ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ローマ教皇のイスラーム理解

以下は、昨日見つけたサイトからの拙訳です。原文は‘Lily's Room’(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20090430)をご覧ください。部分的に意訳した箇所があります。また、固有名詞などの誤訳については、ご教示いただけると幸いです。無論、いかなる誤りも私…

変化への第一歩

「メムリ」(http://memri.jp) Special Dispatch Series No 2324 Apr/26/2009 「キャンプ・デービッド合意はイスラム法上、有効である」 イスラエルとエジプトが(1978年)キャンプ・デービッド合意に調印してから30年。(エジプトのイスラム原理主義組織)…

新しい「マレー語訳聖書」の内実

昨日書いたマレー語訳聖書の件ですが、大凡の状況がつかめてきました。 マレーシア聖書協会からも、お返事をいただき、「これは、インドネシア聖書協会もマレーシア聖書協会も出版していない版ですから、ここから販売に出すことはありません」とのこと。 で…

新たなマレー語訳聖書の動き?

今日は、民博図書室へ出かけ、借りていた博士論文5冊などを、とりあえず返却しました。とりあえず、というのは、全部読み切れなかったからですが、いずれ要りようになることは必須なので、まずは返却日にきちんと義務を果たし、また折を見て借りようという魂…

好きなものに熱中できる幸い

『音楽の友』2009年5月号に掲載されていた、庄司紗矢香さんのインタビュー記事「音楽の星に生まれて09」(pp.112-115)は、なかなか充実した興味深いものでした。早速、近所の図書館でコピーをとり、じっくりと読みました。 可愛らしい顔立ちと小柄ながら成…

相互交流の境界線を設定すること

昨日は、ここ数日、夢中になって取りかかっている原稿に注を入れるために、埃をかぶった数年前の複写コピーを見ていました。私は立ち上がりが非常に重いのですが、いったん取りかかると我を忘れて何時間も集中する癖があるので、少しここで休憩をとって気分…

ヨーロッパのムスリムについて

メムリ(http://memri.jp) 緊急報告シリーズ Special Dispatch Series No 2309 Apr/19/2009 「ヨーロッパ人の開放性に付け入るムスリム・グループ」 最近、湾岸の新聞の2つの記事が、欧州ムスリムの西側に対する態度を取り上げた。2008年12月2日、クウェー…

もっとのびのび安心して...

昨晩は、ふと思い立って、これまで発表したレジュメに沿って、文章化を試みてみました。前にも書いたように、一生懸命やったつもりでも、たいしたことのない内容に時間とエネルギーを投入し過ぎたような感覚に襲われ、(こんなことをするために生まれてきた…

シェラベア訳の聖書について

昨晩は、なぜか夢中になって、シェラベア訳の聖書に関する短い報告二本を和訳してみました。もっとも、数年前から入手してあり、参考文献表にも何度か入れ、もちろん読んでいました。が、和訳してみると、また新たな驚きがあります。我ながら意義を感じて、…

寝食を忘れて

昨日は、3月の発表内容を原稿提出するため、なんとか字数内におさめようと苦心していました。それこそ、文字通り寝食を忘れて、です。 いつも自分の発表が終わると、一生懸命につくったつもりのレジュメを見て、(たいしたことないなあ)と意気消沈し、(だ…

それでもいろいろある

というわけで、昨日はいささか憂鬱でもありましたが、人生、悪いことばかりじゃありません。以前、キリスト教史学会で、ずいぶん多くの重厚な業績をお持ちのご年配の先生が、上がり下りの階段の多い複雑な構造の会場を例えて、「研究も同じですね。山有り谷…

複雑な春

何年か前から、「本を書いてみない?」「いい編集者と巡り会えればねぇ」などとおっしゃってくださる方がいます。本当にありがたいと思うのですが、お話がそこで止まってしまう点、何か問題があるのでしょうねぇ。もっとも、第一級の資料をもっと探っていか…

花の命は短くて

「花の命は短くて」の通り、満開だった桜は、山桜を除き、この辺りではもう葉桜になってしまっています。見頃はほんの二日間が勝負だということを改めて思います。 明日は我が町の選挙。今も、選挙カーの絶叫や徒歩でのマイクロホン行進や自転車集団など、そ…

昔の取り戻し、できるかな?

今、故レナード・バーンスタインの英語による解説で、プロコフィエフの交響的物語「ピーターと狼」作品67を聴いています。 バーンスタインについては、牛山剛(著)『ユダヤ人音楽家―その受難と栄光』(ミルトス)で、その人生背景の一側面を読み(参照:200…

『ヘラルド』デジタル化の話

マレーシアのカトリック週刊新聞『ヘラルド』が、今月あたりから、ほとんどの記事をウエブサイト上で読めるようにしています(『ヘラルド・マレーシア』(http://www.heraldmalaysia.com)と名称変更)。 以前から、サイトそのものはあったのですが、タイト…

(休載)

(この日は休載とさせていただきます。)

加藤周一『読書術』から

故加藤周一氏の『読書術』がいささか物足りなかったと書きました(参照:2009年4月4日付「ユーリの部屋」)。 ですが、読み通してみて、氏が逝去されてから初めて、カトリックの洗礼を受けられていたことを知って驚いたと「告白」されたいわゆる著名な知識人…

外部世界から学ぶこと

2009年3月25日に、アジア(タイ)神学(いわゆる「水牛の神学」)で有名な小山晃佑師が逝去されました。79歳でした。 ◎「水牛の神学」の小山晃佑氏死去 【CJC=東京】「水牛の神学」で知られる神学者小山晃佑氏が3月25日、米マサチューセッツ州ベイス…

インターネットのデータの罠

インターネットの向上のおかげで、文献調べが非常に楽になったことは事実です。一方、データに関しては、必ずしも全体の正確な動向を示しているわけではないことも、併せて覚えておく必要がありそうです。 昨晩、Google Scholarで調べ物をしていた時、ふとい…

割り切って前へ進もう

4月。世界的大不況の厳しい選抜の中、入社式や入学式など、うまく「枠」におさまった人は、期待と抱負に胸ふくらませていることと思います。おめでとうございます。同時に忘れてはならないのは、先人の地道な努力と枠に入ることを理不尽にも拒まれた人々の存…

記録に残して整理保存すること

「とにかく、ここまでたどり着いた。みじんの安堵感もない。早急に勉強してみたい題材が、まだまだ山積している。過去約一五年間の読書体験に基づいてなったのが本書である。読みながら作成してきたカードや走り書きのメモ類のうち、四千枚弱を今回ひっくり…