ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

職務能力と左翼の影響

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2026年9月17日投稿

伊丹市市役所の会計に関わる女性職員の態度の悪さと職務能力の低さは、どうにかならないか?

昨年より繰り返し金額の不備があり、こちらが指摘すると、逆ギレ。私が怒っているのは、金額の多寡ではなく、不正確で雑な仕事ぶりだ。

私は申告書を毎年書いて、コピーをとって郵送している。コピーはファイルに綴じ込んである。なのに、私の申告漏れで、今年から納付額が急増したと、こちらのせいにした。

また、税務署から私に収入があったと通知されたから、引き上げたのだ、と嘘を言った。その収入とは、なんと一年に4000円だけの防衛モニター謝礼を指していた!

3ヶ月後の一昨日に届いた更新書は、銀行引き落とし金額と違っていた。要するに、銀行口座から余計に引き落とされていたのだ。

あなたの上司を出しなさい、と言うと、私が上司です、とヌケヌケとのたまった。

自分達のミスなのに、必ず私のせいにする。時間を返しなさい!

髙橋洋一氏が、民間企業で採用されず、能力の低い小鳥脳人が、公務員やマスコミや文系大学に就職するのだ、と動画でおっしゃっていたが、確かにそうだな、と最近では思うところだ。

選ばれる街、暮らしやすい街、伊丹市、と喧伝されているが、私には市の職員や学芸員の職務態度から、引越したくなることが何度もある。

2026年9月18日投稿

私は高市首相のやり方、結構好きだ。

以前も書いたが、御主人の介護、家事、そしてご自分の持病の養生を考えたら、仕事が終わってさっさと帰るのは、理にかなっている。本の執筆も、家でパソコンを活用してコツコツ書き溜めた、と仰っていた。大量の会議資料も、じっくり読んでコメントを余白に書いて、ファイリングする時間が必要だ。

女性の場合は、お化粧にアクセサリーにフォーマルな洋服等、ありとあらゆるものを準備しておかないといけない。

飲み会で何となく人脈を作ったつもりになって、借りも作りながら、自分のポストを獲得しようとするより、実力と専門性と情熱一本および事前アンケートと実績で評価。これは、客観的でもあり、証拠としても有力。

学会でも、大学の職を得るのに有利に取り計らってもらおうとして、懇親会で物欲しそうにあちこち名刺を配っているみっともないケースがある。

そんなことを想起した。

2026年9月18日投稿

《東大の教授で、学会でもポストがある人が、あんな左翼である。》

《大学、メディア、国際機関のポストは左派が握っている。》

《大学が左派ならシンクタンクを作ることである。》

⇦ 大学に左翼教授およびその弟子筋がどれほど多数存在しているか、この夏からブログ記事の草稿を考えていた。

国会図書館から3冊部分コピーし、手元に古い本が4冊ある。

学会や母校で面識のあった教授も複数、リスト化されていた。

但し、私自身の指導教授は含まれていない、念のため。

(転載終)

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職務能力と左翼および新左翼そして亜流の左派リベラルについて、直接的な影響はないという見方があるかもしれないが、私見では、充分考えられる。つまり、パウロじゃないが、後ろのものを忘れ、前だけを一心に見つめて世の中を変えて行こうとする心性こそが、過去に対する敬意を喪失し、現状を都合よくないがしろにする態度に繋がるからだ。また、自分を顧みることをせずに、すぐ他人のせいにしたり、居丈高な法的措置に訴えたり、あるいは安易に法的保護を求めたりする甘ったれ根性は、右翼よりも左派に目立つからだ。

以下に、参考となった文献リストを。

「全貌」編集部(編)『進歩的文化人:学者先生戦前戦後言質集全貌社1957年3月

思想運動研究所(編)『1970年の進歩的文化人全貌社1968年3月

思想運動研究所(編)『大学はこうして破壊される:アカハタ教授150人の群像全貌社1969年3月

思想運動研究所(編)『大学左翼教授名鑑:2000名の先生と紛争と派閥全貌社1969年5月

思想運動研究所(編)『大学教授紳士録 左翼篇:全国244大学・学部別総点検』(1984年2月

思想運動研究所(編)『全国大学別左翼系教授総監:全国264大学・学部別総点検』(1988年9月

志垣民郎(著)岸俊光(編)『内閣調査室秘録:戦後思想を動かした男文春新書12262019年7月

(リスト終)

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米国のイスラム研究者であるダニエル・パイプス博士(https://itunalily.hatenablog.com/archive/category/ダニエル・J・パイプス)が2002年に開始したとされる「キャンパス・ウォッチ」(https://www.meforum.org/campus-watch)(https://www.danielpipes.org/search.php?q="Campus+Watch”)は、私が邦訳作業を始める直前まで、日本人中東研究者の著述や日本語版ホームページに、散々悪口が書かれていた。

