ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

反左派としての疑似保守

よく存じ上げないのだが、秋月瑛二氏のブログをつまみ食いのように拝見していると(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180709)、時々笑えてきて楽しい。本音をズバリと表現されているので、おもしろいのだろう。
「本音」といっても、昨日付ブログの故犬養道子氏ではないが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180710)、言論の自由とばかりに、その場限りの思いつきの私的感情をぶつけるのではない。事実としての裏付けと、その人なりの地道な作業の上に立った見解を指す。

http://akizukieiji.blog.jp/archives/1071607742.html


2018/07/1017:30
1827/読書しないでメモ。



・朝日・NHKが撒き散らす「歴史」はフェイクだらけ、だとして、では、月刊Wllの執筆者(・編集者)が撒き散らしている、いや失礼、適切に?伝播させている「歴史」には、「フェイク」はないのだろうか。月刊正論、月刊Hanada、月刊WiLLの歴代編集者や執筆人の多くは、<日本会議史観>に染まってはいないのだろうか。「東京裁判史観」とか故渡部昇一のように言い出すと、すでにおかしい。


伊藤哲夫櫻井よしこ、江崎道朗らは、なぜかまず、聖徳太子の<十七条の憲法>を高く評価する。


聖徳太子は皇族だったとされる。しかし、聖徳太子神道よりも仏教に縁が深く、かつ政治的には敗北者だった。聖徳太子および近接の天皇・皇族たちの墓地(御陵)は飛鳥を含む奈良盆地にはなく、いまの大阪・南河内にある(太子町!)。伊藤哲夫櫻井よしこ、江崎道朗らは、なぜかを説明できるのだろうか。


・なぜか、1000年も飛んで、後醍醐天皇も通過して、<五箇条の御誓文>を褒め讃える。そして、江崎道朗は、十七条の憲法五箇条の御誓文大日本帝国憲法は「保守自由主義」で一貫しているのだとのたまう。


・こういう増刊ものは、新しい論考や座談だけではなくて、すでに発表されている論考等を再度掲載していることがある。<一粒で二度おいしい>のは出版社(・編集者)と執筆者(余分の収入になるとすれば)であり、迷惑なのはきっと<知的に誠実な>、新鮮な情報を期待している読者だろう。


・八幡和郎は文筆で「食って生きている」人物のようで、多数の安っぽい書物を敬遠してきたのだが、意外によいことを書いていることを、この半年くらいに、この人のブログで知った。


・面白かったというのは、内容もそうだが、たぶん同じ共同ブログサイトの執筆者でありながら、相互に批判し合っていたからだ。内容の当否に立ち入らないが、こういう<自由さ・率直さ>はなかなか面白く、よいと思われる。


・私は、「左翼」または共産主義(・社会主義)者・日本共産党および<容共>の者たちを、この欄で批判している。簡単には「左翼」または「容共」論者だ。


・私の理解では、立憲民主党朝日新聞が「左翼」の中核にいるわけでは決してない。しかし、<特定保守>論壇もそうなのだが、商売として<左翼>をやっている気配がたぶんにある立憲民主党朝日新聞を攻撃すればよい、というのでは不十分だろう。


・批判の矢はきちんと、日本共産党「等」の今に残る共産主義(・社会主義)者に向けられなければならない。

(部分抜粋引用終)

文末の一文に関しては、もうすぐ亡くなって二ヶ月になるパピ先生が知ったら(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180527)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180616)、満面大喜びされることだろう。
『月刊Will』については、こちらを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160624)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160625)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20171021)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180709)。

伊藤哲夫氏については、こちらを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141021)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160203)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160515)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161129)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170427)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180527)。

「十七条の憲法」については、こちらを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150922)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170830)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180329)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180330)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180506)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180527)。

五箇条の御誓文」については、こちらを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150404)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160216)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160819)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180329)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180404)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180412)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180527)。

八幡和郎氏については、こちらを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170720)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20171002)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20171218)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180527)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180623)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180626)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180629)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180708)。