ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

長い冬眠から覚めて

明日から4月。年度初めでもあります。この辺りでも、山桜がうっすらと色づいてきました。 ところで、このブログを始めたのが2007年6月。その3ヶ月前には、イスラエル旅行を経験したのでした。今から考えても、当時の切羽詰まった状況の中から、(どうしても…

故タンターウィ−博士の見解

「メムリ」(http://memri.jp)から Special Dispatch Series No 2857 Mar/24/2010 「オバマ大統領のカイロ演説に対するアズハル・モスク前大導士の反応」 2010 年3月10日死亡した(カイロのイスラム教権威)アズハル・モスクの大導士ムハンマド・サイード・…

シンポ・鳩山会館・谷中霊園 (5)

東京一日鳩ツアーを自主決行してから早くも12日が経ってしまいました。当日はめいっぱいのスケジュールで充実していましたが、時間がたつと(そんなこともあったなあ)という懐かしい感触。今日で、このシリーズも最終回です。 シンポジウムは、結局のところ…

番外編: 副大臣の報告会 

昨日は、ご近所で現職某副大臣の報告を聞いてきました。私の住む地域が選挙区で、地盤や世襲や資金拠出団体とは無関係に、どちらかと言えば個人の知名度で国会議員になり、過去、国会発言でも不祥事でも、何かとマスコミで有名になった方です。 他に適当な候…

シンポ・鳩山会館・谷中霊園 (4)

ハインリッヒ・クーデンホーフ・カレルギー伯爵(1859-1906)と結婚して7人の子を産み育てた青山みつ(クーデンホーフ光子)(1874-1941)による口述筆記『クーデンホーフ光子の手記』を読みました(シュミット村木眞寿美(編訳)河出書房新社(1998))。 …

シンポ・鳩山会館・谷中霊園 (3)

こういう調べ物は、全く趣味の範疇ではありますが、さまざまな面で何かと役に立つこともまた確かです。例えば、現政権の動向およびその背景を知る上でも、一つとっかかりがなければ、ただ与えられる情報に対して、そのまま子どものように反応するだけに終わ…

シンポ・鳩山会館・谷中霊園 (2)

唐突ながら、昨日から『国をつくるという仕事』英知出版(2009年4月)を読んでいます。西水美恵子さんという、経済学がご専門の才媛なのですが、プリンストン大学から世界銀行に「転職」し、開発経済についてフィールド・ワークを行いながら、考察を重ねた経…

シンポ・鳩山会館・谷中霊園 (1)

会合に出る度に感じるのは、多少無理してでも、敷居が高く感じられても、できる限りレベルの高い、雰囲気のよいところに出て行かなければならない、ということです。後日、二つの講演会の感想を書こうと思いますが、いずれも不満の残るものでした。(誰から…

得難い経験  その3

昨日の「古代カルタゴとローマ展」は、ロマンと想像力をかき立てられるテーマのために、展示として眺めるだけでも明るくて楽しいのですが、ともかく、全体として文化程度が高くて、さまざまな点で刺激されることが多く、見に行ったかいがあったと思います。 …

古代カルタゴとローマ展など

今日は、近くの図書館でいただいた割引チケットで、京都文化博物館の「古代カルタゴとローマ展」を見てきました。モザイク壁画や緻密なアクセサリーや墓石の飾りなど、古代地中海文明の一つとして学ぶところ多く、なかなか興味深い展示でした。 以前、同じ会…

得難い経験  その2

おととい書いたヒントの答えは、まだ未整理で、ブログ公開できるに至っておりません。ただし、「ヒントその2」として、以下にジャーナルの一部を引用させていただきます。(ユーリ) 2009-12-18 「東アジア地域協力の現況」中西寛(京都大学教授) (http:/…