当初は、米国の中東研究者を中心とした批判的リストアップだったが、今では米国の大学全体に視野を広げて「監視」(ウォッチ)し、ウェブサイト上で公表している。いわゆる「東方学者」と呼ばれていた世代が世を去った頃から、中東研究の質が著しく下がったと言われている。

しかし、実を言えば、内調(内閣調査室)が1952年に内閣総理大臣官房調査室として設立されて以来、上記リストからもうかがえるように、日本の方が遥かに先行していたと言える。

拙ブログ上の「キャンパス・ウォッチ」記述は、以下の通り。

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20120113

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20120505

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20120710

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20120812

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20121012

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20121117

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20130516

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20130625

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20130920

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20140908

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20141016

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20160716

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20160803

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20170401

(以 上)

 

 

 

 

防衛と城郭

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2026年9月15日投稿

防衛モニター初日に姫路駐屯地の史料館にて。

今は定年退官された広報陸曹さんが案内前に撮影してくださいました。

2026年6月13日投稿

私もよく人工知能と喧嘩している。

相談というよりは、自分の経験に基づく範囲内でしか書いていないのに、勝手に話を広げて、ありもしないことを助言してくる。確かに、うっとおしいぐらい寄り添ってくるし、上から目線。大切な進路の話でも、

「はい、今からやることは...........」

「今月中に、ここまですぐやる」

等と勝手に指示してくる。

決めるのは私。余計なお世話だ。

また、ありもしない話をふっかけることもある。

「そんな話、聞いたこともない」と返答すると、途端に、

「すみません。嘘でした。ハルシネーションです。」

と、白々しい。

防衛に人工知能を使うそうだが、まだまだまだ危なくて、信用できない。

2026年2月10日投稿

最近の片山さつき大臣や小泉Jr.防衛大臣の記者会見は、小気味よくて大変すっきり。「丁寧な説明」等と遠慮しなくなったのは、時間節約と理解向上にとって、とてもいいことだ。

この女性記者(日本テレビ)は、これまで何を考えてきたのか?

総選挙の意味は、国民の信任を問うということだ。

有権者を馬鹿にすんな!

幼稚園からやり直し。

2025年12月4日投稿

この話、なつかしい!

そうですよ。短大の方が四年制大学よりも入試が難しかったんです。

短大を出て、2,3年お勤めして、その間にお見合いか職場結婚をした方が、いい人生が送れるということでした。

平成の中頃から、我も彼も「院に行きます」という若い女性が増えて、おかしな風潮になりました。

ちなみに私の場合は........。両親が四年制大学を出ていて、両系の叔母達も大卒。一人の叔母は医学博士(生化学専攻)でした。なので、自然に進学しましたが、短大の子の方が眩しく見えたものです。

また、院に進学したのは、学部時代の指導教授(尾張藩士のご子孫)の勧めによるものでした。(先生は今も百寿を超えて御健在です!)

高校の同窓会に出ると、「就職できなかったから院に」という話を先輩がしていて、「ち・が・い・ま・す!」

高市早苗氏のご立派なのは、高校からアルバイトで学費を準備されていたことです。私の高校はバイト禁止。そんな暇もありませんでした。

但し、税金で教育を受けさせていただいたのだから、常に公の意識で社会貢献しなければならない、という意識だけは持続していました。今もそのつもりで、防衛モニター、頑張っていますよ!

2025年7月12日投稿

名古屋城のそばの病院で生まれ、名古屋城を眺めながら育ちました!

姫路城と名古屋城は運よく解体を免れました。

昨年から防衛モニターとして姫路駐屯地に通うようになり、姫路レンジャーが毎年暮れにお掃除されている姫路城を訪れ、『姫路市史』を読みながら、御縁を感じた次第です。

(転載終)

高校の後輩

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2026年9月16日投稿

お友達。

2026年9月15日投稿

高校の後輩が、小泉進次郎防衛大臣とご一緒に。

小泉大臣とは友達だ、と夏の同窓会で言っていました。

2026年9月15日投稿

繰り返しますが、高校の後輩です。

今夏の同窓会で、2年間、防衛モニターを務めたこと、小泉ジュニア大臣が伊丹で大変に人気が高いこと、どうぞよろしくお伝えください、と申しました。

2026年4月14日投稿

高校の後輩が、片山さつき大臣とご一緒!

凄い時代になりましたねぇ。

夏の同窓会が楽しみ!

2026年4月2日投稿

繰り返しますが、私の高校の後輩です!

2026年2月9日投稿

高校の後輩です。いつも元気に頑張っていらっしゃいますね?

