ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

ツィッターは続く

itunalily65 Lily  (https://twitter.com/#!/itunalily65)

・主人に言わせると、「ま、突然、ファンレターが舞い込んだようなものだからな」と。そういうつもりは全くなかったんですけど、どうも日本の一部研究者の間では、強硬右派だとかネオコンとか抑圧的な人とか、あまり芳しくない話を一方的に聞かされていたので、自分としては用心していた面がある...。
17 hours ago
←(後注:「ネオコン」その他については、2008年5月11日付「ユーリの部屋」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080511)を参照)
・ところが、エスポジト教授の講演で名指しで批判を聞いてしまい、困惑のあまり、かえって自分で確かめたくなってしまったのだ。すると、思いがけず、「マラヤ」が博士論文にも出てくることがわかり、私と考え方も近いことにびっくりした、という経過。こんなに真っ直ぐで誠実な方だとは、知らなかった!
17 hours ago
←(後注:「エスポジト教授」は、2012年1月22日・1月23日・1月24日・1月26日・1月27日付「ユーリの部屋」参照)

・テレビのインタビューでは、一人でまじめに、一生懸命、語っている。文章でも、飾りっ気なく、ストレート過ぎるぐらいだ。本当に学究肌の人だな、と。そこが恐らく、私がこの2週間ほどで、急速に理解展開が進んだ理由だろう。日本や日本人をおもしろがっていらっしゃる点も、今回の「メル友」理由?!
16 hours ago
←(後注:「メル友」については、2012年1月27日付「ユーリの部屋」参照)
・先程、ご本人の公式サイトで再度確認してみたところ、思わず笑ってしまうほど、繰り返しになるが、著書の献辞は女性ばかり。父方母方のおばあちゃま二人とか、カイロでよき理解者だった女性とか、本当に人となりがはっきり出ている。少し失礼だが、エディンバラのゴッダード教授は、大抵、家庭問題!
16 hours ago
←(後注:パイプス氏の女性宛「献辞」は、2012年1月27日付「ユーリの部屋」を、「ゴッダード教授の家庭問題」については、2008年7月15日付「ユーリの部屋」を参照。ゴッダード教授の動向については、2008年6月8日・6月24日・6月25日・6月26日・6月27日・6月29日・7月8日・7月12日・2011年4月27日付「ユーリの部屋」)

・だと、二冊の年数を置いた著作で、自ら述べている。草稿提出が遅れた理由として。この時も、(わざわざ書かなくてもいいのに)と思いながら、密かに笑ってしまっていた。しかし、よく考えてみると、著作の献辞に見られる両者の女性観の相違が、案外、人生観や世界観や中東情勢分析にも影響しているか?
16 hours ago
・日本女性からの「ファン・メール」が届いたなら、混迷の域を深めている中東情勢の観察分析の作業から、ほっと一息つけるのでは?公式サイトの読者は、もっぱら、アメリカ合衆国、カナダ、英国、オーストラリア、フランス、イスラエル、ドイツらしい。日本語訳は4本あるが、基本的に翻訳言語ではない。
16 hours ago
・つまり、「日本人は自分で英語で読みなさい」という意味なのだと、最初は解していた。翻訳にはお金もかかる上、時差が出てしまう。私も、きちんと読めているわけではないが、「紳士的なおじさま先生方」の定期的かつ迅速な執筆作業に刺激され、世界観が少しリフレッシュされたような気がしている。
16 hours ago
・先方から見れば、だから日本人はおもしろい、ということになるのだろう。自分達はあくまで西洋側に立って、米国とイスラエルの権益のために仕事をしているつもりなのに、どうしてそこに突然、日本女性が現れてきて、喜んでいるのか、と。一体、どちらに属したいのか。イラン寄りになる日本を警戒中?
16 hours ago
←(ここは、外交上、経済上、国としてはなかなか微妙なところだ。是非とも、識者と外交官の卓見に期待する。)

