ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

三浦光世氏のご逝去の報

今日の夕刊で、三浦光世氏が90歳で逝去されたとの報に接した。 いつかはこの日が来るのではないかと思い、機を逃さず、8年前に向日町教会の講演会に出席して、ご著書にサインをいただいたことは、今振り返っても貴重な経験だった(http://d.hatena.ne.jp/it…

直言にひれ伏すべし

以下の『産経』からのご叱責、全く同感の至り(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141019)。 客観的に考えてみれば、私の世代までは受験競争も厳しく、まだ大学が大学らしき名残を漂わせていた最後の時期だった。だが、1997年頃には、誰の目にも学力低下が…

「変人」部類に威圧された経歴

以下の考察、日本向けの論としては、よく書かれているのでは?ただし、必ずしも新奇なものではない。 個人的に、私にとってありがたかったのは、「改宗者」が変人部類だという明言。実は、その「変人」さんに威圧されてきたのが、私の長い経歴だったと言える…

記録のために

今聴き終わったばかりの演奏を、記録のために転写。 NHK-FMラジオ(http://cgi4.nhk.or.jp) − PMFガラコンサート 2014 − 「“キャンディード”序曲」バーンスタイン作曲 (管弦楽)PMFオーケストラ(管弦楽)PMFアメリカ(指揮)佐渡裕(6分0…

美名の下に劣化が進む

加瀬英明氏(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090411)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130331)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131215)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140220)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140513)(http://…

全て相働きて益となれり?

パイプス親子先生とお仲間学者の膨大な著書のおかげで(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140306)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140605)、この時期、知的枠組みの理解としても、精神的支柱としても、心理的バランスの上でも、どれほど助けられて…

‘Russia Today’から学ぶ

(http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-217.html)(ユーリ後注:2015年6月初旬より、アドレスを移行された(http://ikeuchisatoshi.com/i-1217/)) ・ロシアのメディアRussia Today=RTの報道 ロシアの国策メディアは常に欧米のメディアが言っているこ…

サバイバルのために

1.基本的な態度として (http://www.bllackz.com/2014/10/82.html#OtJU5YA.twitter_tweet_count_m) 読書そのものが現代社会を生き抜くサバイバル 世界で最も読書量が多い民族はユダヤ人と言われているが、ユダヤ人は子供の頃から聖書やタルムードと言った古…

日本政策研究センターの発信

日本政策研究センター(http://www.seisaku-center.net/node/794) 2014/10/01 伊藤哲夫〈『明日への選択』平成26年10月号〉 ・先日十五日に産経新聞に掲載された佐伯啓思氏の指摘:朝日新聞とは、占領軍がかつて日本に強制した戦後民主主義の価値観を体現し…

前途多難な日本の予感(2)

若い頃、外国人留学生に日本語を教えたり、海外でも日本語を教える仕事に従事していた。外国語を複数勉強してみて、実際に使える言語もある。 もし何も考えていなければ、今でもその筋で仕事を続けていたかもしれない。 でも、経験してみたからこそ、次第に…

前途多難な日本の予感(1)

今年で、ノーベル賞受賞者が母校から6人出た。今年4月、ニューヨーク市のペンシルヴェニア倶楽部にお招きいただいた時(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140508)、ノーベル賞受賞者の顔写真がずらりと壁に貼ってあった(http://d.hatena.ne.jp/itunalily…

敵に囲まれている小国

イラン・ラジオニュースの日本語版には、こんなニュースが掲載されていた。 (http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/46647) 2014/07/14(月曜) 21:08 「滋賀知事選挙、自民党推薦候補が敗北」 滋賀県の知事選挙で、自民党が推薦する候補が敗れまし…

単純な頭をつくる新聞

朝、ラジオからシンフォニーが流れてきて、(何だか元気のいい演奏だわ)と思っていたら、案の定、フィラデルフィア管弦楽団だったことが後でわかった(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080525)。フィラデルフィア在住のパイプス先生も(http://www.dani…

考え続ける姿勢を

カタルシス。三日連続で、封印していた抑圧経験を表に出したことで(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141010)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141011)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141012)、自分の立場が明確になり、ささやかながら自信…

事の終わり

東大イスラム学科「後輩」の池内恵氏は、同志社神学部とN氏について、次のように総括する(https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi?fref=nf)。 「彼が文章で明確にしている原理主義的な真意を読み取れずに、「中田先生は過激派を批判してくれる本当のイ…

事の続き

昨日(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141010)の続きを。初回の私の保護観察付き授業の後、誘われて一時間ほどだったかサシで話をした。最初から私は、1990年代初頭からマレーシアのイスラーム復興を現地で肌身で経験してきたので、後々問題にならない…

事の始め

正確には、2003年7月に同志社大学神学部で面接を受けたことがきっかけだった(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141008)。もちろん、私からの志願ではない。呼ばれたのだった。お名前は、当然のことながら、その前から存じ上げていた。拙稿が並べて掲載さ…

ドイツ語による日本描写

気分転換として、随分前にワードに写しておいたドイツ語文章を。 Christentum in Japan Unter Leitung der Jesuiten bildete sich in Japan ein glänzendes Kirchenwesen, und strebte schon nach der Herrschaft, als durch die Sittenlosigkeit der Europä…

形から整える前に良き思想を

昨日は、秋晴れだったので、長らく気になっていた洋間を一部、掃除をして片付けた。このところずっと、連続のパイプス訳文と中東情勢を追いかけつつ、自分のテーマをどうするかで物理的にも時間的にも大変だったので、文字通り放置状態だったのだ。 一気に片…

E・サイード 対 パイプス父子

昨日、ひょんなきっかけでエドワード・サイードの『イスラム報道』(みすずライブラリー)(1996/2001年)を読み直した(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091110)。 これで四度目ほど。中に、リチャード・パイプス教授が批判的に登場する(p.17)。改め…

ユダヤ暦と聖書解釈

英語ブログから、ユダヤ新年(Rosh Hashanah)と大贖罪日(Yom Kippur)に言及したものの一覧表を。1.Rosh Hashanah http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20071230 http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20120711 http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20130625 ht…

ヨム・キプールに『ヨナ書』を

今日明日はYom Kippur(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20081007)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090404)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120916)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120922)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120929…

急激な人口移動から学ぶこと

アメリカの移民研究センターが発表した最新データを見た(http://cis.org/immigrant-population-record-2013)。 ・2010年から2013年までの移民の送り出しの増加地域は、南アジア(37万3000人で16パーセント増加)、東アジア(36万5000人で5パーセント増加)…