この度はおめでとう御座いました。

こういう後輩が出ていると、我ながら母校も満更ではないか、と思います。

2026年1月19日投稿

高校の後輩です。いつも頑張っていらっしゃいますね。

同窓会の会長さんでもあります。長らくお世話になっております。

同じ教科書、同じ先生方から教わって、こういう花が咲き誇っているんですね!

2026年1月8日投稿

高校の後輩です。

頑張っていますね!私も負けないように頑張ります。

2026年1月5日投稿

高校の後輩、頑張っています。

2025年11月26日投稿

高校の後輩です。何だか楽しそう!

2025年11月20日投稿

高校の後輩です。

でも、何だか私の先輩に見えますね?

(転載終)

責任ある放送大学での学びを

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2026年9月16日投稿

本日付で、またもや放送大学の今年の前期のオンライン授業で、不正行為が2名認定されたとの通知有。どうやら、講義内容の掲載、剽窃をしたことが理由らしい。

剽窃した学生は、「2026 年度第 1 学期のすべての授業科目の通信指導提出及び単位認定試験の受験の無効並びにそれらの授業科目の再試験を認めない」「成績評価を行わない」並びに「学習成果の認定を行わない」という厳しい措置が下された。

以前よりも厳しくなったのか、それとも、気の緩みが蔓延しているのか?

通信制大学とはいえ、一応は国から相当の税金が投入されている機関だ。納税者への責任感が不足している。

(以 上)

2026年4月6日投稿

外国語学習でコミュニカティブ・アプローチが流行し始めたのは、私が二十代前半期の1980年代。会話重視、発信型の外国語学習というわけだ。

ところが、最近になって、NHKフランス語講座や放送大学の英語科目では、講師の専門分野がラテン語やギリシャ語の古典文学だったり、「文法・読解の学習が文化発信につながる」として、明治から戦前までの「上質の英語で高度な日本文化発信をしていた」教材を使うようになったりしている。

良い傾向だ!

2026年4月2日投稿

このような番組がいい!放送大学のフランス語ⅠとⅡは、丁寧な解説だったが、読解文の力は全くつかなかった。いくらオールAでも、これでは意気消沈。

2026年1月18日投稿

英語・ドイツ語・フランス語の問題と解答をPDF化してフォルダーに保存した。時間が出来たら、やってみよう。

放送大学の外国語科目について、教材はいい。だが、通信指導(中間試験)や単位認定試験は、出題が簡単過ぎて、これでは実力を反映できない。特に、スペイン語やドイツ語はお粗末そのもの。(ドイツ語Ⅰなんか、ものの2分で全問回答、全問正解という....。ドイツ語Ⅱもその延長線上にあった。スペイン語に至っては、印刷教材に間違いも多く、質問を出しても、回答が非常に遅かった!ふざけ過ぎ。)

家庭の事情などで大学に進学できなかった人達が、「放送大学で勉強できる」と喜んでいる姿を見て、内心、悲喜こもごもなのは、こういう実態があるからだ。

勿論、私はアンケート調査ではっきりと意見を表明した。1980年代の我々の時代の方が、大学教養科目の外国語試験は、全てが記述式。主に読解と訳文そして作文だったので、もっと難しかったはず。

さて、ざっと見た限りでは、英語の出題は私の世代と様変わり。また、フランス語は放送大学にはない、発音と綴りの出題が〇。ドイツ語も応用が利くように工夫されている感あり。

2025年8月21日投稿

放送大学大学院に昨年度から再入学したが、今年の第Ⅰ期の単位認定試験はWebカメラ付きだった。自宅受験の場合、自分のパソコンに内蔵されているカメラを立ち上げて、試験開始から終了までの50分間、カメラが私を監視していたわけだ。勿論、事前にカメラテストをして、自分の顔を放送大学に送っておく。本当に本人が受験しているかどうかを確認する目的なのだそうだ。

そのために、ZOOMゼミの時のように、部屋を片付けて襖を閉め、一応は外出時のようにお化粧もして、洋服も着替えて受験した。

ノートや印刷教材を見ながら受験可というのも、カンニングもどきと言えないか?もっとも、出題数と制限時間を考えると、事実上、カンニングをしている余裕は殆どないのだが。私の経験では、印刷教材すなわちテキストを15課分、目を通しておくか、放送講義を15課分、きちんと聴講しておかなければ、4択でも答えるのは難しいと思われる。

何と今回、院か学部かは不明だが、不正受験が3名出て、取り消し処分を受けたらしい。どうすれば放送大学で不正受験ができるのか、私には不思議でならない。また、どのように不正受験が発覚したのだろうか?そもそも、生涯学習の目的なのに、なぜ不正受験をするのだろうか?