・戦時中の米国内での日系人差別と現在のムスリム移民に対する差別を、同一路線上で論じて立腹している識者も中にはいるようだが、パイプス氏の書いたものを、初期作品から現在の執筆まで、部分的にでも選択式にきちんと読めば、その理解が著者の意図と一致しないことがわかるのではないだろうか。
16 hours ago
・数年前の仕事でも、「アメリカはわかっていない」「ベネディクト16世イスラームがわかっていない」という日本側の発言をよく聞いた。しかし、本来、わかっていないのはどちらなのだろう?マレーシアの事例についても、「その話は避けて、楽しい楽しいマレーシアの話だけしてくれると助かる」と。
16 hours ago
←(後注:「イスラームがわかっていない」については、2011年12月17日付「ユーリの部屋」を参照)
・と、こんな調子だったのだ。母校でもないのに、どうして突然呼ばれて、自分の苦労して集めた事例を「それは話さないでほしい」と言われたのか、今から考えても理解に苦しむ。だからこそ、余計に、パイプス氏のストレートさが響いたのだ。彼の「ファン」になったのかどうかはまだわからないが、...。
16 hours ago
・若い頃は、パイプス氏も苦労が多かっただけに、今、実りの時を迎えているのかもしれない。英国があんな風にならなければ、今回のような展開はあり得なかっただろうが、書き物の中に、意外な接点が予想以上に見出されるのがパイプス氏。本当に、(だから人生は楽しい!)と、一人悦に入っている。
16 hours ago
←(後注:「英国があんな風に」の含意は、2008年2月12日付「ユーリの部屋」参照)
・そうは言っても、アジア的曖昧さや多様な共存の在り方のよさも、同時に痛感している。一種の緩衝材、クッションの役割を無意識のうちに果たしているのだ。マレーシアのイスラムが、インドネシアより古典的だ、と聞いていたのは、1980年代ぐらいまで。言語も、インドネシア語の方が「モダン」だ。
2 hours ago
・だからこそ、マレーシアのイスラームが急激に変化しないで済むのは、推進者にとっては苛立たしいかもしれないが、華人やインド系や先住民族などの「非マレー」人口の存在が大きい、という見方も可能である。いずれにしても、私見では、理論上はそうであっても、それをまっすぐ一般に語るのは躊躇する。
2 hours ago
・一方、キリスト教主流派の考え方では、対立的なやり方を避けるのが中心で、「粘り強い」対話を続けていくことで、パイプをつなぎ、イスラーム主義者などの極端な考え方の持ち主とは、直接相手にせず、話の分かりあえる者同士の連帯を重視するようだ。私も基本的には、それに賛成している。
2 hours ago
・しかしながら、ナイーヴにそれを実践しようとすると、今の私みたいな結果に陥る。(こんな人生、なかった方がましだ)と、何度感じたことかわからない。それほど、圧迫感や無駄な消耗が大きいのだ。こちらが黙っているから伝わらないのかもしれないが、女性だからまだこの程度で済んでいるだけだ。
2 hours ago
・今日の朝日新聞朝刊に、日野原先生の「ゆるす」ことの重要さを説くメッセージが掲載されていた。これは、キリスト教では最重要課題で、本当にそうあればいいと願うものだが、実際にはなかなか困難だ。よく、イスラエルパレスチナの仲介に当たろうとするキリスト教関係者が、イエスのゆるしを出すが。
2 hours ago
・実際のところ、ユダヤ教の伝統的な考え方に立ち、イエスがどう見なされているかを知ると、どこまで有効な方法なのか、密かに疑問に思う。また、日本のような宗教的「無関心さ」と「一定の距離」が世俗と諸宗教の平和的共存に結びつくというような論法もあったが、それは国内でのみ有効ではないか?
2 hours ago
・だから、むやみに介入しない方がいいと思う。そして、それぞれのお国事情があるのだから、やはり、無国籍的なボーダーレス行動ではなく、自分のルーツとアイデンティティにしっかり足をつけて、その上で相手をより深く知ろうと努め続けるしか、方法はない。また、さまざまな階層、団体の存在が重要だ。
2 hours ago
・数年前に、ある人がこう言った。「とっても大事なテーマなんだけど、とっても大変なところに足を突っ込んでしまったかな」と。それは一見、こちらを理解しているようで、実は逆撫でするような発言だと、当時も今も思っている。私がマレーシアの教会史や聖書翻訳小史に関心を持ったのは、日本軍の...
1 hour ago
・たとえ誤爆であろうと、大抵、植民地時代から建っている古い教会の小冊子には、日本軍政時代に教会がどのような目に遭ったかが、短い表現ながらも記されているからだ。一つや二つどころではない。だから、あの土地に派遣されて、関わりを持つようになった以上、責任から逃げるわけにはいかない...。
1 hour ago
←(後注:「教会の誤爆」については、2010年9月12日付「ユーリの部屋」を参照)

