ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

リチャード・E・パイプス

日本人として恥ずかしい

昨晩の印象的なイスラエル・フィルの感想は、また後で...。 取りあえず、またもや驚かされたリチャード・パイプス先生!(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141101)今年2月にユダヤ研究所で行われた51分ほどのご講演を。 (https://www.youtube.com/watch…

身勝手な断罪の末に

リチャード・パイプス先生は(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141007)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141008)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141024)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141028)、91歳とは思えないほど、意気軒昂。 (…

直言にひれ伏すべし

以下の『産経』からのご叱責、全く同感の至り(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141019)。 客観的に考えてみれば、私の世代までは受験競争も厳しく、まだ大学が大学らしき名残を漂わせていた最後の時期だった。だが、1997年頃には、誰の目にも学力低下が…

「変人」部類に威圧された経歴

以下の考察、日本向けの論としては、よく書かれているのでは?ただし、必ずしも新奇なものではない。 個人的に、私にとってありがたかったのは、「改宗者」が変人部類だという明言。実は、その「変人」さんに威圧されてきたのが、私の長い経歴だったと言える…

‘Russia Today’から学ぶ

(http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-217.html)(ユーリ後注:2015年6月初旬より、アドレスを移行された(http://ikeuchisatoshi.com/i-1217/)) ・ロシアのメディアRussia Today=RTの報道 ロシアの国策メディアは常に欧米のメディアが言っているこ…

形から整える前に良き思想を

昨日は、秋晴れだったので、長らく気になっていた洋間を一部、掃除をして片付けた。このところずっと、連続のパイプス訳文と中東情勢を追いかけつつ、自分のテーマをどうするかで物理的にも時間的にも大変だったので、文字通り放置状態だったのだ。 一気に片…

E・サイード 対 パイプス父子

昨日、ひょんなきっかけでエドワード・サイードの『イスラム報道』(みすずライブラリー)(1996/2001年)を読み直した(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091110)。 これで四度目ほど。中に、リチャード・パイプス教授が批判的に登場する(p.17)。改め…

「修復」の対象ではない?

やはり、45年間も専門に続けてきた外国人の多彩な仕事を公開情報のみに基づいて理解するだけでも、私にとって、数ヶ月で終わるはずがない。だから、この2年半以上、自分のテーマを脇に置いて訳業に没頭してきたのは(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/201409…

歴史に‘if’はない?

十数年前に、神学部のある教授との会話の中で、「歴史に‘if’はないけれど、『もし』と言ってよいならば」という表現が出てきたことを覚えている。会話内容は忘れてしまったが、今でも、前半部分の出所が気になっている。このブログ記述の段階では、確証がな…

献辞のない本のありがたみ

(https://twitter.com/ituna4011) Lily2 @ituna4011 "History of Communism: A Brief History" (http://www.amazon.com/dp/1842124846/ref=cm_sw_r_tw_dp_z9uiub0CJR8YY …) arrived here today. The cover design is different, though. Lily2 @ituna4011 …

流行らない本を再読する意味

(https://twitter.com/ituna4011/) Lily2 @ituna4011 『歴史とは何か』(岩波新書) E.H. カー・清水幾多郎(訳)(http://www.amazon.co.jp/dp/4004130018/ref=cm_sw_r_tw_dp_BKaiub02HQAT2 …)がサランラップに包まれて届いた。「歴史家を研究せねばなら…

示された解答に沿った人生?

近現代のロシア史を、今ここで数の限られたパピ先生の邦訳書計4冊で復習し直し(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120131)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140917)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140918)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/…

『レーニン主義の起源』が届く

(https://twitter.com/ituna4011/with_replies) Lily2 @ituna4011 • 18s 『レーニン主義の起源』(1972年)R.パイプス・桂木健次/伊東弘文(訳)(http://www.amazon.co.jp/dp/B000J9OBM0/ref=cm_sw_r_tw_dp_ehchub1RPM3JF …)が中古で届いた。1972年初版…

『ロシア・インテリゲンチア』

(https://twitter.com/ituna4011) Lily2 @ituna4011 • 『ロシア・インテリゲンチア』(1962年)(時事新書)リチャード・パイプス(編) 気賀 健三・和田敏雄(訳)(http://www.amazon.co.jp/dp/B000JAFTO8/ref=cm_sw_r_tw_dp_qYRgub0976QQ7 …)が届いた…

『ロシア革命史』が届く

(https://twitter.com/ituna4011) Lily2 @ituna4011 • 9s 『ロシア革命史』 リチャード・パイプス(著)西山克典(訳)(http://www.amazon.co.jp/dp/4915730255/ref=cm_sw_r_tw_dp_XRygub1KA5QV5 …)が届いた。著者の息子さんと孫娘さんには、今年4月にお…

