ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ムスリム指導者の公開書簡 (1)

2007年10月29日にマレーシアから届いたカトリック週刊新聞『ヘラルド』には、2007年10月24日付「ユーリの部屋」と2007年10月23日付“Lily’s Room”でも言及し紹介した、ローマ教皇らキリスト教指導者層へのムスリム指導者による公開書…

中原中也生誕百年記念(1)

10月27日(土)午後1時から5時20分まで、神戸女子大学教育センターで開催された中原中也生誕百年記念セミナーに参加しました。初めて訪れる大学でしたが、三宮駅から徒歩5分ほどで、立地条件の非常によい場所でした。中原中也と言えば、高校国語教…

読書の勧めと言葉の大切さ

昨日の続きです。『本を読もうー言葉が伝える豊かな心』から、おもしろいと思った箇所をご紹介いたします。なぜ、この冊子から引用することが緊急重要だと考えたかと言えば、ここに書かれている内容は常々私も感じていた由々しき話だからです。ちなみに、キ…

牧師の質の低下ということ(2)

1年半以上も前のことです。ある教会の礼拝説教で、牧師が初っぱなから次のことを講壇で言われました。「車の運転をしていた時、『ホサナ』という言葉の意味を小学生の娘に聞かれて困りました。辞書がない!娘は教会学校で子ども賛美歌を歌いながら、『ホサナ…

時代祭の小レポートその他

2006年4月28日、ケルンでの庄司紗矢香さん演奏会のラジオ録音を聴きながら、書いています。グラズノフのヴァイオリン協奏曲は、確信に満ちた解釈の大人の演奏。アンコールのレーガーの前奏曲とフーガという無伴奏風の曲は、音がつややかに響き渡る堂…

フランシス・フクヤマ氏の講演会

2007年10月22日午後2時半から4時半まで。フランシス・フクヤマ氏の講演会概要(於:同志社女子大学栄光館ファウラー・チャペル)400名ほど出席。入り口で、パンフレットと感想用紙をいただきました。これはもちろん、メモ用紙に早変わり。とこ…

エジプト人の先生との会話から

10月22日にばったり会ったエジプト人の大学教員との会話の続きです。 (A: 先生 B: ユーリ 使用言語は英語)A「あ、そう言えば、あんたのマレーシアの友達で、2年前、国際ワークショップで京都に来たキリスト教のリーダーがいただろう。あの、インド出…

ムスリム・クリスチャン関係

2007年10月23日付英語版はてな日記‘Lily’s Room’では、マレーシアから10月22日に送られてきたカトリック週刊新聞『ヘラルド』の記事より、ローマ教皇宛に提出したムスリム指導者層の署名付き公開書簡を筆写入力しておきました。マレーシアの代表…

マレーシアとムスリム問題など

昨日は、京都デー。朝、ファクスを一通送り、片づけものをして、洗濯物を干してから外出。10時頃自宅を出て、帰宅は7時過ぎ。それから、干したものを取り込み、レモンティーで一休みしてから、メールチェックやら郵便物に目を通しました。昨日マレーシア…

カウンター代わりの数値を設定

お知らせです。昨日から、はてなブログ日記の日本語版「ユーリの部屋」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/)と英語版‘Lily’s Room’ (http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/)に、カウンター代わりの閲覧回数の数値を表示することにいたしました。分析システムの登…

アカデミック・ハラスメント?

「ユーリさんは、本当は大学で教えていないで、もっとお勉強すべき時なのに、どうしてこの大学で非常勤することになったの?」 10年以上も前の話です。ある国立大学で、着任早々の数歳年上の女性助教授(当時)から言われた言葉です。実は、私が非常勤講師…

音楽・キリスト教・アメリカなど

昨日、近所の図書館で借りたのは、次のCD2点です。 ・『エマニュエル・パユ&ル・サージュ:フランク&R.シュトラウス:フルート・ソナタ集』(Ch.M.ヴィドール作曲 「フルートとピアノのための組曲Op.34-1」も含む) ・『ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲…

イスラエル・フィルその他

昨日は、ミルトスの『イスラエル・フィル誕生物語』(2000年)を読了しました。すぐに読める本ですが、ところどころ、ぐっと心に迫ってくる箇所がありました。いつもの習慣でメモをとりつつ読みましたので、正確な写しではありませんが、例えば、次のよ…

マレー語とキリスト教の関係

2007年10月17日付の英語版はてなブログ“Lily’s Room”(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2)には、「繰り返された神学用語の問題」と題して、マレーシアのカトリック週刊新聞『ヘラルド』のコラムから部分抜粋して入力したものを掲載いたしました。ご…

思い出を思い出すこと

先程ラジオをつけたら、聞き覚えのある懐かしい女性の声。マーシャ・クラカワさんでした。今も相変わらず、英語番組に出演されているのですね。マーシャさんが『ハロー・フレンズ』というNHKラジオ番組を担当されていた頃、18歳だった私は、二度出演しまし…

早目に今年の総括を少し...

