ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

どうぞよいお年を

主人に言わせれば、「相当、みんな気を使ってくれているんだよ、それ。もうオバサンの歳だから、若い子みたいに注意もできないしさぁ。かといって、何かコメントを寄せると、えらい勢いで反撃してくるしさぁ。取扱要注意マークが名簿についているんじゃない…

年末の総まとめ

最近、借りたり買ったり、いただいたりした本のリストを掲載するのを怠っていました。2008年の終わりにあたり、慣例に従って、11月中旬以降の一覧表を出すことにしましょう。どんな本を読んでいるかなんて、自宅で毎日何を食べているかと同じで、わざわざ公…

ちょっとおもしろい話 サウジ編

メムリ(http://www.memri.jp)Special Dispatch Series No 2156 Dec/25/2008 ・サウジアラビアのコラムニストが同国の音楽禁止を批判 最近サウジの日刊各紙は、良い音楽の重要性に関する記事を掲載し、音楽が子供たちのマナーと能力(の開発)に効果がある…

いよいよ年の瀬

今朝の散歩時には、小雪が舞っていました。近所の低い山々も、ほんのり薄綿に覆われているかのようです。 パソコンの立ち上げを待つ間などの細切れ時間に『神谷美恵子日記』を読み進めています。『生きがいについて』などの著作を、例によってノートをとりな…

クリスマス雑感

世界的な不景気の中で、朝っぱらから大量解雇などのニュースをラジオで聞くと、(クリスマス・ケーキで浮かれている場合じゃない)と、ぼやきたくもなってきます。昨夕、電車に乗って隣町へ買い物に出かけると、クリスマス・ケーキの箱を抱えた人々が、何人…

クリスマス・プレゼント

「プレゼント」とは、「存在」の意から派生して、「誰かに与える行為を象徴する物品」を指すようになったのだそうです。 というわけで、降誕祭前夜に当たる今日の午前中、大きな箱三つがプレゼントされました。(この三という数字に意味があることは、繰り返…

ノーベル平和賞の意味って

日経ネット(http://www.nikkei.net.jp)2008年12月22日ノーベル平和賞受賞した活動家の事務所を閉鎖 イラン警察 【テヘラン=松尾博文】イラン警察は21日、同国の女性人権活動家で、2003年にノーベル平和賞を受賞したシリン・エバディ氏が代表を務める「人…

カトリック教会とムスリム

メムリ(http://memri.jp) Special Dispatch Series No 2145 Dec/20/2008 「仏カトリック教会の開放性をムスリムは学ぶべきだ」 エジプトの社会学者で人権活動家、またカタールのアラブ民主主義基金(Arab Democracy Foundation)の理事でもあるサアドッデ…

ネット講座

昨日は、K家から家庭冊子が届きました。それぞれの職にお忙しいはずなのに、いつ暇を見つけていらっしゃるのか、そぶりも見せず、毎回、まったく新しい発想で、おもしろいエッセイをドイツ語と日本語で書き綴って忠実に送り続けてくださるのです。さすが、内…

ヴォーリズの著作

ウィリアム・ヴォーリズ(Dr. William Merrell Vories Hitotsuyanagi, 日本名:一柳米来留, 1880-1964)の『失敗者の自叙伝』(1970年)湖声社/近江兄弟社が届きました。、厚さ1.5センチほどで、予想以上に活字のつまった本です。ちょうど、18年違いで同じく…

たのしいクリスマスの私的小話

昨日は、クリスマスカードのお返事書きで過ごした他、マレーシアから届いたカトリック新聞『ヘラルド』や『カトリック・アジア・ニュース』を読んだり、神戸バイブルハウスや関西クリスチャン・アカデミーや後藤文雄神父さまのカンボジア支援活動AMATAK(参…

リベラル派ヨルダン人の一見解

メムリ(http://memri.jp)Special Dispatch Series No 2148 Dec/15/2008 テロ犯罪は死を目前にした原理主義のあがき、アラブ世界では世俗主義が勝利する―リベラル派文化人ナブルシの主張― アラブのリベラル派サイトAafaq.orgは2008年5月15日付で、アメリカ…

継続は力なり

ようやく、安定して日課の勉強がこなせるようになりました。高校生の頃からの習慣でしたが、以前は、計画倒れだったり、日課表を作っただけで疲れたりしていました。この歳になって、やっと運気が巡ってきたのか、自分の必要とする勉強が計画通りに進むよう…

