ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

名古屋

日本史は実におもしろい

櫻井よしこ『日本よ、「歴史力」を磨け』文春文庫(2013年1月)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131029)は、一気に読めて実におもしろいです。何と言っても、二十代頃からの読書経験と周囲の知的動向にぴったり合致していて、一つ一つ思い当たる節があ…

母校の同窓会合

昨日は、名古屋大学全学同窓会関西支部なる会合に、初めて出かけました。 場所は大阪の堂島にある中央電気倶楽部。主人によれば、専門の学会の会場によく使われるところだそうで、懐かしい昭和風の看板文字が見え、古風だけれどもどっしりとした風格のある建…

4月に入りました

(https://twitter.com/ituna4011) Lily2 ‏@ituna4011 14m "Myths and Facts: A Guide to the Arab-Israeli Conflict" by Mitchell G. Bard (http://www.amazon.com/dp/0971294569/ref=cm_sw_r_tw_dp_pwwwrb101V38V …) arrived here today. ツィッターの上…

小松達也氏(英語通訳者)

(https://twitter.com/#!/ituna4011) Tweets 9h Lily2‏@ituna4011 http://www.youtube.com/watch?v=tREz22HxkuI&feature=g-all-u&context=G203cbfdFAAAAAAAADAA.英語通訳者の草分け的存在の小松達也氏。名古屋市出身で、1996年頃だったか、名古屋港の会場…

3.11から一周年

先程、近所の図書館で本を借りた後、二階の共同テレビで東日本大震災一周年の式典を見ました(参照:2011年3月23日付「ユーリの部屋」)。 心臓手術後の療養中の天皇陛下が、朗々とお言葉を述べられる姿に、深く感じ入るものがありました。 特に国粋主義だと…

引っ越し記念日

3月8日と言えば、2004年に、同じ敷地内で転居したのでした。ですから、この日は引っ越し記念日ということになります。 小学校6年生の時、2学期が終わりそうだという時にも引っ越しをしました。この時は、名古屋市郊外に土地を買って家を建てた両親に従って、…

節分と積雪

先程のニュースでは、私の故郷である名古屋の積雪は、18〜20センチだとか。京都と大阪の間にある小さな町に住む私のところでは、小雪は舞いますが、まだそれほどの積雪までとはいきません。 今日は節分。というわけで、関西では恒例の、かぶり巻きとイワシ焼…

ちゃきちゃきの名古屋っ子

思いがけず、院生時代の副指導教官だった白井先生が訳された書に触れることになり(参照:2011年10月1日付「ユーリの部屋」)、名古屋のことを考えていたら、こんなサイトを見つけました(http://www.nagoya-myavi.com/sound.html)。どなたが書いたのかわか…

驚いたこと

初日の昼食時、たまたま目の前にお座りになられたのが出村彰先生(参照:2011年8月26日付「ユーリの部屋」)、出村みや子先生、原口尚彰先生、村上みか先生など、仙台市内にお住まいの先生方でした。自然と3月の大震災の話になりましたが、こちらとしては、…

不思議な導き

関西に居住するようになって以来、私の抱えていた問題意識について(参照:2011年5月11日付「ユーリの部屋」)、14年後の今、思いがけない方向から糸口が見つかった、という点では、確かに意味がありました。「そんなことにいつまでもこだわっていないで、早…

五嶋みどりさんのリサイタル

昨夕は、7時から9時20分まで、西宮の芸術文化センターで、五嶋みどりさんのヴァイオリン・リサイタル。ピアニストは、おなじみのマクドナルドさんに代わり、トルコ系アメリカ人のオズガー・アイディン氏。今回は、舞台から二列目の正面の席が取れたので、ち…

血は争えないのだから

今年は、1月から4月まで、震災のことも含めて、例年になく用事などがあれこれと重なっていたため、この五月連休が、殊の外ありがたく思われます。特に何をするというのでもありませんが、当座、直面している(私にとっての)深刻な問題について再考するため…

