ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

主婦が研究・勉強を続けるとは

国内であれ国外であれ、外泊前の一週間ほどは、何かとバタバタ緊張感が高まります。この一種高揚した気分というのは、平凡な日常にスパイスを与える点で大切なものだと思います。そうはいっても、音楽のように、人生には緩急のリズムが必要ですね。帰って来…

ミーチャ@DSCH(5)

ミャンマー情勢が懸念されます。ミャンマー(ビルマ)からの留学生とは、院生時代に少しご縁があり、名古屋の友好協会に顔を出したり、チューターとしてお世話させていただいたり、日本語教育の関係で何人かの留学生と知り合ったりしました。そのうちの一人…

サバ神学院から本が届きました

昨日は、サバ神学院から、また本が一冊届きました。これは、1998年出版のマレー語と英語の二言語で書かれたキリスト教神学論文集で、特に社会面に重点が置かれた考察です。実は、2000年11月に、マレーシアからシンガポール聖書協会を訪問した私の…

中間休みと今後の計画

今、ミネソタ管弦楽団とヴィクトリア・ムローバによるシベリウス作曲ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47をFMラジオで聴きながら、書いています。この曲は、北欧の自然の美しい雄大さとのびやかさが感じられ、私のお気に入りの一つです。ムロ−バのCDは、十年ぐら…

イスラーム圏内の改宗問題(2)

先日の「ユーリの部屋」(2007年9月24日)に引き続き、昨日マレーシアから届いたばかりのカトリック・ヘラルド週刊新聞の論考記事より、イスラームとキリスト教の宣教と改宗問題について、少し考えてみたいと思います。毎度のことながら、英語版はてなブログ…

ドビュッシーのピアノ曲

昨日も、用事がてら、主人と外食のためにお出かけしました。多少時間が余ったので、お店に立ち寄り、ついまたCDを買ってしまいました。カラヤン指揮ベルリン・フィル、ツィアーマンのピアノで、シューマンとグリーグのピアノ協奏曲(イ短調)です。どちらも…

イスラーム圏内の改宗問題(1)

英語版はてなブログ日記‘Lily’s Room’(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2)には、マレーシアのカトリック週刊新聞“Herald”の最新号(2007年9月16日付 Vol.14, No.36)のp.10-11に大きく掲載されていた、エジプトの宗教事情の記事を筆写入力しておきました。…

ミーチャ@DSCH(4)

インターネット上の‘You Tube’という無料のサイトで、クラシック音楽の貴重な映像が家庭で見られるのは、とても幸いなことです。著作権上は違法ではないものの、最近はなかなか難しい問題がありそうですが。もちろん、私の場合、ショスタコーヴィチの音楽や…

ミーチャはひと休み

先程、9月18日に注文しておいたヤッシャ・ハイフェッツの『ラスト・リサイタル』(1972年)CD2枚が届きました。うわあぃ!うれしいな、ということで、早速聴いてみることに....。枯淡の域というのか、若い女性ヴァイオリニストの前向きな勢いとは違った、経…

ミーチャ@DSCH(3)

ショスタコーヴィチと言えば、庄司紗矢香さんがまだ19歳でドイツにいた頃、NHK教育テレビのインタビューに答えて、とても興味深いことをおっしゃっていました。当時、若村麻由美さんだったか着物のよく似合う女優さんが、どういうわけかちょっと場違いにも長…

ミーチャ@DSCH(2)

閑話休題。「研究」といっても、どういう立場から何の目的でショスタコーヴィチを研究するのかにもよるので、先日書いた偽書論争の‘理由づけ’は、私には何とも言えません(「ユーリの部屋」2007年9月9日付)。ただ、一級の研究資料としてではなく、単なる読…

ミーチャ@DSCH(1)

昨日は、今年3月にイスラエル旅行でご一緒した女性から、記念誌に掲載された拙文に関して、ご丁寧なお葉書を頂戴しました。私共の世代だと、自己中心のせいもあり、忙しくて時間がないのか、他の人の書いた文章に対してコメントを寄せるという習慣が何とな…

研究発表のこと 本のこと

ここ数日の間に届いた書籍は、次の通りです。 ・『国際聖書フォーラム2007講義録』日本聖書協会(編) 2007年 ・藤原藤男(編著) 『藤森豪勇と南洋開拓伝道』キリスト新聞社 1977年 わ!「ユーリの部屋」で、何度か「国際聖書フォーラムについ…

キリスト教史学会の発表

疲れもとれ、たまった家事や片づけもメドがついたところで、早速、先日のキリスト教史学会の研究大会について、感想を少し書いてみようと思います。まずは、「とても楽しく気分良く過ごせました。どうもありがとうございました」というものです。新参者です…

メガネの話

先日、久しぶりに美容院に行ったら、担当の若いお兄さんから「メガネかけてる人に昔あこがれていたことがあったんですけど、そう言ったら、すごく怒られたんです」と話しかけられました。「そうねぇ、おしゃれでかけているならいいけれど、見えなくてかけて…

ただ今帰りました!