・これも、動機の一つなのだ。ただ、研究発表や論文というのは、論旨をはっきりと出し、論じるに値するかが問われるために、動機はどうであっても、とりあえず、表に出た面だけで判断される。すると、こちらの背景も知らないで、表面だけで何か、いろいろ意見する人も出てくるのだ。わかってもらう...
1 hour ago
・には、ある程度、続けていくしかない。また、わかろうともしない人に、無理にわかってもらおうと思ってもいない。ただ、資料を充分に集めるまでには、相当な時間がかかる。だから、言語文化面からのアプローチのつもりで、マレー語の聖書翻訳に基軸を置いたつもりだった。ところが、実際には...。
1 hour ago
・時間差に齟齬が生じている。私が国文学の出身で、近代文学に聖書がかなり影響していた事実を学部生時代から知っていたので、マレーシアの事例が奇妙に感じたのだ。これがそもそものきっかけだ。だから、建前は「地域研究」としているが、はっきり言って、もっとふさわしい落ち着き先が決まれば...。
1 hour ago
・無論、そちらに移動するのも、やぶさかではない、今でも。資料はある程度集まったので、あとは適切な指導者と場所が見つかり次第、いつでも開始できるだろう。しかし、人生には限りがあるので、いつまでものんびりはしていられない。他の理由もあるが、それでこの頃、非常に焦ってもいるのだ。
1 hour ago
・もう一つの重要な点は、これもロバート・ハント先生から教えていただいたのだが、「ムスリムは、事実に即してきちんと論じていさえすれば、何も言ってこない」ということ。私も、テーマの関係上、スパイ扱いされたくはないし、無暗に干渉したくもないので、基本的に、ムスリムとは距離を置いている。
1 hour ago
・ただ、私のブログは、それなりに検索に引っかかるらしく、東南アジアに住む日本人の改宗ムスリマから、長いメールをいただいたことがある。基本的には、ある件で私の考えに同意されているようだが、同時に、ちょっとした言葉遣いの違いに、ものすごく敏感に反応し、「そうではなくて」と、訂正された。
1 hour ago
・そこで、こちらの意図を説明したところ、それなりに了解はしていただけたようだった。つまり、このような「接触」の形もあり得るという一事例だ。ところで、パイプス氏とお仲間の先生方だが、あれほど、くどいぐらい丁寧に、しかも簡潔に表現しているのに、それをどこかでツィストしている論者も..。
1 hour ago
・それは、なかなか困ったもんだ、とこちらも思う。昨日も、ムスリム側に立った、パイプス氏の活動に対する、長い非難めいた報告書を読んで感じたことだが、相手をそのようにして黙らせようとするのは、いかがなものか。結局のところ、言論の自由とは、そのような「不愉快さ」も含有することを意味する。
1 hour ago
・情報や物の見方、考え方は、いろいろあった方が、時間の浪費にもつながるが、一方で、突進を防ぐ緩衝材にもなり得る。いずれにせよ、一般人がそれぞれに、自分の知識と経験に照らし合わせて、判断すべきことである。だから、そのような批判的な報告書も、私は充分、活用させていただく。
1 hour ago
・一番参考になったのが、各シンク・タンクの資金力だ。当然、ご本人からはあまり出さない情報だろうからだ。その人の人的魅力や言論活動上の実力が、金額によって一つの数値的目安にもなっている。これを「汚い」と見るかどうかだが、米国流の資本主義とは、結局、是非は別に、そういうことなのだろう。
1 hour ago
←(後注:説明するまでもないことだが、ムスリムにとっては、イスラームの悪い面ばかりを殊更に強調することで、クリスチャンやユダヤ教徒の支持を集めている、という不快感が伴うのであろう。しかし、ここでお断りしなければならないことは、米国のイスラーム出版社が出しているキリスト教や聖書に対する非難めいた冊子だ。だから、お互いさまということになる。結局のところ、信教の自由が確保されている社会では、人々は自分にとってより心地よい側を選択する権利があるのだ。)