私が二十歳前後の現役女子大生だった頃は、単位認定試験とは、大学に赴いて記述式の試験が大半だった。ほんの僅か、レポート提出で単位が与えられた科目が2つぐらいあった程度だ。例えば、第二外国語のドイツ語は例文を丸暗記して準備し、試験は半分以上が独作文だった。(だからこそ、放送大学の選択式の外国語科目の出題は非常に簡単で、楽勝だと思える。)専門科目もほぼ全部が記述式だったから、必修科目は欠席できず、真剣にノートを取り、試験前はノート整理と内容の暗記で必死だった。

今思えば、若い頃に暗記と手書き作業の訓練を授けられたからこそ、還暦近くになった今の私でも、楽々とフランス語ドイツ語スペイン語の3つの外国語全てにA+の成績をいただけたのだろうと思う。あの頃の教授陣に心から感謝申し上げる。

カメラ監視付きの院科目は、今年度の新規開設科目だったので、過去問なし。通信指導(中間テスト)は大変に難しくて、提出したからこそ「合格」だったものの、点数としては落第だったはずだ。単位認定も最初から諦めていたのに、意外なことに全問正解のA+の成績だった!

学部の方も、新規開設科目を3科目受講した。過去問がないのはチャレンジングではあるが、全部何とかなった。放送大学では、院も学部も単位を落としたことは一度もない。(もともと、放送大学は社会人用に緩く基準を定め、単位を落とさない方式なのかと思っていたが、見聞するところによると、遠慮会釈なしに落とされることもあるらしい。)私の場合は、スケジュール上、無理をせず、受講科目数をセーブしていることと、本当に自分にとって必要だと思われる科目、関心が深い科目のみを選択していたからだろう。

今回の単位認定試験は、放送大学側のインターネット回線不調のために、当初の締め切り期間を数日延長という予想外の展開となった。おかげさまで、私は不十分だった試験前の復習時間を充当することができて助かった感あり。世の中には時としてこういうこともあるんだな、まるで私のために良い風向きになったのか、とさえ思われた。

ユーリ:放送大学は毎年アンケートを取って、細かい改善が積み上げられているため、世間が安易に悪く言う程、レベルが低いわけでもなさそうだ。但し、外国語科目については、もう少し試験水準を上げてほしいし、読解教材を増やしていただければ、と思う。なぜ私が今こうしているのかは、私の修論に書いてある。自分が思っていた以上に、21年以上も深刻かつ過酷な状況だったのだ。だから、単なる暇潰しではなく、遊びでもない。

2025年8月10日投稿

https://www.youtube.com/watch?v=cvUuyGgvBaI

NENA | ? Fragezeichen [1984] [Musikvideo]

大学1年の時に第二外国語でドイツ語を勉強し始めました。その時、可愛い女の子がヴォーカルのジャーマンロックバンドNENAが流行していたので、LPを何枚も買ってドイツ語を覚えました♫

名古屋にもコンサートに来てくれたので、ドイツ語でファンレターを書いて持参。でも渡さず仕舞いでした!

この動画は、英語で歌詞がついていますが、ドイツ語の方が絶対にノリがいいです!私は両方のバージョンをLPで持っています。

40年ぶりに放送大学でドイツ語科目を履修してみましたが、ドイツ語Ⅰもドイツ語Ⅱも試験が簡単過ぎて、2分ぐらいで全問解答。オールA〇で楽勝合格。やっぱりネーナのお蔭です。グループのお一人のカルロさんは既に亡くなりましたが、ネーナが今もお元気で活躍されているのは、何だか嬉しいです。

2025年8月5日投稿

Tomoko Stein:立派なご婦人ですね!そのような番組を持っている兵庫県は先進県です、私も聴いてみたいです。

ユーリ:トモ子さま、兵庫県が先進的かどうかは別として、放送大学にも高齢強者が結構いらっしゃいますよ。

(転載終)

 

思いがけない収穫2点

というわけで、関東での学会一泊二日から帰宅したところだ。

今回の思いがけない収穫は、2点。

1.2006年に入会して以来、ずっと顔見知りだった5歳年上の男性会員。

昨年、私が7年ぶりに出席したところ、「今住んでいる地域の事情から、ユーリさんのマレーシア研究の意図がやっとわかった」「知人も仕事でマレーシアに暮らしていて、ユーリさんと同じことを言っていた」と話しかけられた(https://itunalily.hatenablog.com/entry/2026/09/02/184328)。

今回、私が防衛事務次官の委嘱により、姫路駐屯地を中心に防衛モニターを過去2年間務めたという話をしたところ(https://itunalily.hatenablog.com/search?q=防衛モニター)、何と、その方のおじ様とお父様が軍人でいらしたことを初めて知らされた。おじ様が海自で中尉まで進まれた由。お父様も終戦後、「仕事がなかったから」陸自に入ったのだそうだ。