得難い経験  その1

昨日は、早朝の新幹線に乗って上京し、一日かけて得難い経験をさせていただきました。ヒントは下記の赤字にあります。詳細は、近いうちに書く予定です。(ユーリ)『朝日新聞』(http://www.asahi.com) 「外国人参政権の提出、厳しい環境」17日の鳩山首相…

マレーシアの象徴の由来

以下は、例によって2003年7月20日からしばらく、いずれ担当する授業で使えるかもしれないとふと思い、メモ風に書き付けておいたものです。当時は、今よりネット情報も少なく、この程度の情報でも、自分なりに貴重だと思っていました。参考文献は、2010年3月9…

マレーシア断章:キリスト教改宗

以下は、数年前に書きかけて放置してあった未完成メモです。組織立ったインタビューではなく、カジュアルな会話の中から導き出された話ですが、研究論文には引用できなくとも、れっきとした実体験に基づく貴重なデータだと思っております。(ユーリ)「キリ…

いわゆる「スカーフ問題」に思う

以下は、数年前に書きかけて、まとまらないまま放置してあった拙稿です。従って、結論部分は「尻切れトンボ」風であることをご了承ください。(ユーリ)(仮題)―マレーシアのムスリマ達―いわゆる「スカーフ問題」に思う マスコミや一部の日本人研究者が、フ…

アラブのキリスト教とマレーシア

以下は、2003年に書きかけて、結論に至らないまま放置してあった下書き原稿です。(ユーリ)「アラブのキリスト教とマレーシアのクリスチャン ――ムスリムとの共存過程における比較――」 (2003.4.2.− 未完原稿) これは、マレーシアのキリスト教会におけるマレ…

非ムスリムの無関心

7年前に書いたまま放置してあった文章の続きです。(ユーリ) 派遣前の一ヶ月間、母校名古屋大学のキャンパスにいたマレーシア留学生(華人)から、即席のマレー語会話訓練を受けた。『マレー・ジレンマ』『マレーシアの社会と文化』など、当時入手できる限…

マレー語 宗教文化の視点から

以下の文章は、2003年5月23日に書いたまま放置してあったものです。(ユーリ) 先頃、名古屋で催された記念行事に出席する機会があった。70代の仏教系の研究者が中心となった会合である。そこで話題にのぼったのが、現在の大学改革に対する痛烈な批判であり…

ちょっとひと休み

3月6日の学会(と言っても小規模)、何とか無事に終了しました。お集まりいただいた先生方、どうもありがとうございました。 今回は三度目の会場で、しかも大阪は梅田という慣れた近距離のために、重い荷物を持って出かける緊張感は半減でした。 しかし、主…

蓋を開けてみれば

昨日の補足です。 何事もスピードの時代ですが、時間が経てば、事の当否が徐々に明らかになってきます。 主人も、邪険に扱われているのかと思いきや、結局のところ、かなり上の立場の方が、「○○さん(注:私の夫)の言うことをよく聞いて」と、若い人達に注…

おひとりさまの老後の実態は?

もうすぐ学会発表なのですが、夫の異常勤務の名残で(参照:2010年2月22日・2月26日付「ユーリの部屋」)、しばらく準備や日課の勉強からは離れ、片付けものをしたり、のんびり他の本を読んだりして気分転換を図っています。 昨晩は、これまで集めてきたマレ…

パキスタン建国の父のムウミン論

「メムリ」(http://memri.jp) 緊急報告シリーズ Special Dispatch Series No 2806 Feb/26/2010 「パキスタン建国の父イクバールのムウミン(イスラム信仰者)論」 ムハンマド・イクバール(1877−1938)は南アジアの最も傑出した詩人だった。ほとんどの作品…

人の夫を粗末に扱わないで!

今日から3月。早いものです。 三日間、ゆっくりと家で休養をとって、じっくり主人と二人で話し合いました。仕事のこと、何の為に仕事をするのかということ、私達はこれからどうするのか、など。 主人は、「ユーリにもっといい暮らしをさせたくて、つい、仕事…