ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『ペルセポリス』の本2冊

昨日は、ふと気になって昼間のうちに、1月14日に主人と見たコミック映画『ペルセポリス』のメモをワードに入力して整理しました。映画のみならず、講演会でもクラシック演奏会でも、忘れないようにメモをとる習慣がありますが、映画館内は特に暗いので、広告…

与えられた恵みを分かち合うこと

先程、日本UNHCR協会(国連難民高等弁務官の日本事務所)から確定申告のための寄付金控除用書類が送られてきました。先週には、MSF(国境なき医師団)からも同類の書類が届きました。この他に、相馬雪香氏の「難民を助ける会」からも、きちんとご連絡が来ま…

恐るべき日本の医療実態

先程、マレーシアからカトリック週刊新聞『ヘラルド』が無事、届きました。昨年のクリスマス前からのゴタゴタ以来、しばらく言及をお休みしていますが、年明けて今月の4週分をまとめて記事を眺めてみると、さまざまな点に気付きます。いずれ、私なりの考察を…

あしながおじさまからのプレゼント

インドネシアのスハルト元大統領が亡くなりました。政治家としての評価はさまざまで、これから解明が進む研究分野もあるのでしょうが、とにもかくにも、一つの時代の区切りという感じがします。 大阪府知事選では、今後の手腕が厳しく問われるであろう結果と…

最期への心構えは幼児期に

「キリスト教会は、できもしないことを語り過ぎる」と聞いたことがあります。 思わずムっとされましたか。でも、これは、マレーシアでの話です。 博士号を持つあるプロテスタント華人の方ですが、ある日、私に嘆息気味にこう言われました。「とにかく、昨今…

神戸バイブルハウスにて(5)

ところで白方先生は、ご両親がプロテスタントでいらしたので、子ども時代から教会学校にも通い、青年期に信仰の自覚を持たれ、結果的に「脳神経外科を専攻してよかった。医療現場での経験からも、神の存在を認めざるを得ないことがわかった」という意味のこ…

神戸バイブルハウスにて(4)

充分煮詰め、整理しているわけではありませんが、昨日の神戸バイブルハウスで見聞した話を契機として、とりあえず思い浮かんだ雑感を、以下に綴ってみたいと思います。昨日、焦点となった話の一つに、いわゆる神癒の問題がありました。繰り返しになりますが…

閑話休題

今朝、メールを開くと、中学の元同級生からメッセージが届いていました。「ブログ日記みました。相変わらず勉強ばっかりしてるんだね」。主人に勧められて、軽い気持ちで年賀状にアドレスを書いたところ、彼女ばかりでなく、思いがけず、いろんな方達から、…

管理束縛の体制は人間不信から

神戸での学びの話はまだまだ続くのですが、事の性質上、慎重にならざるを得ないテーマなので、しばらく休憩をいただくとして、別の角度から「信仰におけるキリスト者の自由と責任」の問題を示唆したいと思います。休みの日に主人とおしゃべりしていて、ふと…

神戸バイブルハウスにて(3)

この歳になると、セミナーに出ても、若い頃のように無我夢中で知識の吸収に努めようとは思わなくなります。いわば、学生時代に得た知識を基に、応用編として、自分なりの人生体験と照らし合わせながら、お話を聞くようになるからです。人の一生のうちには、…

神戸バイブルハウスにて(2)

ブログの利点は、即時性と継続/持続性、そして保存性と再現性といった、複数機能を兼ね備えていることでしょう。そこで、しばらく神戸バイブルハウスでのお話を、個別に、あるいは総括して綴ってみたいと思います。1月10日と17日の午後、予定通り神戸バイブ…

朝日新聞の記事から

2008年1月13日付『朝日新聞』朝刊「仕事力―対価を求めない」by村上憲郎氏 ≪要約≫ 1. 原理原則の重要性:現象の根底にある原理あるいは基本的な仕組みに何度も立ち返ってしっかり学びなおす→仕事力の土台が確かになる→臨機応変の自信+俊敏な決断力+行動力 2. …

「ペルセポリス」の主人公と私

ところで、私の気質は、表面的にはおとなしく地味そうに見えて、内面は非常に激しく、直情径行らしいです。理不尽な曲がったことが大嫌いで、それに対しては、遠慮会釈なく、断固怒りを表明します。ストレートで率直な態度が好きなのは、子どもの頃からでし…

依存傾向があるのは夫か妻か?