国公立の学校しか行ったことのない私にとって、ミッション系大学の方は、都会的で華やかでモダンでおしゃれで、いかにも戦後教育の落とし子のような「平和」思想の伝達者のようなイメージがあったが、その先生は、勤務大学の関係で沖縄に15年住んでいらした間も、いわゆる「自衛隊反対」「米軍基地反対」路線とは距離を置いていた、とのことだった。

これに関しては、「両方の話を聞かないといけない」と言われ、広島の原爆記念式典も、当該地に住んでいると、どこか醒めてしまっていたのだそうだ。

ちなみに、研究テーマが一貫してラテン語とスペイン語の文献資料とする中南米を対象地域とされていたので、以前から解放の神学との関連も私は気になっていたが、昨年うかがったところでは、先生自身、それとは無関係だとのことだった。

《解放の神学に関する過去ブログ》

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20160515)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20170512)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20170516)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20170523)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20170529)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20170616)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20180703

2.二日目のお昼休み、本当に久しぶりに再会した女性会員とお喋りをした。

彼女は私よりずっと若くて、2年間、イギリスのエディンバラ大学で在外研修留学をされていたそうだ。その時、「フラットメイト」のシンガポール人から、「この人を知っているか」と尋ねられたので、「知っている」と答えた、との由。

彼女と話をしてから何年も間が空いていたことと、(私のテーマなんて日本では非主流扱いだから)と打っちゃっておいたのだが、案外に記憶というものは国内外で繋がっているものだ、と嬉しくなった。

尋ねた人は、シンガポール聖書協会のトップを務められていた華人男性で、2007年から2009年頃、私は集中的にシンガポールで面談リサーチのために連絡をさせていただいていた。

https://itunalily.hatenablog.com/entry/20070807)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20070928)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20080307)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20080320)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20080910)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20120320)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20120707

その後も「あなたのことはずっとフォローしています」とメールが届いたことはあるが、シンガポールで約束した「論文を送る」はずが、ペンディングのままになっていた。

その理由は、

(1)帰国後、一応は口頭発表はしたものの、どうも反応が芳しくなく、やる気が失せてしまったこと

(2)進行性かつ全身病かつ不治の病である主人の神経難病の症状の方が優先的であったこと

である。

決して現地で嘘をついたつもりはなく、その場ではやる気満々だった。しかし、持ち帰った資料を日本で見ると、何ともしょぼい気がして、(なんでこの程度のことが大騒ぎになるのだろう?)という落胆。毎度、この繰り返しだ。この何とも言えない落差は、経験したことのない人にはわからないだろう。

やはり、最初から英語で発表しなければいけない。国内向けには、後で自分で書いた英文を自分で母語に訳せばいいだけだ。(2005年に一度やってみたことがある。)

順番を間違えた、かな?

彼女がエディンバラでのエピソードを話してくれたおかげで、俄然、やる気に火がついた。

勿論、マレーシアでもシンガポールでも、「あんたのそのテーマ、日本じゃ通じにくいだろう」とは、よく言われていた。また、「最初はあんたのことを、スパイじゃないか、と思っていた」とも‛告白’されたことがある。

他方、イスラエル(テルアビブ)やアメリカ(コネティカット州)やフランス(パリ)では、「日本人なのに、よくそのテーマに気づいたね」と褒められ(?)ていた。

「だって私、1990年から3年間、政府の仕事でマレーシアのクアラルンプールに住んでいたんですもん」「現地で気づいた問題意識を追求していただけなんです」と答えていたが、何とも消耗性の激しいテーマではある。

最初から、こんなことだけで、人生終わるつもりじゃありませんよ。

今年は、9.11同時多発テロ事件の25周年だが、あのテロ事件の秘密会合がマレーシアのクアラルンプールで開かれていたことを、事前に日本で予期していた人は、いらっしゃいました?

ちなみに、昨年、ある陸自の幹部自衛官は、「え?そうだったんですか?」と、私に言った。アメリカの報告書は、もう日本語に訳されているはずだが、遅過ぎるんだよ。

インターネットがまだ普及していなかった上、日本では一次資料が全く揃っていなかった時期に、手探りで始めたリサーチだ。今の若い人に、パソコンやデジタル資料で簡単に結論付けてもらっては困るが、どのようにしたら、初期の神経戦のようなリサーチの苦労をわかってもらえるだろうか?

そう言えば、昨年の京都市内での学会は、私にとって7年ぶりの参加だったのに、初対面で出会った若い女性から、「あ、マレーの人ですね?」と言われた。学会発表の記録リストを見て、前から「知っていた」とのことだった。それも思いがけない、嬉しい驚きだった。

このところ、ご年配の先生方が徐々に世代交代され、かといって、若手が増えたわけでもなさそうな雰囲気ではある。但し、今回の発表テーマに関しては、人工知能を駆使した斬新なものや、確定版であるべきはずの事典に重大な誤記があり、それが複層的に拡散されていった様子(?)を丹念に調べたもの等、明らかに私が最初に発表した頃とは違ってきている。

以前、私がパワポを使って、要点を箇条書きにしながら、現地新聞や写真を含めて口頭発表したところ、おじいさん先生から、「パワーポイントを使うのは、学術研究ではない」と公然と言われた!