George H. Nash博士の著作から

今日は13回目の9.11(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130911)。あれからアメリカは変わったとよく言われる。確かに、表面だけ見ればそうなのだが、パイプス訳文作業の流れに沿うと、実は、1920年代のエジプトのムスリム同胞団の発生や、冷戦期のアフガ…

自分の価値観を大切に

デニス・プレーガーの「プレーガー大学」なる一般向け啓蒙講座(4分37秒)を見ていたら、ペンシルヴェニア州立大学の男性講師がおもしろいことを言っていた(http://www.prageruniversity.com/Political-Science/How-the-Liberal-University-Hurts-the-Liber…

広島の原爆記念日の雑感

広島原爆記念日。 日本で平和教育が浸透しているのは充分首肯できるところであって、記念日ならずとも、日々心の片隅に破片のように突き刺さっている。ここ数年は、特に沖縄(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110323)、広島(http://d.hatena.ne.jp/itun…

イラクのダム問題から

今朝5時頃、ダニエル・パイプス先生からのメールに、「あと一時間ほどでCNN Internationalに出演するけど、まだ眠っているよね」と書いてあったのを、その5時間半後に受け取った。(正確には、5時間半後に「メールを見た」ということ。)普段はテレビをめっ…

七夕の日に寄せて(2)

かくして二年半ほど(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120114)、本ブログで、ほぼ毎日のように飽きもせず、無償ボランティアのパイピシュ応援団を買って出ているのだが、その効果はいかに? ここで、熱心な読者の方達へ、ちょっとした秘話をご披露しよう…

ブログのパラダイム転換

英語ブログを二つ持っている。 一つはテーマを幾つかに絞った英語ニュース・コレクション(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/)、もう一つは、私のリサーチ・テーマに関連した英文投稿記事のアップや好きなクラシック音楽の映像アドレス、そして、ダニエル…

出番はいつでも

ダニエル・パイプス先生は、相変わらず精力的に、テレビ出演などのインタビューにも応じていらっしゃる(http://www.danielpipes.org/14495/isis-iraq-conflict)。 誰からも頼まれていないのに、ここ二年二ヶ月ほど(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120…

故パトリック・シールについて

…少し考えてみたい。実はかなり前から、お名前を存じ上げていたが、著作を手元に置いていない、というより、読んでいない。これまでに掲載されたパイプス訳文(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=%A5%D1%A5%A4%A5%D7%A5%B9%CC%F5%CA%B8)から、…

壮大なイデオロギーのなせる業

1.ツィッターからの転載を。 (https://twitter.com/ituna4011) Lily2 ‏@ituna4011 『君主論』 (中公クラシックス) マキアヴェリ(著)池田廉(訳) (http://www.amazon.co.jp/dp/4121600029/ref=cm_sw_r_tw_dp_iRgKtb0GZMWRY … …)が届いた。権謀術数だと…

どこから道が逸れたのか

うっとうしいのですが、極めて深刻かつ重要だと思うので、日本国における早急の抜本的な知的回復および日本人全員の信用を早急に取り戻すために、10日ほど前のブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140315)の続きを。 『朝日アエラ』(http://dot.asa…

知的詐欺は許さない

パイプス家が、親子揃って紳士学者であるのみならず、良き教育者でもいらっしゃることは、知り合ってすぐに気がつきました(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120505)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120924)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/201…

その後の「マーク」氏

その後の「マーク」氏との修復関係(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131119)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131120)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131124)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131125)(http://d.hatena.ne.jp/itunali…

騙される方が悪い

以下の報告を読むと思い出されるのが、クリントン女史の自叙伝風の本にあった一節(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090604)。娘さんと一緒に、あるムスリム国の要人と面会した際、「最近、娘のチェルシーはイスラームについて正しく学んでいたところだ…

豪州のビショップ外務大臣

オーストラリアのアボット政権のビショップ外務大臣が来日され、早速、日本記者クラブで会見されました(http://pub.ne.jp/itunalily/?search=20519&mode_find=word&keyword=Ms.+Julie+Bishop)。 実はダニエル・パイプス先生がアボット政権の中でも特に彼女…

パレスチナ問題と日本の関与

オスロ合意二十周年(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130918)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130920)と日本のプロジェクトについて、ダニエル・パイプス先生に率直なご意見を伺ったところ、毎度のことながら、原則に忠実で簡潔なお返事をいただ…