・だからこそ、反発も出てくるが、その一方で、莫大な石油資金を中東から得て、世界有数の大学が、それ以上のイスラーム研究機関を次々に創設しているという事実も、また考慮すべきなのだ。今は、本当に大変な時代だ。ただし、今回の一連の出来事で、一つ気づいた点がある。
1 hour ago
←(後注:石油資金による「イスラーム研究機関」については、2008年4月18日・4月25日付「ユーリの部屋」参照)
・昔から気になっていたのは、レバノンにしても、イスラエルにしても、本当に中東地図全体から見れば、小さな土地面積。しかしそこが、常に憎悪と紛争の的にもなってきたのだ。一方、マレー世界の真ん中に位置するミニ国家シンガポールの驚異的な繁栄は、何を物語るのだろうか。話を元に戻すと....。
1 hour ago
・ご自身でも、「ワシントンに比べれば、小さなシンク・タンクだ」と映像でおっしゃっていたパイプス氏。そこから発信される情報に、かくもお金が集まっているという事実だ。これは、何を意味するのだろうか。もちろん、名が上がれば上がるほど、責任重大で、一つのミスも許されない緊張の連続だろう。
1 hour ago
・1980年代半ばにアカデミアを退き、学問的な知見と一般社会を結びつける試みとして、中東フォーラムを開始したという。本来ならば、学問は学問として、「象牙の塔」の専門家の合意の下、おさまっていれば済んだ話だったのかもしれない。しかし、そのままでは居心地が悪く、将来への危機も察知した?
53 minutes ago
←(後注:「中東フォーラム」については、2012年1月13日付「ユーリの部屋」参照)
・時代の趨勢や確かな社会変化に対応しようとする、一つの方法ではある。もちろん、リスクは大きい。私も、この頃、方針を変えていろいろ書いているが、黙っていたら伝わらないと痛感し、後悔してもいるからだ。ただし、同時並行して、主人に経過報告したり、家事など、他事で気を紛らわせてもいる。
53 minutes ago
・今日も考えていたが、バーナード・ルイス氏の英国時代の著作を見ると、実に膨大な資料を、丹念に読みほどいて、丁寧に落ち着いて論じている。パイプス氏の20代から30代頃の著作も、そのような詳細さと慎重さが感じられる。それが、米国内で政治絡みの言論活動に従事するようになると、どうも..。
49 minutes ago
←(後注:「バーナード・ルイス」については、2010年5月14日・6月15日・2011年12月17日付「ユーリの部屋」参照)
・けたたましくなってしまうのだ。お二人共に、そのような傾向がみられる。なぜなのだろうか。例えば、ダラスのロバート・ハント先生が、映像の断片で見る限り、落ち着いてにこやかに話し、聴衆もうなづきながら聴いているのと、好対照だ。社会的位置づけが違うとはいえ、ハント先生だって...。
46 minutes ago
←(後注:「ロバート・ハント先生」については、最近の記述では2012年1月23日・1月27日付「ユーリの部屋」参照)
・ダラスの有力新聞で定期的に執筆を続け、それなりに有名ではあるのだ。だから、何が違うのだろうか、気になるところではある。イスラエルに在住経験のある日本人研究者の話では、「中東でのクリスチャンの立場は、曖昧だ」との由。曖昧ながらも満足して暮らしているならともかく、人口流出が目立つ。
44 minutes ago
←(後注:「中東でのクリスチャン」については、例えば、2010年3月11日付「ユーリの部屋」参照)
・そのような事実を、はっきりと前面に出し、同時に「考えられる解決策」も提示して講演しようとすると、突然、ある一言でボイコットが始まる。いかにも、事前に準備して待機していたかのようだ。ハント先生の場合は、ボイコット事例は、私の知る限り、ないようだ。エディンバラ大学では、どうか?
42 minutes ago
←(後注:講演内容に関する「ボイコット」は、2012年1月15日・1月26日付「ユーリの部屋」参照。「エディンバラ大学」に関する言及は、2007年11月12日・2008年4月18日・2011年12月17日付「ユーリの部屋」)