本来なら、今日の「ユーリの部屋」は、昨晩のザ・シンフォニーホールでのイツァーク・パールマンの演奏会について、感想を書いていたはずでした...。 少し早いですが、もう年賀状の広告が入ってきているので、今のうちに今年を振り返り、残りの2ヶ月半の過…

ロシアの音楽と文学

昨日のN響アワーでは、指揮者アンドレ・プレヴィン氏の第二弾として、ラフマニノフの交響曲第2番の後半を省略無しで聴くことができました。アンドレ・プレヴィン氏は、ただ今79歳とのことですが、落ち着いた風格と底から滲み出る深い情熱には感動させられ…

今年のノーベル賞の話など

今年のノーベル平和賞は、アル・ゴア氏でした。 政治的な意図で決定されるのが平和賞だそうですが、それはともかく、環境問題の深刻さに警鐘を鳴らす意味で、アル・ゴア氏主演の『不都合な真実』の映画上映とノーベル賞受賞は、実にタイムリーだったと思いま…

ナタン・ミルシテインの回想録

昨日から、ナタン・ミルシテインの回想録の翻訳を読んでいます(『ロシアから西欧ヘ:ミルスタイン回想録』ナタン・ミルスタイン&ソロモン・ヴォルコフ著/青村茂&上田京(訳)春秋社 2000年)。 『ショスタコーヴィチの証言』で一躍名を轟かせたソロモン…

中間休み その2

昨日の朝は、主人の発病をきっかけに入会した「患者と家族の友の会」の事務局の方からお電話をいただきました。私がお送りした葉書の質問に対する直接のお返事と共に、内容がいいので会報に載せるとの旨でした。ほんのささいなことですが、このように小さな…

「ローマの休日」

昨夜、たまたまテレビをつけたところ(←先月の国政動乱以降、新聞とラジオだけで情報を得るより、テレビ番組を見た方がはっきりわかることも多いのだと気づき、テレビの時間が増えてしまいました)、懐かしい白黒映画のシーンが出て来ました。目のぱっちりし…

きちんと挨拶をする

昨日の午前中、郵便局へ送金に出かけようと下に降りたら、引越し業者の車から、若いお兄さん達が忙しそうに家具を運び込んでいるのを見かけました。下の階に誰かが入居するのかなと思ったのですが、買い物から帰ったら早速、玄関チャイムの音。出てみると、…

牧師の質の低下ということ(1)

この三連休は、お出かけの他、フィギュアスケートやクラシック音楽関係のテレビ番組をダラダラ見てしまい、何だかすっかりお休みモードでした。たまった写真の焼き増しやCD録音などができず、残念!その代わり、しばらくモタレ気味だった調子に一区切りつき…

パールマン演奏会・トプカプ宮殿展

昨日の午前中、残念なお知らせがありました。 とても楽しみにしていたザ・シンフォニーホールでのイツァーク・パールマンの演奏会が、急病のためキャンセルになったとのことです。先日届いたミルトスの冊子にも、今回の日本ツアーの日程が書かれていたので、…

研究の技法について

洋間の本棚から、なつかしい本を取り出しました。梅棹忠夫著『知的生産の技術』岩波新書青93(1969/1989)です。学部生時代に図書館から借りて読み、とてもおもしろかったので、1993年12月5日に名古屋の覚王山にあった古本屋さんで改めて入手したのですが、今…

きんもくせいの香り漂う頃

きんもくせいの季節になりました。私の一番好きな時期です。そこかしこに漂う甘い香りと小さく凝縮されたオレンジ色の花々が、中学生の頃から、何とも言えず好きでした。昨日は、町立図書館経由で大阪府立図書館からミルトスの牛山剛(著)『イスラエル・フィ…

ミーチャ@DSCH(7)

昨日の終わりに書いたCD3枚の件ですが、これまたショスタコーヴィチ・シリーズなのです。対比のために、プロコフィエフも添えています。 これからの季節は、ショスタコーヴィチの音楽がふさわしいかもしれません。ただし、正直なところ、あまり広くお勧めで…

忙しかった昨日

昨日の午前中は、私にしてはちょっと忙しかったです。まず、8月中旬に突然のお葬式となった主人のいとこのご両親(つまり、叔父さんと叔母さん)から、おとといの晩、香典返しが届いたので、受け取りのお電話をかけました。まだ気が抜けたような叔母さんで…

ミーチャ@DSCH(6)

昨日、買い物のついでに、近所の町立図書館に立ち寄ったところ、継続更新ができなくて前々日にいったん返却したショスタコーヴィチの『戦争交響曲第5-9番』が、既に貸出中になっていました。あらま!人口3万人の小さな町であっても、ショスタコーヴィチの…

名前の話

「ユーリの部屋」は、開店以来、「ユーリ」というハンドル(ペンネーム)を使ってまいりました。今後も本文中では使用し続けますが、プロフィール欄には本名を掲載することとしました。 このブログ日記の著作権は、基本的にhatenaさんにあると表示されていま…