ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

キリスト教の人脈ネットワーク

アメリカの南メソディスト大学パーキンス神学部で教鞭をとっていらっしゃるロバート・ハント教授から、一か月ぶりにメールが届きました。トルコのスーフィズムであるギュレン運動に関する本を編集されたのがハント先生なので、早速、近況かたがたご連絡した…

私の人生、まだまだこれから!

11月下旬から12月上旬にかけて、東南アジア学会とマレーシア研究会が東京で開かれます。発表テーマを申し込んだら、両方とも受理され、驚きました。本当に、この歳になって、3か月毎に発表が続けられるようになるとは、想像だにしておりませんでした。もっと…

昨日の補足

12年前に、東洋文庫から出ている『ラッフルズ伝』と『アブドゥッラー物語』を読みました。昨夜、部分コピーを読み返してみると、少し翻訳の間違いがあったり、資料が不足しているような印象を持ちました。当時は、恐れ多く緊張しながら、「これぐらいの本が…

「ぼく、バカちゃんじゃないもん」

10歳年下の弟が、まだ4,5歳くらいだった時のことです。他愛ない兄弟げんか、といってしまえばそれまでですが、ある時、私の一言に対して「ぼく、バカちゃんじゃないもん」と絞り出すような声で訴えたかと思うと、大きな目からポロリと涙が流れてきました。 …

故シスター・エマニュエルを偲ぶ

2008年10月21日付朝日新聞朝刊には、シスター・エマニュエルの訃報記事が掲載されていました。ご老衰で99歳のご生涯を閉じられました。お母様がクリスチャンで、お父様がユダヤ系だったそうです。 こういう方がいらっしゃるから、カトリック教会は強いんだな…

ドイツのイスラーム

Deutschland Online (http://www.magazine-deutschland.de)から、興味深い記事を引用いたします。同じテーマの別記事については、“Lily's Room”(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20081022)をご覧ください。 [ドイツにおける イスラム教] ドイツでキリス…

ただ今、人生の第二楽章?

昨日は、近所の図書館を経由して、聖書翻訳をめぐる来歴について書かれた数種類の本を借りました。そのうちの一冊は、特に大変おもしろい本で、夢中になってしまいそうです。聖書関連であっても、必ずしもキリスト教の宣伝ではなく、極めて慎重に、公平な批…

なぜおもしろくないのか

昨日は、翻訳問題について愚考を書きました。反応は恐らくさまざまなのだろうと思いますが、今年3月の聖書翻訳ワークショップで聞いた話として、「聖書翻訳に文学者も加えることを検討してみては」というコメントがあったことを申し添えておきます。 文学者…

最近の聖書翻訳の傾向

昨晩、日本語版の『スタディ・バイブル』(2006年)が日本聖書協会から届きました。1万円以上もする高価なものですが、マレーシアでも、このマレー語版を作るという話があるそうなので、少なくとも日本語版ぐらいは持っていなければと、ようやく入手する決心…

オランダ語訳聖書の話など

昨日は、ジャワで翻訳されたマレー語聖書との絡みで、オランダ語やデンマーク語などの聖書翻訳史について、少し調べてみました。なぜならば、最初に訳された1629年版のマレー語福音書は、オランダ東インド会社の社員が訳したオランダ語との二言語だったから…

ルター著作集とムスリム問題

念願の『ルター著作集第一集第九巻』聖文舎(1973年)がようやく借りられました。今回は、大阪府立図書館ではなく、大阪市立中央図書館からです。 この時代にできた本は、大変しっかりした作りで、中身も今ではなつかしいほど硬派のものです。もともとは、こ…

ブログカウンター

昨晩、このブログを開いたところ、カウンターが「99999」ときれいに並んでいたので、「5555」の時のようにページを保存しようと操作を始めたら、既に「100002」になってしまい、残念でした。 ともかく、自分一人だけがアクセスするんじゃないかな、こんな平…

英語訳聖書史のお話を聞く

昨日は、久しぶりに神戸バイブルハウスを訪れました。日本聖書協会の聖書図書館主事でいらっしゃる高橋祐子さんが、英語訳聖書の歴史をお話しくださるとのことで、早速、駆けつけました。 聖書図書館には、1998年ぐらいから度々お世話になっています。マレー…

アラブ世界への批判的意見

メムリ(http://memri.jp)Special Dispatch Series No 2067 Oct/6/2008 世俗主義なきところに民主主義は存在しない ―シリア出身知識人のアラブ世界批判― フランス在住のタラビシ(Georges Tarabishi)はリベラル派知識人として著名なシリア人であるが、ロンド…

祝・ノーベル物理学賞

やっぱりうれしいですね、今年の3人のノーベル物理学賞受賞が久しぶりに日本の方。しかも、私の故郷、名古屋のご出身が2人もですよ!もっとも、母校(注:父と妹の母校でもある)は、昔から、理系は強いが文系はからっきしダメだと言われていたので、何らお…

ヨナ書と大贖罪日

ユダヤ教では新年を迎えたばかりです。今年で、ユダヤ暦5769年とのこと。さすがは時間感覚が長いわけです。ところで、大贖罪日(ヨム・キプール)には、会堂(シナゴーグ)で、ヨナ書が朗読されるのだそうです。 ヨナ書といえば4章しかない短い物語ですが、…

何と言うのか....

昨日のブログは、「時間稼ぎ」のためにバカ話を書いてしまいました。こういう話の直後には、必ずといっていいほど「だからぁ、そんなこと書いている暇にぃ、論文書いたらぁ」「バッカかぁ、この人」という声が聞こえてきそうな気がして、いささかノイローゼ…

しょうもない話

実家にいた頃、妹からよく、「イモみたいな字を書いている」と指摘されていました。そして、結婚した今は、主人から「カエルみたいな顔をして寝ている」と言われます。そして何かある度に、「ケロッケロッ」と返答されます。字は努力次第で直すことは可能だ…

エグベルト・ジスモンチ

昨晩は、ちょっと腰やすめ(!)に、早々と冬用の羽毛布団にくるまって、NHK芸術劇場のエグベルト・ジスモンチ氏の演奏に見入りました。 実はこの方、私にとって初めてだったのですが、ミュージシャンと呼ぶなら、こういうタイプを指すのだろうと思われるほ…

栄枯盛衰は人の常なり?

昨日、集中していた原稿書きの補助資料を眺めながら、改めて感じたことがあります。 2002年7月、今は名誉教授でいらっしゃるある先生から、1960年代70年代のマレーシア資料を大量に譲っていただきました。この先生の研究グループは、1960年代からマレーシア…

断食明けのお祝い

昨日は、マレーシアを初めとするムスリム諸国で「断食明け」をお祝いされていたことと思います。一ヶ月の断食月(ラマダーン)を、マレーシアでは‘Bulan Puasa'と呼び、断食明けは‘Hari Raya Puasa'と祝されます。 最近では、ハラール食品の研究も進むなど、…

今日から10月

おはようございます。早いもので、今日から10月です。ここ数日は、原稿書きなどに専念しており、ブログはお休みしました。それにしても、時代が急速に変わったなあ、と改めて思います。マレーシア研究も、私よりも数歳下の方達が、ぐいぐい肉迫する感じで進…