ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

リチャード・E・パイプス

ブログとメモの山は本来不要

この頃、雨後の筍よろしく突然出現したかのような、自称他称の所謂「保守派」と呼ばれる人々に関して、方向性はいいのだが、情緒的で主観的で幅が狭く、左派の情報ネットワークや分析力には負けていると私も感じる。だからこそ、学生時代に保守系雑誌を殆ど…

憂えつつも責任感を持たねば

これまで時々無断で引用させていただいた秋月瑛二氏の「『憂国』つぶやき日記」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=akizukieiji)は、ところどころ文章に重複があるものの、なかなか示唆的である。 従来のテレビ放送や全国紙の傾向に微かな違和…

反左派としての疑似保守

よく存じ上げないのだが、秋月瑛二氏のブログをつまみ食いのように拝見していると(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180709)、時々笑えてきて楽しい。本音をズバリと表現されているので、おもしろいのだろう。 「本音」といっても、昨日付ブログの故犬養…

アマゾンの『ロシア革命史』

アマゾン(https://www.amazon.co.jp)でリチャード・パイプス(著)/西山克典(翻訳)『ロシア革命史』(2000年6月)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140917)を検索すると、以下のような読者コメントが出てきた。 2012年6月4日 マルクスが想定してい…

パピ先生へのオマージュ

秋月瑛二氏のブログを複数回引用させていただいたのだが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180527)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180529)、リチャード・エドガー・パイプス名誉教授のご逝去を記した私のブログは(http://d.hatena.ne.jp/itunali…

「エリヤの外套とエリシャ」

昨日のブログに続き、今回は列王記(上)19章19−21節の「エリヤの外套とエリシャ」の話をモチーフにする。 ロシア史や共産主義の専門でもないが、日本はロシアの隣国であり、日露戦争や北方領土問題でも無視できない大国のため、御子息とウェブ上で偶然にも…

「一粒の麦もし死なずば」

ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/) 「一粒の麦もし死なずば」 『一粒の麦もし死なずば』(Si le grain ne meurt)は、フランスの小説家アンドレ・ジッドの作品。表題は『ヨハネ伝』の第12章24節のキリストの言葉、「一粒の麦もし地に落ちて…

ロシアに取り込まれたトランプ

故リチャード・パイプス氏(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180601)の著作を今後もさらに読む必要性がある、いや、今後、本腰を入れて基本文献として読まれなければならないと感じたのは、以下の記事に啓発されたからでもある。2018年5月14日に東京の日…

パピ先生ことR・パイプス先生

早くも水無月に入った。先月17日、94歳で老衰のためにマサチューセッツ州のベルモントで逝去された故リチャード・エドガー・パイプス名誉教授については(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180527)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180528)(http://…

悲しみの中の安堵

秋月氏が以下のような文章をブログに書かれていた(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180527)。御遺族が知ったら、悲しみの中でも、ほっと安堵されることだろう(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180528)。 本というものは、このように感情移入して読…

故リチャード・パイプス氏

昨日の続きだが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180528)、故リチャード・エドガー・パイプス氏(1923年7月11日−2018年5月17日)について過去ブログで言及したリストを以下に列挙する。「リチャード・パイプス」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/arch…

秋月瑛二氏の江崎道朗氏批判

江崎道朗氏については、過去ブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160125)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20171204)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20171227)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180323)(http://d.hatena.ne.jp/itunali…

最初から本筋に触れていれば

4日前に近所の図書館で借りて読んでいるのが、 E・G・ヴァイニング(著)小泉一郎(訳)『皇太子の窓』文春学藝ライブラリー(2015年4月) である。 今更というところだが、過去に読んだことのある皇室ジャーナリストと呼ばれる人達の著述や発言、隔月の美容…

ツィッターの転載から諸々

(https://twitter.com/ituna4011) (https://twitter.com/dousitemoiitai/status/905665306101784576) ども‏ @dousitemoiitai 19 hours ago 左翼を理由にお別れされてしまったなう 2:33 PM - 7 Sep 2017 ども‏ @dousitemoiitai 19 hours ago ありがとうご…

平野啓一郎氏への公開質問

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima) (https://mainichi.jp/articles/20170810/k00/00m/040/142000c) 「あなたはどこの国の総理ですか」 『毎日新聞』 2017年8月9日 22時00分 「あなたはどこの国の総理ですか」。長崎県平和運動センター被爆者…