その頃の´純粋な’神学研究では、学会発表たるもの、論文直前の文章化した数ページのレジュメを用意して、それを早口で制限時間内に読み上げる方式が「正統」だったようなのである。

(以 上)

 

極東国際軍事裁判と広田弘毅元首相

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2026年9月9日投稿・9月10日追記

この夏の読書として、山上信吾先生から勧められた重光葵氏の『巣鴨日記』(上・下巻)を7月から8月上旬にかけて読了(https://itunalily.hatenablog.com/entry/2026/08/09/125655)。

並行して、巣鴨で絞首刑となったA級戦犯7名の最期を教誨師としてお世話した花山信勝師の本、そのお弟子筋の最近の本、それから、昭和後期の学生時代から気になっていた『木戸日記』を集中的に読んだ。

愛知の県立高校生の時には、当時のこととて選択の余地なく、いわば社会主義的な教科書で日本史と世界史の授業を受けていた。A級戦犯7名のそれぞれの背景や複雑な国内外の政治事情を無視して、「右翼の玄洋社と黒龍会」に所属していた恐ろしい軍国主義の責任者だ、と大雑把に習っていた。

今振り返ると、何とも奇異な判決を下されたのに、一切言い訳をしないで去って行かれた広田弘毅元首相の生涯と福岡の地に対して、急速に興味を惹かれるようになった(https://itunalily.hatenablog.com/entry/2026/08/18/115111)。

さすがは萬葉集に歌われた防人の地、しっかりと慰霊がなされ、顕彰されていることに感銘を受けた。

陸自の第四師団や幹部候補生学校が置かれた土地柄だけあって、今も優秀な自衛官を輩出している福岡(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20180404)(https://iitunalily.hatenablog.com/entry/2026/05/11/205456)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/2026/08/24/192713)。今からでも遅くはない、歴史を学び直すことが肝要かと改めて思う処である(https://itunalily.hatenablog.com/entry/2026/05/08/142209)。

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福岡縣護国神社

2014年5月18 ·

玄洋社記念館の主催により広田弘毅先生慰霊顕彰祭を斎行致しました。

我が福岡出身の最初の総理大臣としてもご活躍されました。

終戦後の戦勝国による一方的な極東軍事裁判により、死刑を宣告されました。

文官にも関わらず、なに一つの答弁もなく、刑を受けたといわれています。

亡くなられて66年の月日が経ちましたが、忘れてはならない歴史の一つです。

筑前琵琶の奉納もあり、厳粛かつ盛大に祭典を執りおさめることができました。

たくさんのご参列誠にありがとうございました。

(転載終)

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2026年9月7日投稿

朝日新聞ですけれど、英語圏内での東京裁判見直し論考の紹介は必読か、と。今日、3.5センチ厚さの原書が届きました。

(転載終)

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というわけで、最近は日課や家事をそこそこに、かねてからの懸案であったテーマの読書に没頭している。明日から関東地方で学会だが、もう発表はしないので、気楽な身分だ。

20代半ばに政府派遣の仕事でマレー半島に3年間も暮らしていた私にとっては、この辺りの解釈が自分なりにおさまりがつかないと、本来の自分の研究テーマも、どこか浮足立った情報集めだけに終わってしまいそうだからだ。30代から40代の頃の現地リサーチ時点では、私が日本人だからこその知見を、海外(マレーシア・シンガポール・アメリカ・ニュージーランド)の関係者は知りたがっていたように痛感していた。

もちろん、帰国後から30代初めにかけて、できる限り愛知県図書館や名古屋中央図書館等で、旧日本軍の馬来半島や昭南島に関する古い資料を見ていた。但し、当時のこととて、いわゆる「戦後史観」「戦後教育」が優勢。母方祖母や知り合いの戦争帰りの地域のおじさん(と言っても血縁ではない)の話と、どこか一致しない点が多々あったのだった(https://itunalily.hatenablog.com/entry/2026/05/06/104214)。

十数年前から、復古調というのか、戦後史の見直し文献が一般向けにも出回り始めて、気になるトピックに関しては集めておいた。ただ、文字面は読めても、どうも頭にすっと入ってこなかったため、本棚に眠ったまま積読状態のものがかなりある。

ここ数年、さまざまな動画や(当てにはならない)人工知能やデジタル資料の公開によって、暇を見ては自分なりの自主勉強をするようになった。そして、2年間の防衛モニターが終わった今春から、自主企画サバティカルとして、この一年は暫くゆっくりすることに決め、気儘に本を読んで暮らしている。

