ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ユービキタス大学の生涯学生

「現代社会を生き抜いていくために必要とされる知力はどのようなものであり、それをどのように獲得すればいいのかという視点から論じている。私は世のいわゆる『教養論』のほとんどは、昔をなつかしむジイサンたちの繰り言にすぎないと思っている。論者のほ…

パレスチナの武力闘争

「メムリ」(http://memri.jp) Special Dispatch Series No 2664 Nov/26/2009(http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP266409) 第3次インティファダの始動か ―武力闘争への回帰を語るパレスチナ指導部― 第6回ファタハ総会でPA(パレスチナ自治政府)のア…

宗教間対話に反対する

「メムリ」(http://memri.jp) 緊急報告シリーズ Special Dispatch Series No 2662 Nov/20/2009 『カラダーウィ師が宗教間対話反対の理由を説明』 以下は、スンニー派の指導的なイスラム法学者ユースフ・カラダーウィ(Yousef Al-Qaradhawi)師の説教の抜粋…

押して駄目なら...

ICUの礼拝堂は、2005年8月に訪れたアメリカのボストンやハーバード大学の教会を思わせるほど、堂々たる立派な建物でした。学会二日目の午前中は、10時半から「どうぞ礼拝にいらしてください」。(ここが普通の学会と違うところだなあ、さすがは)と感銘を受…

人生いつでも未完成

昨日は、曇り空だったこともあり、なんだか疲れがまだ抜けませんでしたが、今日は明るい秋晴れだったため、たまった新聞の片付けや掃除や買い物や図書館通いなど、ようやく自分ペースが戻ってきました。 普段はいつでも家事ができるような格好で勉強している…

帰郷しました

東京へは、用事があれば行きますが、どうみても住む所じゃないですね。昨夜、自宅前に降り立って、そう思いました。毎度のことですが...。 こちらは、広々とした緑多き静かな環境で、毎朝毎晩、深呼吸し、湧き出る名水を飲んで暮らしています。食べ物だって…

しばらくお休みします

学会発表の準備と東京滞在4日間の予定があるので、しばらくお休みをいただきます。 10月上旬の、シンガポールとマレーシアの滞在小話は、まだ終わっていません。私にとって、いろいろ興味深い経験がありましたから、是非ともご紹介できればと思っています。 …

破れ鍋に綴じ蓋??

今日は結婚記念日12周年です。私でも、やればできるんだ、12年も続いたのだから...。 以前も書きましたが、小さい頃からよく「(そんなことでは)お見合いで断られる」とか「きっと半年でポイ捨てされる」などと脅されていたので、本当にびくびくものでした…

相手の身になること

大学病院から、主人に生じた新しい症状と、それに対応して飲む新しい薬の効能を調べるための書類が届きました。 症状に伴う時間を一ヶ月間、日誌に記入しなければならないので、少し面倒です。でも、科学性と客観性の保持のために、これは大事な務めだと思っ…

二十年  さまざまな感慨

『日経ネット』(http://www.nikkei.co.jp) 社説2 「象徴天皇」を形にした20年(11/11) 天皇陛下が即位から20年を迎え、あす、政府、民間主催でそれぞれの記念式典が開かれる。 平成の時代の流れと重ね合わせれば、「つねに国民とともにあり、国と国民のた…

鼻持ちならない 語釈

ここしばらく、思い出すだけで猛然と腹立たしくなってくることがあります。 結局のところ、語感の違いというのか、センスの問題だと思うのですが、突き詰めれば、その人の人生観や人間観が問われるわけで...。 数年前からずっと気になっていたものの、(ま、…

ドイツ再統一とバビ・ヤールと

昨日は、ベルリンの壁が崩壊し、東西ドイツの再統一へと歴史が動いた20周年記念でした。この日が銘記すべきなのは、私の誕生日と同じだからということもあります。 今でも、学生時代に頻繁にドイツ語で手紙のやり取りをしていた、ベルリン、ドレスデン、ライ…

美しいベートーヴェンでした

「美しいベートーヴェンでした」 昨日の‘Meet & Greet’で、自ら右手を差し出した五嶋みどりさんに申し上げた私の言葉です。場所は兵庫県立芸術文化センター。もうこれで、4回目のご対面になるでしょうか(参考:2007年7月4日・7月31日・2008年5月25日付「ユ…

京都御所で雅楽を鑑賞

今日は、京都御所で雅楽を鑑賞し、一般公開を散策がてら楽しみました。 ちょうど秋日和のよい天気で、大勢の観光客で賑わっていました。と書くと、いかにもNHKのニュースアナウンサーのような文章ですが、本当にその描写通りでした。私にとっては、なじみ深…

シンガポールやマレーシアの諸相

昨日は、ジャワ系インドネシア人のスシロ先生から、12月に発表予定の聖書翻訳について、いろいろとご教示いただきました。 私が、自分の理解した範囲で、ダイジェスト版のように小さな文章にまとめてエッセンスを書いて送ると、一回毎に、先生が「一つだけ指…

教育に関して願うこと

「東アジア共同体」とはいうものの、まだ超えなければならない壁は高いなあ、と感じることがあります。 今回、シンガポールでは随分気分良く過ごさせていただきました。しかし、これとて、シンガポールの一人勝ちでは危険なのであって、Dが言ったように、「…

『メムリ』掲載記事から

『メムリ』(http://memri.jp) Special Dispatch Series No 2624 Nov/3/2009 「国交樹立から30年―対イスラエル正常化の是非をめぐる論争―」 キャンプデービッドの平和成立から30年。エジプトの週刊誌Roz Al-Yousufが30周年特集号を発行した。政治、経済及び…

マレーシアからの連絡

今日は冬らしい「文化の日」でした。マレーシアから、いろいろなご連絡が入りました。まずは、マラヤ大学の指導教官だったマヤ先生から(参照:2007年12月29日・2008年3月26日・4月9日・5月14日・10月14日・12月29日・2009年5月13日付「ユーリの部屋」)。新…

口髭と資料の山

...と、書いていたら、Mさんからメール。「息子は、口髭をそり落としました。理由は、本人に聞いてください」。 多分、私が何度も「ねぇ、その口髭、私の知っているサンジーフ君には余分なんだけど」と繰り返したからでしょう。いとこ君も同じように口髭を生…

分をわきまえること (2)

旅の最終日に、電話一本かけただけなのに、わざわざMさんと長男のサンジーフ君とご主人の妹の息子であるいとこ君の三人が、私に会いにクアラルンプール国際空港まで来てくれた話は、既に書きました(参照:2009年10月16日・10月26日・10月28日付「ユーリの部…