp/404322401X/ref=cm_sw_r_tw_dp_-tnWpb0NDPK0P)が今日、届いた。こ…

人道上の罪とは

昨晩、タイムリーだと思ったので、さっと目に止まった最新のパイプス先生(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120522)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120523)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120524)のコメントを、その場で訳しました。すぐ…

『マレー・ディレンマ』と反ユダヤ

今日はつい、ダニエル・パイプス先生のご著書二冊に読みふけってしまったついでに(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120522)、間接引用されていたマハティール元首相の『マレー・ディレンマ』のオリジナル版と邦訳版の両方から、出所を探すために、再読…

一つの時代の終焉

やっと、眼精疲労が和らぎ、今日は仕事が捗りました。 昨日の午前中、少しだけですが、本棚の整理が進んだおかげで、今日は気分爽快。訳文も3つ終わりました。自分の手元にある本の書評などは、非常に訳しやすいですし、勉強にもなります。パイプス先生、一…

複雑な人生の諸相をシンプルに

引き続き、毎度、ダニエル・パイプス先生の話題で恐縮ですが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120521)、どうかしばらくご勘弁ください。 自分のためというよりも、これほど派手に誤解された知識人は、ちょっと珍しいのではないかということと同時に、そ…

金環日食−世の不思議さ

今朝は、7時25分頃から10分間ぐらい、ベランダに出て、金環日食を眺めていました。 昨日、大阪梅田に行くと、「日食用メガネは売り切れました」と本屋さんの表示にあって、つい笑ってしまいました。今日の朝日新聞夕刊の写真では、大阪市内では大勢の人々が…

フランス語を始めて人生が豊かに

しばらく、ブログをお休みしていました。 パイプス先生の翻訳に関して、誰からもご指摘いただいたわけではないものの、自分でミスに気づいて、昨夜はなぜか徹夜までして、再提出に備えました。計13本プラス最新の1本を送ったところ、さすがはマメなパイプス…

タルムード的発想

昨日の続きです。 くどいようですが、ダニエル・パイプス先生に関して、なぜこの日本でも、一部の中東研究者やブロガーから非難があったのかを考察してみると、いろいろな理由が考えられはしますが、一つには、「平和の架け橋」の内実が、ほとんど正反対であ…

グロスマンの悲劇を踏まえた今

今日は5・15事件のあった日として銘記されます。犬養道子氏を思い出しますが、もう世代交代してしまって、「どうして批判されているんですか?」みたいな素朴な質問が、このブログのリンクで、ひっきりなしに続いた時期がありました。(それぐらい自分の頭で…

訳文の見直し作業

昨晩から今日一日、3月下旬と4月半ばに提出した訳文14本の見直しをしていたところ、見つかりました!全体の内容は問題ないとしても、構文把握がところどころ乱れていたり、小さな語釈の相違、表記のマイナーミスなどです。 先月には送り直すと宣言していたも…

消えたブログの文章

2012年5月10日付ツィッターの転載です。 (https://twitter.com/#!/ituna4011) 23h Lily2‏@ituna4011 今朝から4時間ぐらいかけて書いた日本語ブログが、消えてしまった!重要なテーマだと思い、かなり力を入れたのに、あっという間に削除....。理由は単純。…

永井荷風との再会に感謝

なかなか思ったように予定が進みません。 今日は、先週の国内小旅行の直前に徹夜で仕上げて提出した原稿(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120504)の初校が戻ってきました。今日の午後には、昨年9月の学会発表の初校をポストに入れたばかりだというのに…

シェイクスピアの作品

岩波文庫の中古版で『ヴェニスの商人』シェイクスピア(作)中野好夫(訳)赤204-3(1939/1973/2000年 第77刷)が昨日、届きました(“The Merchant of Venice”1596-97, William Shakespeare)。 シェイクスピアが今でも欧米知識人の教養だと、あるメーリング…

日本に関心を寄せる西洋学者

昨日は、五月連休の最終日ということで、体休めと同時に、たまった仕事を片付けようと意気込んでいたのですが、結局は、目の疲れもあってか、ブログ更新も翻訳もゼロで終わってしまいました。 体を休めるには、寝転んで本を読むのが、私にとっては一番。とい…

ダニエル・パイプス先生のこと

久しぶりに、ツィッターの転載です。 (https://twitter.com/#!/ituna4011)Lily2 @ituna4011 1m Lily2‏@ituna4011 "Vixi: Memoirs of a Non-Belonger" by Professor Richard Pipes (http://www.amazon.com/dp/0300109652/ref=cm_sw_r_tw_dp_VtnPpb0NTBF4R via…

イラン問題に関する緊急報告

しばらく、伊予の松山、宮島、広島へ小旅行に出ていました。初めての場所ばかりで、自分なりに多くの収穫がありましたが、まだなすべき課題がたくさん山積みです。出発前には、ほぼ徹夜で一本、原稿を仕上げて送信し、帰宅後は、二日に分けて計4冊の本が届き…