ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

独り善がりではない愛国心を

フェイスブックhttps://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)の転載から。

欧州ではフェイスブックに言論の規制がかかっているとのこと。


http://www.gatestoneinstitute.org/7371/facebook-freedom-of-speech


Facebook's War on Freedom of Speech
by Douglas Murray
February 5, 2016

日本だって、もっと早くからイスラエルに注目していれば、追いつけたはず。去年の5月にベエル・シェバを訪問して軍事施設を見てきたが、内心では悔しい気分もあった。パレスチナ問題やアラブ石油に気を取られ過ぎた数十年の日本。


http://mainichi.jp/articles/20160724/ddm/008/020/072000c


イスラエル・ベルシェバ 砂漠にハイテク拠点 軍事と深い関係」
毎日新聞
2016年7月24日 東京朝刊

「去年の5月にベエル・シェバを訪問」に関しては、過去ブログを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140614)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150821)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150830)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151020)。

久しぶりにパピ先生のご登場!親子で頑張っている。サッチャーさんも見守っていらっしゃる?


https://twitter.com/DanielPipes/status/757365436027723776

「パピ先生」については、過去ブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160316)を。「サッチャーさん」については、こちらを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120325)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120326)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121106)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140808)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141210)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151103)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160709)。

二十年ぐらい前までは、学会でも「フランスはナシオン、ドイツはフォルクが国民統合の要」と聞いていたはずなのだが、いつの間にこんなに変わった?誰が何の理由で変化した?

立命館の留学生だった准教授が日本でイスラーム改宗してダッカでの日本人襲撃事件に関与したニュースをパイプス先生が簡潔にツィッターで要約。


https://twitter.com/DanielPipes/status/757190529729847296


http://www.japantimes.co.jp/news/2016/07/21/national/crime-legal/missing-bangladeshi-taught-ritsumeikan-among-10-islamic-state-suspects-dhaka-attack-sources/#.V5Ge5OQkp2M

ダッカ事件については、過去ブログを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160711)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20160725)。

http://ja.danielpipes.org/article/16838#.V5SkbAFKLLA.facebook


「なぜ私は共和党を辞めたばかりなのか」
ダニエル・パイプス
フィラデルフィア探究』
2016年07月21日
訳文: Why I Just Quit the Republican Party

早速の訳文掲載。


http://ja.danielpipes.org/blog/16839#.V5SkORbQufg.facebook


「トランプ批判の負の反応」
ダニエル・パイプス
2016年07月21日
訳文: Blowback from Criticizing Trump

フランス問題。パイプス先生の友達のギュイ・ミリエール先生です。


http://www.gatestoneinstitute.org/8522/france-jihadist-attack


France: After the Third Jihadist Attack
by Guy Millière
July 23, 2016

(部分抜粋転載終)
ギ・ミリエール先生については、こちらの過去ブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130323)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150124)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20130823)を。


最近、愛国心に目覚めた人々が日本でも欧州でもアメリカ合衆国でも増えたのはいいのだが、一方で不健全な排外主義も芽生えている。
例えば日本の場合だと、「日本は独立国で植民地化されたことがなく、日本語で全てが表現できる。パソコンの自動翻訳を使えば、何でも日本語で外国語情報が取れる」と豪語している女性を、ほんの昨日辺りだったか、ウェブ上で知った。
これなどは明らかに、地道な外国語学習によって、記憶力の鍛錬と世界観の違いを実地に知るという訓練を無視した、独り善がりの狭い考えである。また、自動翻訳を私は滅多に使わず、自力で読むように努めているが、英独や英仏ならばともかく、日本語に関しては、まだ発展中の分野で信用できない(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120505)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120525)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120606)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130516)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130524)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130715)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130910)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140508)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150511)。しばらく前に自分の日本語と英語のブログに自動翻訳をかけて試してみたところ、否定文が肯定文になっていたり、文が捻れていて、とても読むに堪えない内容になって画面に現れた。
この自信たっぷりな女性は、一体全体、どこからその根拠を出してきているのだろうか。
パイプス訳文でもそうである。私は全部、自分で訳しているが(http://ja.danielpipes.org/art/year/all)(http://www.danielpipes.org/languages)、勝手にニュアンスを変えないよう、読みにくくても直訳風に出している。ただ、語彙選択に困った時、フランス語やドイツ語の訳文などを見ると、何と原文の誤植ミスがそのまま直さずに出ていたことに気づき、結構いい加減だと思ったこともある。勿論、パイプス先生には、その旨お伝えしている。自分のミスはすぐに直されるが、訳文までは直さないところが、パイピシュ先生らしい、と思った。
また、トランスクリプトも正確ではない箇所がある。ところどころ、語表現が抜けていたり、修正が加えてあったりもする。
それでもなお、学ぶ価値があると思っている。日本語だけで自信満々に暮らしていると、快適だが、視野が自己中心になってしまうのだ。また、重要な外国文献でも全部が日本語訳されているわけではない。常に異なる思考にも触れることで、自分自身の考えに刺激を与え続け、発想に新鮮さを多少は保つことができるのではないだろうか。
それに、古来から日本人は、常に海の向こうから高度な文化を学び取り、取捨選択した上で必要なものを土着文化と混ぜ合わせて、自分達に合うように洗練させてきたのだという歴史がある。もし、日本語だけで鼻高々になっていたとしたら、即座に劣化が始まると思う。
中国が遅れを取ったのは、中華思想で周囲を見下して学ぼうとしなかったからだ、という。中世までは燦然と輝いていたはずのムスリム世界も、イスラームこそが卓越していると自信を持ち過ぎて、周囲を馬鹿にしていたからだ、という(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121028)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151009)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160309)。
好きだから諸外国や諸外国語を学んでいるのではない。相手を知らないと自分を守れないから、学ぶのだ。
私の場合、学生時代にドイツ語だけは好きだったが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070730)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080322)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110327)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110403)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131215)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141009)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141216)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150210)、英語はあまり好きではなかった。その他の外国語は全部、言語学を履修していた頃、日本語研究の比較材料として学ばざるを得なかったものだ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/about)。また、1990年4月にマレーシアに赴任してからは、大学やお役所の公式通知が全部マレー語で書かれていたので、必然的に学ばなければならなかった。身を守るためにも、マレー語を少しでも知っていた方が安全感が増した。
そういう経験を持たない人が、同じテンションで平等に瞬時に出てくるインターネットの平板な電子文字情報だけでわかったつもりになっていると(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160412)、根本的に前提を間違えることになる。
最近、やたらと奇妙な事件が増えたり、面識もない人に向かって憶測(妄想?)に基づく無責任な悪口を勝手にウェブ上で広めているケースが出現している(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160425)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160716)。
言論の自由とは、無責任に言いたい放題を意味するのではない。根拠も証拠もない明らかな名誉毀損は、言語道断である。
私の想像するところでは、インターネットの情報の山に突然触れることになって、これまでの自分の生き方にどこか自信がなくなったからではないだろうか。健全な自尊心のある人ならば、自分と少しでも意見が異なっているから信用ならないと罵倒し始めたり、喧嘩腰にはなったり、検索で見ただけなのに監視していると騒いだりはしないだろう。