ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

とはいうものの...

というわけで昨晩は機嫌よく、「N響アワー」の感想を、演奏会の思い出も交えて長々と書いていたのでした。 録画もあるし、今後、疲れたときの気分転換や元気づけにもなるし、と安心しきっていました。 ところが、今朝になって、もう一度あのシーンを確認しよ…

豊かな天性に感謝しつつ

先程、N響アワーを録画しつつ、放送を食い入るように見ていました。そうです、庄司紗矢香さん特集で、6月1日と6日にN響と共演したリゲティの協奏曲とプロコフィエフの協奏曲第1番が紹介されていたのでした。プロコフィエフの方は、当日、ラジオで生放送を聴…

マレーシアの美術展

今日は、マレーシア美術展の話です。詳細は、ホームページ(http://artmalaysia.com.my)をご覧ください。これは、マレーシア教会協議会の通知によるものです。 「マレーシア国際キリスト教美術展」は、7月11日から26日まで開かれるそうです。 絵を描きたく…

とりとめもなく

おととい、アメリカから中古本が一冊届きました。 William A.Smalley, "Translation as Mission: Bible Translation in the Mondern Missionary Movement", Mercer University Press, 1991. ざっと目を通しましたが、ちょうど10年前に真剣に悩んで一生懸命調…

物思うこの頃

昨日は、2ヶ月ぶりに民博図書室へ行ってきました。司書の方達とはすっかり顔なじみになってしまい、「この後、本のコピーもしますよね」と、こちらの段取りまで読まれてしまう関係に...。地理的には自宅から近いのですが、図書室へ辿り着くまでが長い散歩道…

イラン情勢に対する一見解

「メムリ」(http://memri.jp)Inquiry and Analysis Series No 526 Jun/21/2009 「イランの大衆抗議デモは市民革命か 」 A・サヴィヨン(イランメディアプロジェクト長) 2009年6月12日の大統領選挙に続いて、イランで抗議デモが発生した。次は本件にかかわ…

ひとやすみ

「カイロでの調査報告」の後半部は、もうしばらくお待ちください。 それにしても、ある程度は知っていたこととはいえ、イスラームから見た他宗教の観察や意見は、大変興味深いと改めて思います。指摘は合っている部分もそうでない面もありますが、いずれにせ…

1977年カイロでの調査報告 (1)

さて、2009年6月17日付「ユーリの部屋」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090617)で言及したレポートについてご紹介いたします。今日は第一弾です。宗教学専攻のWilliam E. Shepard名誉教授(ニュージーランドのカンタベリー・クライスト・チャーチ大学…

初心にかえって

どうもマレーシア神学院のスタッフ達は、私がこれまで発表した原稿の翻訳を心待ちにしているようです。正直なところ、そんなに本気で待っているとは想像していなかったために、今日、メールで「あれはどうなった?」と尋ねられ、申し訳なく思いました。 ただ…

しっとりした情感あふれる演奏

今朝メールボックスを開くと、シンガポールの友人から「新インフルエンザがひどいってニュースで聞いたけど、そっちは大丈夫?」と便りが来ていました。「もちろん大丈夫」と返事を認めましたが、こういうやり取りはとてもうれしいものです。 さて、今日借り…

物事はすっきりと整理しよう

このところ、パソコン上に保存してある数年前の新聞記事やサイトなどを整理しています。不要なものや、既に閲覧不可となったサイトは、迷わず削除です。そして、フォルダーを新しく編成し直して、興味関心の移り変わりに応じて、できる限りすっきりするよう…

グリル故障から学ぶ

ガスコンロのグリル部分の故障(点火直後にガスが消えてしまい、魚が焼けない)のため、購入した会社のサービスセンターへ電話しました。事情を話すと、「明日また連絡しますので」とのこと。ところが、30分ほど家で用事を片付けていると電話が鳴り「今ちょ…

音楽と騒音

週末には、シュポアのヴァイオリン曲を幾つかHDDに移しました。 シュポアの名を知ることができたのは、ヒラリー・ハーンのおかげです。彼女が、「シュポアが演奏されないのは、演奏家が演奏しないからです」と発言しているのをどこかで読み、それなら聴いて…

衣替え

三日がかりで、ようやく家庭内の衣替えがすべて終了しました。思い切って、古くなって家でも着なくなった服をすべて処分することにし、多少はすっきりしました。 これまでは、(いつかは着るかもしれない)などと思っていたものの、考えてみれば、セーターや…

過ぎ去った時を回顧すると

昨晩から午前中にかけて、波多野精一『基督教の起源』岩波文庫(1979/2007年)の大半をようやく読み終えました(参照:2007年12月18日付「ユーリの部屋」)。 著者については、もちろん、お名前は随分前から存じ上げていましたが、2007年3月上旬のイスラエル…

『アラブが見た十字軍』から

アミン・マアルーフ(著)牟田口義郎・新川雅子(訳)『アラブが見た十字軍』筑摩書房(2001/2007年 第十刷)を読み終わりましたが(参照:2008年12月28日付「ユーリの部屋」)、重要なのは最終章と結論だろうと思います。例によって部分抜き書きをしましょ…

すこやかに順調に伸びて

庄司紗矢香さんのことは、何度もこのブログで取り上げていますが、どうもインタビューから察するところ、女性が創造的な仕事に関わる家系のようです。 だから、小柄で一見ハンディがあるように見えても、実にのびのびとした楽しそうな演奏、しかも正統的解釈…

よしなしごと

ある程度まとめて本を読むには、一人になる時間がどうしても必要ですが、読み終わってみると、果たしてこの時間は必要だったのかどうか、などと考えてしまいます。 先日借りた本は、『ナルニア国物語』を除き、すべてあっという間に読んでしまいました。 プ…

イスラエルとの平和条約

「メムリ」(http://memri.jp)から緊急報告シリーズ Special Dispatch Series No 2364 Jun/3/2009 「(イスラエルとの)平和条約はエジプトの過去30年の歴史の中で最も重要な出来事だった」 「中東自由フォーラム(Middle East Freedom Forum)」のマグディ…

本を読む楽しみ

少し一息つける今、ちょっと趣向の変わった本を、近所の図書館から借りてみました。たまにはこういう本も読まないと、思考パターンが固まってしまいそうですから。 ・『リビング・ヒストリー ヒラリー・ロダム・クリントン自伝』酒井洋子(訳)早川書房(200…

再び音楽と本の話

先日、大学病院に行き、支払いを待っていたところ、70代か80代ぐらいの、灰色の制服を着たかなり太めの修道女3人が、並んで座っているのを見かけました。 顔立ちから日本人じゃないとは遠目にもわかりました。3人のうち1人が病気で通院、あとの2人は付き添い…

演奏会の感想 (その2)

さて、忘れないうちに、先月26日のシンフォニー・ホールでの演奏会の感想を書き留めておきましょう。 今回は、リゲティの協奏曲を事前に購入してHDDで何度も予習しておいたので、庄司紗矢香さんの演奏を余裕をもって聞けました。曲を知っている観客がほとん…

先月の総括 そして6月の期待

早くも今年も後半期に入りました。ようやく、爽やかな初夏の始まりです。 先月は、筆まめな(?)私にしては珍しくも、12日分しかブログを書きませんでした。病気だったのではなく、単純に原稿書きに熱中していたからです。頑張った割には、でき上がってみる…