お休みをいただいていた「ユーリの部屋」、明日から再開いたします。 二泊三日の多摩滞在、楽しかったです。キリスト教史学会も、シンプルで上品な会場で、ほんわかとした温かい雰囲気のうちに恙なく進行し、初めてなのにちっとも緊張しませんでした。さすが…

日本の首相とマレーシア

首相官邸 安倍内閣メールマガジン 第45号 2007.9.6 配信より[こんにちは、安倍晋三です] ● 仕事の秋 こんにちは、安倍晋三です。9月になり、少しだけ朝晩すごしやすくなるとともに、鈴虫やコオロギなどの虫の音が聞こえ始めています。いよいよ「…

メイド考

2007年9月11日付『朝日新聞』朝刊には、マレーシアで昨今問題になっているメイドに関する虐待行為が、大きな記事(「犯罪:家政婦虐待−成長おごり 出稼ぎ標的」)になって掲載されていました。これは、出勤前の主人が見つけてくれたものです。東南アジアでは…

大エルミタージュ美術館展

昨日「ユーリの部屋」に書いた「音楽レッスンの思い出」は、こちらの想像以上に反響が大きかったようで、たくさんの方に閲覧していただいた模様です。ちょっと批判的というのか、昔の先生方の悪口を書いてしまったので、自分としても心苦しいのですが、今の…

音楽レッスンの思い出

「そりゃ、よくない先生についていたんだよ。先生自身が知らないから、そう言っただけなんだよ」幼稚園から大学院1年まで通っていた音楽学校の先生達の話をすると、決まって主人がそう言います。今だからこそ私も同意しますが、当時は、「クラシック音楽」…

重陽の節句 その他

今日は「重陽の節句」です。お茶を習っていた頃、おじいさん先生が「私にはもう、重陽の日はこれが最後かもしれないのだ。一期一会、この精神で生きていかなければならない」とお稽古の前に話されていたことを思い出します。茶道ノートに、その日に学んだこ…

チャイコフスキー・コンクール

やぶからぼうに、突然の話題で申し訳ありません。今日は、チャイコフスキー記念国際コンクールについて雑感めいたものを短く書かせてください。 1958年から4年おきにモスクワで開催される、世界でも権威ある国際音楽コンクールの一つに数えられるものだ…

不思議な虹・つまらない出版物....

昨日の夕方6時20分には、今まで見たこともないような大きな虹が、頭上で半円を描いていました。まるで、無事に生き残ったノアの箱船が祝福されているかのような虹でした。(参考:創世記9章12節-16節)あ、と思い、メモ用紙を取り出して鉛筆で感じたまま言葉…

大学病院でのこと

実は、主人と一緒に朝7時に家を出て、二人でO大学附属病院に行ってきました。昨日は主人は定期診察の日に当たっていましたので、私もそこで弾みをつけて同行したのです。「弾みをつけて」って??いえ、付き添いじゃありません。今度は、私が別の科で診てい…

「ユーリの部屋」の書き方

英語版はてな日記‘Lily’s Room’を見たマレーシア人の友人から、「心はマレーシアにあるんだね」とメールで書かれてしまいました。彼は日本語が読めないので、仕方がないですね。英語版は、どちらかと言えば、専門家と一般人の間を読者に想定した「マレーシア…

マレーシアとキリスト教

昨日は、オーストラリアから文献が一冊届きました。スシロ先生が送ってくださったもので、インドネシア聖書協会(Lembaga Alkitab Indonesia)出版のジャーナル“Forum Biblika”の1998年版バックナンバーです。内容は、聖書翻訳の技術面や聖書関連文献の書評な…

家庭料理 私の一工夫

主婦らしく、今日は少し料理の話を書いてみましょう。 たいした腕前でもありませんし、それほど料理好きなわけでもありませんが、必要になれば、持ち寄りパーティーや人を招いて手料理でもてなすことぐらいは、独身時代にしていました。結婚前には、1年半ほ…

住めば都?

私の住んでいる町は、歴史や文学の本にも出てくるような縁ある場所が多いところです。とはいえ、実際に訪れてみると、やや寂れたような鄙びた感じがするのが、観光誘致不足というのか、宣伝力不足というのか、谷崎潤一郎の『蘆刈』にも、「この辺のことだか…

昨日の過ごし方 その1

今日から早いもので9月に入ります。子ども達は、夏休みがとうとう終わってしまい、新学期を迎えますね。受験生なら、夏休みも新学期も境界線のない生活かもしれません。私はと言えば…外の仕事がなければ、「毎日が日曜日」じゃありませんけれども、自己管理…