このブログでは、たった一つだけ、自分で決めた厳守項目があります。それは、主人の仕事に迷惑をかけないということです。 そもそも、主人の方から「早くホームページを開きなさい」と勧められ、ホームページ作成の参考書やソフトなどを用意してくれました。…

思い巡らすために休息を

昨日は、研究テーマに関わるフィールド体験と文献から学んだことを融合する形で文章を書き、自分なりにとても楽しく過ごせました。そうはいっても、今日は阪神淡路大震災が発生して13年目にあたります。ラジオでニュースを聞き、記憶の風化と継承の問題、見…

インド系カトリック教会の背景

昨日も、マレーシアから『ヘラルド』最新号が無事に届き、ほっとしました。マレー当局からネチネチと断続的に繰り返し難癖をつけられながらも、慎重に交渉ないしは譲歩を積み重ねつつ、一生懸命に28ページの四言語版カトリック新聞を作って、毎週日本まで送…

マレー語に関する逸話と実話

昨日の「ユーリの部屋」では、「マレー語をアセアン公用語や国連公用語に」という主張が、マレーシアでは間歇的に見られるという話を書きました。 この話はちょっとおもしろいので、ある教授からのお問い合わせに対する私なりの返答として作成した文書(注:…

類は友を呼ぶ?  マ日の比較雑感

いささか素人くさい分析ですが、思いつきで、(私の知る範囲内での)マレー社会と一昔前/今(?)の日本(名古屋)社会との類似点をあげるならば、次のような点に気づきます。1. 社会の二重基準 2. 井の中の蛙 3. 他者の目を意識すること1.については…

建設的な人生とは

というわけで、生産的で積極的な方達は、何事においても、ますます発展を遂げるわけです。昨日お年賀状が届いた奥様だって、昨年も某大学で、しっかり研究発表をされていました。考えてみれば、私の周囲には、いわゆる多産系の人が何人もいました。多産系と…

生産性と創造性の素

昨日のブログでは、いささか逆行した精神状態に戻ってしまいました。 若い頃から、多くの方々に「どうして論文をもっと書かないのですか」「やればできるのに、なぜ学位がないんですか」「そんなに本を読んで勉強しているのに、どうして教えないんですか」な…

親の心配・子の苦労

実家の父から警告メールが届きました。私のブログを見たけれど、時間をもっとセーブすべきだというのです。 親というのは、いつまでたっても子どもの心配を続けるものだそうですが、わかってますってば。多分、こまごまと毎日長い文章を書いているので、(一…

チャップリン自伝

1月6日の夜、いつものように「N響アワー」を見た後、「チャップリンの秘書は日本人だった」と題する「ETV特集」を続けて見入ってしまいました。チャップリンといえば、犬養毅氏とも昵懇だったらしいことを、犬養道子氏が書いていらっしゃったのを思い出しま…

定期健康診断の話

昨日の午前中は、空腹のまま電車に乗って、総合健康診断に行きました。主人の会社から晩秋に連絡があり、書類で申し込んでおくと、毎年、新春の仕事始めに、健康診断が受けられる仕組みなのです。家族も健康であってこそ、よい仕事ができるという考え方から…

バカバカしい余談を一つ

むじな@台湾よろず批評ブログ(http://blog.goo.ne.jp/mujinatw/) 「マレーシア・カトリック教会の妄言 アッラーはイスラームの神であってキリスト教は使うべきではない」2008年1月2日付 英語系通信社では報じられていたが、最近マレーシアのカトリック教…

一つの宗教思想にまとめる潮流

2008年1月6日付英語版はてな日記“Lily's Room”(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2)では、神の名をめぐるマレーシアの事例ニュースについて、集めた海外版報道から10本を選び出して、列挙しておきました。1980年代の再々熱という感じで、マレーシアの当該関…

ムスリムとの関わりについて

実は、英語版“Lily’s Room”(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2)に転載する予定だった、マレー語における神の呼称をめぐる騒動についてのニュースや意見文が、山積みになっています。はい、クリスマス前からマレーシアで再浮上している問題です。当局も、世…

うさこちゃんことミッフィーのこと

お正月休みに、テレビで放映された「ミッフィーのせかいりょこう」という番組の録画を見てみました。二本立ての計20分番組で、ぬいぐるみ風のアニメーション(と言ってもいいのかどうか)でした。最初は、パイロットのおじさんが操縦する飛行機に乗って、お…

新年を寿ぎ... 

あけましておめでとうございます。 皆様におかれましては、お健やかに元旦を迎えられたことと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。実は今年、たくさんお年賀状をいただくばかりで、お返事が文字通りの元旦賀状になってしまいました。(←ブロ…