ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

突然のウィルス侵入のために...

すみません。突然ですが、しばらくブログのお休みをいただきます。 昨晩のエレーヌ・グリモーさんとフランクフルト放送交響楽団との演奏会について書こうと思い、メモを用意していたのですが、なんと、パスワード入力を拒まれてしまい、パソコンが動かなくな…

エレーヌ・グリモーのピアノ演奏会

今日は、午前中に図書館へ行って本を返した後は、ずっと発表の下準備としての資料整理をしていました。夕方近くには、どうやってこの一見変わり映えしない資料の山を、発表に耐えうる形に整えようかと考えているうちに、なんだか憂鬱になってきてしまいまし…

論理性と公開性

昨晩は、夜中の3時過ぎまでかけて、たまってしまった紙類の整理をしていました。片づけものは、私の場合、思い立ったが吉日で、勢いである程度済ませた方が能率がよいようにも思います。もちろん、普段から整えられればよいのですが、基本路線はそうであって…

旅の思い出を振り返ると...

2008年5月2日付「ユーリの部屋」で書いた一泊二日の旅について、先程、ようやく一通りのメモ整理が終わりました。家計簿に各種レシートを貼ることはずっと前に終わっていましたが、何時から何時まで、どこで何をしたかなどのメモは、興奮状態の帰宅直後より…

演奏会の余韻いまだ冷めやらず

一度もスポーツ新聞なるものを読んだことのない私ですが、フィラデルフィア管弦楽団について検索しているうちに、以下のようなサイトが見つかりました。「クラシック・コンシェルジェ 」(http://www.sponichi.co.jp/entertainment/classic-concierge/index.…

昨日の演奏会の感想(続き)

昨日の演奏会のインパクトが強過ぎて、ついN響アワーの悪口を書いてしまい、内心忸怩たるものがないわけではありません。自分が弾けもしないのに批判だけは、というのはよくありません。ただ、一素人として、それだけ良い演奏に触れる機会が拡大したという意…

フィラデルフィア管弦楽団の演奏

昨日のブログにも書いたように、午後2時半過ぎに家を出て、兵庫県立芸術文化センター大ホールに向かい、4時から6時10分まで、クリストフ・エッシェンバッハ指揮・五嶋みどりさんヴァイオリン・フィラデルフィア管弦楽団による演奏会を満喫しました。今もまだ…

雅楽を堪能しました

今日は夕方から、第50回記念大阪国際フェスティバル2008で宮内庁式部職楽部を鑑賞する予定です。雨降りの中、ちょっと億劫でもありますが、こんな機会でもなければ、正式の雅楽に触れる機会もないと思いますし、昨年10月27日に電話で予約してあったチケット…

気分転換としてのブログ

今朝は、締め切りまでに確かに送信したはずの学会発表要旨が、「まだ届いていないので、至急送れ」とのメールが届き、いささかうんざりしました。その数時間後に、同じ先生から、「確かに届いていますので、ご安心ください」とのこと。やれやれ。すぐに返事…

今日 勉強したこと

今日は、ムスリム・クリスチャン関係に関して、前から評判を聞いていたお二人の英語著作を購入することにしました。主に中東キリスト教とイスラームの関係、および西洋とイスラームの関係が中心の歴史的概観です。届くのはどうも6月になりそうですが、とにか…

ムスリム・クリスチャン関係の障壁

突然で恐縮ですが、2008年3月29日付「ユーリの部屋」の後半部分で書いた『ムスリムとの対話におけるキリスト論:9世紀と20世紀になされたムスリム向けキリスト提示の批判的分析』(拙訳)という本に関して、重大なミスが二か所見つかりました。(Mark Beaumo…

それぞれの基準や水準で....

2004年前半期にマレーシア華人の友人と意見交換していたメールを、少し読み直してみました。当時は一生懸命だったのですが、今振り返れば、何ら新規性のない当たり前のことばかり書き連ねています。シンガポールでのカトリック、プロテスタント、ムスリムの…

学問としての聖書の存在意義

今日で、住んでいるところの鉄骨外枠が外され、覆いも取り除かれ、外壁塗り工事がようやく終了に向かっています。2か月の工事でした。中が暗くて外の天気もわかりにくかったのと、布団や洗濯物が干せなかったこと、多少は騒音に悩まされたことなど、いろいろ…

回顧と省察とまではいきませんが

日本語版ウィキペディアによれば、日本のイスラーム研究者には、親イスラームと反イスラームとに分かれ、その多くが親イスラームなのだそうです。内訳としては、左派、アラブ研究者、リベラル多元文化主義者などが挙げられています。 一方、2年ほど前に、あ…

中東5か国の教科書分析報告

結局のところ、中東の教科書分析の報告書は、自分の関心事に沿った部分のみプリントアウトして読んだだけなのですが、5か国で計124ページにも及び、非常に疲れました。正直なところ、今日は一日中、ぐったりとしていました。 疲れの原因は、同じような話がぐ…