「湾岸諸国の教会論争」

この時期になると、ベトレヘムにあるアラビア語使用の教会を訪問した2007年3月を思い出します。クリスマスには、全世界に向けて平和のメッセージを告げるミサの様子が放送されるのだそうです。この頃は、ムスリムも、経済状況悪化から、クリスチャンと協力し…

加藤周一氏の遺言

昨夜は、「N響アワー」を見た後、今月5日に89歳で亡くなった故加藤周一氏の遺言とも称すべきドキュメンタリー風の番組(ETV特集「加藤周一1968年を語る」)を楽しみました、と書ければよいのですが、どうやら東京出張が2週間続くと、自宅でくつろげる久しぶ…

悲憤慷慨

昨日は、久しぶりに実家の父から封書が届きました。環境に配慮してか、一度使った封筒を裏返して作り直した封筒で送ってきたのです。元の切手が貼ったままだったので、ここで私が切り取って社会福祉協議会に送ればいいわけですね。 それにしても、ここ15年ほ…

本に囲まれて幸せな暮らし

結婚してまもなくの頃、何だか不機嫌だった私は(というより、赤ちゃんの頃から、いつも私は何かに怒っていたそうですが)、夕食つくりが面倒になって、クリーム・シチューにパンをテーブルに出しただけで済ませようとしました。すると、主人がうつむいて小…

アドベントに思いを馳せる

昨日は、近所の図書館に立ち寄って1冊借りた後、大阪・梅田の本屋さんと京都・四条の本屋さんと三条にあるカトリック書房で過ごしました。最近の本よりも古本の方が質の高いものが多く、研究テーマ上、日本語だけでは到底間に合わないことから、最近では本屋…

希望を抱いて今後の勉強を

これからしなければならない勉強。 交渉術を身につけるための論理学と弁証法。そして数学。数学は、高校の頃、数ⅡBまでは履修していて、(後注:実は数Ⅲもやっていたのでした!)共通一次の数学Ⅰよりも記述式の数ⅡBの方が成績がよかった、と記憶しています。…

憂鬱なクリスマス 世界情勢編

スシロ先生から、長い長いクリスマスのご挨拶が届きました。最近、ご長男が同郷の美しい女性と結婚されたそうです。写真で見る限り、結婚式の様子は、ほとんど我々日本人と異なりません。私どもの結婚式では、和洋折衷式でフランス料理、という形式にしまし…

今年の降誕節は

マレーシアから、早々とクリスマスカードが届きました。マレーシア教会協議会とセントラル・マーケットの隣にあった小さな写真屋さんで働いていた華人女性からです。 教会協議会の方は、代表者を一人失い、大変なことと思います(2008年12月2日付「ユーリの…

静かな日々に戻る

気がついたら、もう12月8日。今日は、真珠湾攻撃の約1時間前に日本軍がコタバルに上陸した日として想起されます。 忙しいのはよくないこと。最近、若い方達から、「ちょっと早口だけど論理的な話し方ですよ」と言われたのですが、この早口、自分でも何とかな…

失われた時を求めて

関西に住むようになってから10年以上過ぎます。日本文化の原型の現場ですし、図書館利用の便宜上、東京ではなく関西でよかったと思うことが多いのですが(東京の大学は、自分が頂点に立っているかのようにふるまいますが、いえいえ、経験の蓄積や資料や人材…

よかったね...

最近、ロンドンで牧師をしている広東系マレーシア人の友人からメールが届き、「この頃の神学書よりも、20年ぐらい前のものの方がよかった」「今、C.S.ルイスの再評価が始まっている」などと書かれてありました。私が、「あの聖書学者(注:ルイスではありま…

インドのテロについて

「メムリ」(http://www.memri.org)Special Dispatch Series No 2135 Dec/1/2008 紛争をテロ正当化の口実にする者は黙らせよ ―ムンバイ事件に関するUAEコラムニストの論評― アラブ首長国連邦(UAE)の英字紙The Nationalは、2008年11月30日付で、ムンバイの…

小さくても...

「もうそろそろ、自分が研究者だという自覚を持ちなさい」 と、今回も叱られました。でも、大学院の時、教官から言われたんです。「お前は、実力以上に学歴を持ち過ぎたんだよな。高卒か大卒でやめておけば、こんなこと言われずに済んだのに」「研究している…

レジスタンス!

無音の音。 本当のことは言葉で語れない。 わかる人にはわかるが、わからない人にはわからない。 MIT時代の主人の友人M先生(現・信州大学教授)の言「あの人たちと付き合っているとレベルが下がるからいやだ」自由な精神と独創性(と勇気)。終