ロシア革命の100周年に

書くことがたくさんたまっているのだが、とりあえず、入手した本や借りたCDのリストを以下に。 この作業をしておかないと、勉強ノートおよび生活記録としてのブログの意味が、全体としてつながらないので....。まずは、ツィッター(https://twitter.com/itun…

ダグラス・マレイ氏の新著

若手の英国人作家ダグラス・マレイ氏の新著『欧州の奇妙な死:移民・アイデンティティ・イスラーム』(ユーリ拙訳)が、5月2日に英国で販売された。 (ユーリ注:英国のアマゾンでは「5月4日」となっているが、ご自身はツィッター上で「5月2日」と表示されて…

誰がために9条はある

では、久しぶりにケント・ギルバートさん(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=%A5%B1%A5%F3%A5%C8%A1%A6%A5%AE%A5%EB%A5%D0%A1%BC%A5%C8)のお力を借りよう。 (https://www.amazon.co.jp/) 『トランプ大統領が嗤う 日本人の傾向と対策』 2016/…

陰謀論とプロパガンダ

パイプス訳文をかれこれ5年以上続けた私だが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170329)、さらに白髪が増えたパイプス先生は、ますます精力的に各地で言論活動を展開されている。毎度、圧倒されっれ放しだが、内容が重いだけに、気が滅入ることも少なくな…

レッテル貼り思考の陥穽

一ヶ月と二週間かけて、ようやく右目の充血が収まって元通りになってきた(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170219)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170303)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170306)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170…

どの思想に拠って立つか

一昨日(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170129)、昨日(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170130)の二日間、私にとっては懸案だったブログ・トピックを長々と書いたことによって、2016年1月30日以来の重苦しかった課題に光明が射したような気がした…

今後に備えるべき日本

昨年は一度も風邪を引かなかったので、疲れがたまっていたのだろうか。冷えと重なり、今日も咳が止まらない。 だが、自家製生姜湯を何度も飲んで、家で安静にして、今日一日温かくしてゆっくり休めば、明日から元気回復するだろう。 というわけで、今日のブ…

アリンスキー流の少子化問題

ツィッター(https://twitter.com/ituna4011)の転載を以下に。但し、自分のブログ・アドレスは、転記後に本ブログ用に追加した。 @ituna4011中山なりあき(中山成彬) @nakayamanariaki テレビで子沢山の家族を紹介している。楽しそう、皆逞しい。今年の新…

気晴らしではない

お茶とは気晴らしのためにするのではない。 1996年11月14日に名古屋のお茶教室でご一緒だったGさんからいただいた「七事式」の切り抜きを読むと(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161101)、思い立った時に、少しでも習おうと思うか、全く習わないで済ま…

認知症講座を受けて

昨日は、認知症講座の一つとして、町内で事前に申し込んでおいた無料の講演「バリデーション」を伺った。 講師はテレビでも紹介されて有名になられた都村尚子教授。はきはきとした関西弁で親しみやすかったが、一時間半ほど、情熱的かつプロフェッショナルに…

旅団宛のご挨拶

今日は、少し趣向を変えて、実際に欧州旅団宛に私が出したメールを和文でご紹介しよう。 ・帰国を知らせる私信メール(拙訳) 2016年10月5日 皆様 昨日の午後、ストックホルムからアムステルダム経由で日本の大阪の自宅に無事戻りました。 欧州大陸とスカン…

欧米はどこへ向かうのか?

今回の欧州の旅で、旅団メンバーから聞いた話とその意味の深刻さを、繰り返し反芻している。 お父様がハーヴァード大学のロシア史の教授で世界的に名を挙げ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=%A5%EA%A5%C1%A5%E3%A1%BC%A5%C9%A1%A6%A5%D1%A5%A…

幸せな女性は慎ましやか

時折、海外へリサーチ研究も含めた旅行に出掛けてきた私だが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091028)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110224)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121225)、これほどまでに大掛かりになるとは、二十代の頃には…

独り善がりではない愛国心を

フェイスブック(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)の転載から。 欧州ではフェイスブックに言論の規制がかかっているとのこと。 (http://www.gatestoneinstitute.org/7371/facebook-freedom-of-speech) Facebook's War on Freedom of Speech by…

イラク参戦を巡る英国報告書

フェイスブック(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima?fref=nf&pnref=story)からの転載。 イギリスのイラク戦争を巡る報告書が報道されている。こういう時、古いインタビューを訳しておいてよかったと... (http://ja.danielpipes.org/article/15251…