平和と文化的寛容の理念形成

昨夜は、さっそく届いたばかりの『ピースメーカー』(1997年)をDVDで見ました(参照:2008年5月10日付「ユーリの部屋」)。2時間なので、ところどころ早回しでざっと通しただけですが、Jessica Stern氏をモデルとするヒロインの描き方はさすがだなあ、と思…

平和と文化的寛容の教科書分析

昨日の「ユーリの部屋」の文末に書いた中東の教科書分析が気になり、とうとう今日の午前中は、それに夢中になってしまいました。(こんなことをやっている場合じゃないのに)と思う一方で、目から鱗が落ちる(パウロですね!)ような鮮やかな思いがしました…

中間休みとして...

重苦しかった読書の一週間がようやく終わり、次の用件に集中する時が来ました。こちらも、責任が伴うために大変と言えば大変ですが、気分はずっと穏やかです。 昨晩は、シンガポールの友人からメールが届き、この夏に日本に来て滞在することになったとの由。…

『異端者と呼ばれている私』(5)

Jessica Stern氏の『神の名におけるテロ』を一週間かけてようやく再読し終えました。ケネディ・スクールでStern先生は、「このテロリズムのコースは、きついし混乱するものなのですよ」と学生さん達に警告するそうですが(p.135)、本当に、この一冊だけでも…

『異端者と呼ばれている私』(4)

変則になってしまいましたが、おとといの続きとして、Michael Youssef氏の『アメリカ、石油、そしてイスラーム的な精神』の後半部の要点を列挙してみます。 ・シリア、パレスチナ、北アフリカのような伝統的にキリスト教だった土地でしたように、600年代に、…

昨日の続きをもう少し...

昨日のブログでは、途中切れになりましたが、エジプト系アメリカ人の元ムスリムのキリスト教伝道者によるいささか古い著作(1983/1991)に言及しました。 念のためお断りいたしますが、アメリカのみならず日本でも、キリスト教関係の各種雑誌や本などを通し…

『異端者と呼ばれている私』(3)

今日もJessica Stern氏の本『神の名におけるテロ』(拙訳)を読みふけっていました。それにしても、勇気と慎重さと感受性と高い知性を併せ持った稀有なタイプのユダヤ系アメリカ人女性だと思います。1997年には『ピースメーカー』という映画の主人公のモデル…

『異端者と呼ばれている私』(2)

昨日の「ユーリの部屋」の文末で、イスラエル建国/独立60周年記念日に触れました。ユダヤ暦によれば今年は5月8日に相当するのだと、雑誌『みるとす』(2008年4月号No.97, p.50)で読んでいました。しかし、一日中、知り合いのイスラエル人の先生にお祝いの言…

アメリカの女性学者と音楽の話と

今日も一日中、Jessica Stern氏の著作を読みふけっていました。 You Tubeにも2件ほど氏が登場する映像の投稿があり(2001年9月同時多発テロ事件の約2週間後のテレビ出演と2004年のダボス会議でのパネル発言)、念のため見てみましたが、声も話し方も服装も態…

『神の名におけるテロ』を再読して

一日中、学会誌用の原稿書きに集中したため、お約束の「第二弾」に入れませんでした。締切には間に合い、ほっとしていますが、疲れもどっと出ました。 読んだ本の感想とはいえ、ブログで書く以上は、ある程度きちんと証拠づけておかないければならないと思う…

なつかしいベルリンの壁の思い出

早いもので、長かったゴールデンウィーク(計11日)も今日で終わりです。 計画がこなせたかどうかは、私に関しては不問です。というのも、予定外のニュースが飛び込んできたり、届いた本に対して、思った以上に夢中になってしまったりしたので...。まあ、没…

一歩前進した『ヘラルド』裁判

今日付の英語版はてな日記‘Lily's Room’(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20080505)には、マレーシアのカトリック週刊新聞『ヘラルド』マレー語版での神の名の問題について、一応の勝利判決が出た旨、ニュースを掲載しておきました。当然の帰結とはいえ…

『異端者と呼ばれている私』(1)

しばらく自分に与えた休暇中ということもあり、日課を休んで、昨日から今日にかけて、ある本に没頭して過ごしました。その本とは、昨日届いた『異端者と呼ばれている私』(別訳『今や彼らは私を不信心者と呼ぶ:なぜ私はアメリカやイスラエルやテロとの戦い…

三日間のお休み後の簡略報告

ここ一か月以上、私の住む地域一帯は、外壁改修工事のために、建物全体に足場を組み、覆いをかぶせています。部屋中が薄暗い上、洗濯物が夜間しか干せず、布団干しもできないので、不自由しています。 特に、おとといから昨日にかけて、我が家がベランダのペ…