・と、会場から問われて、「そのような事例はない」と、ゴッダード教授の返答。また、ロンドンでは、現在のイスラエルの採択する政策に反対しているユダヤ系もいる、と添えられていた。ゴッダード教授は、英国流の穏健な公平さと中庸が売り物だと、私も期待していた。しかし、最近の映像では....?
40 minutes ago
・意図はわかるのだが、何だか大事な点が抜け落ちているような歯がゆさを感じる。例えば、「エディンバラにはモスクもあるが、中東、特にサウジアラビアでは教会がない。これで寛容(tolerance)と言えるのか」という会場からの質問に対して、エスポジト教授は「中世キリスト教社会の方が」と。
23 minutes ago
←(後注:「ムスリムの寛容」については、例えば、2010年6月17日・6月22日付「ユーリの部屋」参照)
・「さらに異教徒に対して苛酷だった」。今ではお決まりの返答。「だから、ムスリム圏の方が、遥かに寛容だった」と。ゴッダード教授も同意して、「中東にキリスト教会があるかどうかについては、たくさんある」と、よどみなくスマートに応じていた。質問者は、中世時代については素直に同意。
22 minutes ago
・しかし、これでは答えになっていないと思う。質問者は、現状を比較しているのに、エスポジト教授は中世を持ち出し、ゴッダード教授は教会の数を述べているだけだ。問題は、関係性と非対称性にあるはずなのに。だから常に、穏健でボイコットもない代わりに、物足りなさを残すのだろう。
16 minutes ago
・一方で、パイプス氏らの活動を批判している報告書は、「あまりにもムスリムイスラームに対してネガティヴな面だけを出している」という怒りと不満にあふれていた。それは、確かに同意できる面もあるが、恐らくは、パイプス氏側にとっては、中東情勢の緊迫感から、一般社会に対する「啓蒙」に..。
12 minutes ago
・必死になって集中しているのではないだろうか。気が休まらない日々だろうとも察せられる。その中で、私に律儀にメールを送ってくださるのだ。やはりこの点は、大切にしたいと思う。ちなみに、こちらの誤解や不正確さがあってはならないので、このようにパイプス氏について書き続けていることに...。
6 minutes ago
・対しては、私から前もって報告はしてある。ご本人は、「気づかなかった」と。もちろん、ハント先生がご自身の擁護をエッセイ上でされていたことも知らず、ハント先生も、私から事後報告を受ける形であった。つまり、いわゆる陰謀論とかプロパガンダでは全くない。これだけは、繰り返し強調したい。
1 minute ago
←(後注:「プロパガンダ」については、2012年1月23日付「ユーリの部屋」を、「陰謀論」については、2008年11月23日・2010年10月19日付「ユーリの部屋」参照)
(転載終)

主人に、今回の一連の件をどう思うか、再度尋ねてみると、「そりゃ、モサドとかFBIとか、国の諜報機関が働いているだろうけど、そんなの、どこでもやっていることで、一般人としては、国や民族の違いを超えて、話や考えの合う人とのつながりを大切にしたらどうか?人の評判を気にしていたら、もたないよ」と。確かに、ジョン・ル・カレのスパイ小説(『寒い国から帰ってきたスパイ』(1971)『ドイツの小さな町』(1975)宇野利泰(訳)早川書房)やソルジェニーツィンの収容所小説(『イワン・デニーソヴィチの一日』(1963)木村浩(訳)新潮文庫)も昨年の晩秋頃に読んだので、一般知識としては踏まえているつもり。「それに、パイプス氏だって、自分と考えの合わない人のことは、叩いてるでしょう?それだから、結局は、同じことなんだよ」。
一言、追加事項としては、2007年10月26日付「ユーリの部屋」で記したフランシス・フクヤマ氏の講演会が挙げられます(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071026)。この考え方を私が全面放棄したわけではないことを、是非ともお含みおきくださればと思います。