学生時代から私が意識していたのは、「日本、日本」だけで外に向かって主張してみても、通らないということだ。だから、国文学科の学生時代から、英語は勿論、視野を複眼的にすべく、第二外国語としてのドイツ語にも多少は時間をかけた。第三外国語にスペイン語、次に現地業務でマレー語(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20071212)、帰国後かなり経ってからフランス語を勉強してみた(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20130105)。(今もフランス語の復習をしているが、もっと戦略的にやればよかったかな、とは思う。私が物心ついた頃から、実家には、英英大辞典や独和辞典や仏和辞典に岩波文庫の文学書がずらりと本棚に並んでいた(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20131128)。)

さて、上記引用の「3.5センチ厚さの原書」とは、以下の本である。

Gary J. Bass, "Judgement at Tokyo: World War Ⅱon Trial and the Making of Modern Asia”, Vintage Books, New York, 2023.

まだ読み始めてはいないが、著者はプリンストン大学教授でリベラル派学者だとのことである。また、左派右派どちらの主張も、一部肯定、一部否定というスタンスだそうである。『朝日新聞』のみならず、『中央公論』『外交』(外務省)でも「リアリズムの書」として紹介された由。”The Economist”, "The New York Times", "The Wall Street Journal"等でも紹介されたらしい。

勿論、広田弘毅氏についても、数ページで言及はされている。但し、本書の最大の欠陥は、私見では、GHQのウィロビー(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20180323)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/2026/08/30/192016)や『産経新聞』その他の日本国内での所謂「保守派」「新右派」(?)の資料が全く引用されていない点だ。東京を舞台にしているならば、当然のことながら、私のような日本人だって読むわけだから、少なくともインターネットで話題になっていたり、一般の書店に並べられたりしているような資料の収集に偏りがあるならば、公平とは言えまい。

つまり、あくまで米国側から見た資料分析を基にした、現在のアジア地域の混沌とした不安定状況を指摘しているものらしい。

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この英語原書でも引用されている清瀬一郎氏の『秘録東京裁判』(https://itunalily.hatenablog.com/entry/2026/08/19/191951)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/2026/08/24/192713)で紹介されていたのが(p.81)、菅原裕東京裁判の正体国書刊行会昭和36年10月初版/平成14年8月復刻版発行)である。

また、広田弘毅氏と言えば、私の学生時代から話題になっていた城山三郎落日燃ゆ新潮文庫昭和61年11月発行/平成18年8月45刷)があり、こちらは、時代背景もあって軍部批判の論調になっている。憲法に関して、幣原喜重郎氏の発議のような箇所は、今でも論議の分かれるところだろう。

そして、看過できない文献が、翻訳ではあるが以下の二冊。

ジョセフ・C・グルー(著)/石川欣一(訳)『滞日十年)』ちくま学芸文庫2011年9月

ジョセフ・C・グルー(著)/石川欣一(訳)『滞日十年)』ちくま学芸文庫2011年10月

これまでの私の得ていた小さな知識では、グルー米大使は知日派で日本の良き理解者だということだったが、ようやく入手してみての雑感では、かなり辛辣な日本観察が綿々と綴られている。ごく一部を除き、当時も今も、教養ある西洋人の日本観は基本的に変わらないと私は思っているが、だからこそ、「日本、日本」の連呼だけでは通用しない世界だと再三認識させられる。

今回、一気に英語原書を含めて5冊を手元に置き、索引を頼りに気になる頁から読み始めている。一番読みやすいのが城山三郎氏の作品だが、下敷きとなっている資料文献を既に数冊読んでいたので、やっと頭に入るようになった。

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日本国憲法と国際法の2科目を、今年前期の放送大学で受講した。いずれも込み入った内容で、先進的な内容だという印象だったが、今風と言えば今風。決して「真っ赤なリベラル左派」だとは言えない。

ただ、気になったのが個々の事例で、日本の法整備が国際的に見て遅れている場合は、国連ないしは国際的な法機関が日本に改善を推奨するかのような動きがあるらしいことである。こんなのは内政干渉の最たるもので、大半の国民が(たとえ無知であろうとも)何とか満足して、問題なく安定的に暮らしているのに、何が「遅れている」だ?

