ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ひとつの見方 サウジ改革派

「メムリ」(http://memri.jp)Special Dispatch Series No 2367 May/24/2009 「ひとつの文化現象としてのテロリズム―サウジ改革派の意見―」 ロンドン発行紙Al-Sharq Al-Awsatは、2009年4月27日付紙面で「テロリズム:ひとつの文化現象」と題する記事を掲載…

演奏会の感想 (その1)

すっかりご無沙汰してしまいました。このところ、かかりっきりになっていた作業があり、それに没頭していました。 もう何年も前から、(一度は納得のいくようにまとめておかないといけないなあ)と思っていたテーマだったのですが、始めてみると、手のかかる…

ミーンズ夫妻の生涯

今日は、5.15事件を思い起こす日だったのでした。これもそれも、犬養道子氏の著作に触れていなければ、全く忘れ去ってしまっていたことでしょう。 さて、先程、マレーシアから激励メールが届きました。昨日書いた本について、著者の義母つまり主人公に当たる…

マラヤ/マレーシアの宣教師

今日は、とても印象深くおもしろい本がシンガポールから届きました。マレー半島のみに居住すると言われているオラン・アスリの特にセノイに対して、1929年から1939年までキリスト教伝道に従事したミーンズ牧師夫妻(1894−1980,1901−1999)のメモワールです…

マレーシア人の先生から学ぶ

昨晩も、原稿書きのためにマレーシアの出版物を見ていて、「賢く現実的に生き延びる術」を早く身につけた人が有利な社会なんだと再認識したと同時に、いろいろな人がいるのでまとまりにくいけれども、多様性のために個人として力を発揮しやすいところもある…

中間的思索

このところずっと原稿書きなどに明け暮れていて、机の周りは資料の山で乱雑になっています。多くの資料を見ないと非常に平板で、何が何だかわからないことが多いテーマです。あっちに少し、こっちに少し、という細切れ情報を根気よくまとめ上げていく方針に…

小塩節先生のラジオ名講義

今日は5月8日。ドイツ敗戦記念日です。 久しぶりにNHKラジオ・ドイツ語講座を聴くことができ、幸いでした。というのは、恐らく調整の上だろうとは思いますが、ヴァイツゼッカー元大統領の敗戦40周年の記念講演が、再度、小塩節先生によって取り上げられたか…

うれしい再会・うれしいニュース

長かったようであっという間だった連休も、既に終わってしまいました。去年は小旅行に出かけましたが、今年は、コンサートと外食以外は、もっぱら家でごろごろのんびりしていた感じです。パソコンのプリンターを交換した程度かな、新鮮だったのは....。 ある…

共に生きるための思想(2)

ワット先生の2002年のご著書『今日のためのキリスト教信仰』を読み終えました(参照:2009年5月3日付「ユーリの部屋」)。感想を一言で述べるなら、とても易しい表現で書かれているのに、実に深い思想です。 イスラーム知識については当然のことながら、聖書…

びわ湖でピアソラを聴く

今日は、びわ湖ホールで川久保賜紀さん「プレイズ・ピアソラ」の演奏会に行ってきました。これは、主人の発案によるもので、なんと1週間前にチケットを予約したという...。S席で3000円という格安さは、文化庁芸術拠点形成事業の一環だということと、県立ホー…

共に生きるための思想(1)

昨日の末尾に書いたことの続きです。さすがはワット先生、『今日のためのキリスト教信仰』(2002年)では、最後に「ムスリム達への一言」という4ページ弱が付記されています。実は全文を読み終わっていないのですが、ムスリムへの深い愛情と含蓄に富む落ち着…

キリスト教側はどうあるべきか

さすがに、サミール司祭の論説文を訳すのには、いささか疲れました。訳語の間違いも多々ありましたので、ご興味のある方は、ご面倒ですがもう一度見直していただければ幸いです。 こちらがナイーブにも疲れた理由としては、この司祭が、混乱の続くエジプトや…