国際法は合格だったが、日本国憲法担当の京大教授は出題に力が入っていて、今回初めて再受講することとなった。まぁ、それもいい経験だろうと思う。

(以 上)

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2026年9月10日追記

https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima

2026年9月6日投稿

一昨日前、市内の図書館で調べ物をされていた戦闘服の男性自衛官さんがいた。時代もここまで来たか、と感慨深いものがあった。さすが、二つの駐屯地があり、陸将さんが置かれている土地柄だ。

2026年9月9日投稿

《自衛官の戦死、遺体の尊厳、顕彰と慰霊、そして宗教との関係については、制度の設計が進んでいない。》

(転載終)

 

 

夫唱婦随の深層

パイプス家では、親子二代に通じる特徴が一つあるように思われる。

それは、夫君が華々しく厳しい言論を展開して世界的に名を挙げつつも、その立場ゆえにどこか孤立している。その一方で、夫唱婦随のような奥様の方が、周囲に対して夫の言論の緩和剤としての役割を果たしているという点だ。

この度、日本語訳文献によって偶然知ったエピソードを(https://itunalily.hatenablog.com/entry/2026/08/30/195523)、御長男のダニエル氏に直接、確認してみたところ、当事者であっても「知らなかった」(https://itunalily.hatenablog.com/entry/2026/09/02/184328)。とはいえ、奥様のアイリーン夫人の人柄と才覚のおかげで、気づかないうちにリチャード・パイプス教授も何かと密かに助けられた部分が少なくなかったのではなかろうか?

二代目に入って、ダニエル氏の初婚の奥様パウラさんは、もう定年退職されたようだが、ペンシルヴェニア大学の東アジア講座のアシスタントのような仕事をされていた。フェイスブック上の写真には、フィラデルフィアをもじって、「フィラ・ニッポニカ」と名付けたグループ参加で来日した際、靖國神社のみたままつりに参加された様子があった。私がまだ訳業に没頭していた2015年7月半ばの頃だ。

その前年の2014年4月10日、ニューヨークの会合に出席した時(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20140510)、次女のアンナちゃんが、「私、母や姉と日本に行ったことがあるわよ。日本大好き。折り紙!」と初対面で叫んでいたのを思い出す。「あのね、うちの父ったら、いつでも家であなたのことばかり話しているのよ」。

たとえ単なる異文化体験ではあろうとも、パウラさんが実際に靖國訪問されていたことを知り、その約三年後、あくまで強気のダニエル氏に対しても、私は動じることはなかった

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2024年7月下旬、4回目の訪問中、靖國境内の各県の石桜のモニュメントを眺めていたら、70代ぐらいの白人男性が何か話しかけたそうに、おずおずと近づいてきた。

「Yes?」と英語で応答すると、ほっとしたような表情で、手に持っていた英文パンフレットを見せて、「千鳥ヶ淵に参拝したいが、ここがその場所ですか?」。

「いえ、ここは靖國神社です。千鳥ヶ淵じゃありません。夕刻のこの時間に、これから行かれるんですか?この近くですけど、私は行ったことがありませんので、申し訳ありませんが…。」

言葉もわからないのに、思うところがあって、一人で飛行機に乗って遥々東京まで来られたのだろうか。旧敵国であったとしても、戦後80年近く経った今、どうしても戦没者に慰霊をしたいというお気持ちがあるならばと、こちらも素直に受け取った。

というのは、アメリカでも、歴史修正主義というのではないが、新たな資料の公開によって、先の大戦に対する見識が、一部ではあるものの、変わりつつあるらしいからだ。

パイプス氏は相変わらず、「そんなの歴史修正主義だろ。相手にするな」と言いそうな剣幕だったが。

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2018年2月、パイプス氏が来日した際、私は5日間かけて東京都内の数ヶ所を案内した。勿論、靖國神社と遊就館へもダニエル氏をお連れした。神社近くの日本基督教団九段教会の十字架を目敏く写真に撮っていらした一方で、「まだ日本人はこんなことをやっているのか?」「トージョー(東條)は絶対に許せない」みたいなことをつぶやいていた。

「ちょっと待って。靖國神社は、第二次世界大戦後に建立されたのではなく、明治の戊辰戦争から始まった鎮魂が契機ですよ」

「祀られている方には、朝鮮人や台湾人も含まれていますよ。A級戦犯だけじゃありません」

「それに、海外先進国の重鎮や外国の退役軍人さん達も参拝されていますよ」

「インドのパール博士だって、あの裁判には否定的でしたよ。ほら、あそこに」と、銅像の方向へ手を差し伸べて、私は訴えた。

それには、むっつりと不機嫌そうに無言だった。

負けずに私は明治神宮にもお連れして、入り口近くの「五箇条の御誓文」を指さし、「ほら、戦前から‘民主主義’は日本にもあったんですよ。何も敗戦後、アメリカが日本人にデモクラシーの何たるかを教えたわけではない」と説明しようとした。だが、ここでもやはり耳を貸そうとはしなかった。

「三島由紀夫が好きだ」と言っていた割には、思想系譜的に混乱が見られる。

「だから、無理するな」ということでもあろう。餅は餅屋、イスラムの専門ならイスラムだけに徹していた方が安全なのでは?

この話の展開は、まだ続く。

(以 上)