「外交官」について

同窓会の話ついでに、まさかとは思いますが、一言誤解なきよう申し添えておくと、私が、同郷かつ同窓であることを誇らしく思い、心から喜んでいる理由は、何も「先輩」が「外交官」だからという、表面的な世俗的な事項からではありません。 苦手分野(学生時…

新しく一歩を踏み出す

4月1日。毎年のことながら、エイプリルフールではありません(参照:2008年4月1日付「ユーリの部屋」)。震災の影響が各方面に徐々に広がりつつある、沈鬱深刻な日々。それでも暦の上で本格的な春が始まるというのは、やはり明るく心躍る経験。何とか希望を…

来日キャンセルに思う

来日キャンセルが相次いでいます。 私事で恐縮ですが、今年1月から楽しみにしていた「チューリヒ聖書」に関するドイツ人講師のご講義。4月半ばの予定だったのですが、結局は訪日不可となり、中止のお知らせが入りました。 2011年2月22日付「ユーリの部屋」の…

これがダメなら次善策

人には複数のアイデンティティがあるゆえ、幾つかのネットワークを重ねて持つことの大切さを、最近、特に感じています。 この道一筋という生き方が、もし、人をより深化させ、一つを通してさらに多方面へ広がる経験へと導くならば、それは健全なあり方だろう…

さまざまな刺激を受けて...

数年前のチャイコフスキー国際コンクールのヴァイオリン部門で、確かまだ高校生として参加された鈴木舞さん(http://www.youtube.com/watch?v=QXbgEbVTpys&feature=related)(http://www.youtube.com/watch?v=58HSv9p4doU)(http://www.youtube.com/watch?…

即席ミニミニ同窓会

昨日の続きです。 うちの主人なんて、高校は大阪の伝統校、大学と大学院も規模が大きく有名であることは確か、アメリカ留学だって東部の世界有数のところ....人口の割合から著名人の輩出は当たり前過ぎて、話題にもならない。だから関西で、どこかうつむき加…

小さなところから

懸案が一つ片付いた今日は、中休み。 実は、遅れに遅れた本棚が土曜日に届き、夕食をはさんで、二人で一生懸命、資料の山を移動させたり、しなった古い本棚を出したり、段ボールの梱包をほどいては組み立て、ゴミ処理場に何度も捨てに往復したり....いい運動…

学的人脈の系譜に畏怖の念

まるで夢のように楽しく、さまざまな意味で学ぶところの多かった10日間の仏旅行から帰国してみると(参照:2011年2月13日付「ユーリの部屋」)、積み上がった郵便物の中に一通の封書が混じっているのに気づきました。名古屋でお世話になり、マレーシアの古く…

堅実に確実に

公私ともに名古屋人との付き合いが増えた主人にとっては、「どうも名古屋人は口うるさい」のだそうです。私にとっては、それが名古屋経済の堅実さの秘訣であり、尾張徳川家支配下の城下町文化の誇りでもあるのに、よろず大ざっぱな(?)商業の町大阪で育っ…

久しぶりに京都へ

昨日は、積み上がった資料の整理に必要な本棚を求めて、京都の町を歩きました。 まずは、京都駅前の巨大書店へ立ち寄り。いつもは通らない側なので、いつの間にかきれいになっているのにびっくり。光熱費などの維持費がもったいないような気もしますが、玉石…

もう一言添えて...

年末ですので、もう一言。 もちろん、思想、信条、信教の選択は個々人の自由です。それこそJ.S.ミルの言うように、「他人の幸福を奪い取ろうとせず、また幸福を得ようとする他人の努力を阻害しようとしないかぎり、われわれは自分自身の幸福を自分自身の方法…

きんもくせいの香りと共に

しばらくお休みしていました。 主人の母方の叔父の奥さんのご葬儀のため、おとといの夜から岡山の山間部へ。高速バス路線も廃止や変更があり、手間取りました。知らせを受けてから、一日の猶予があって助かりましたが、いざという時の準備、整えてあるつもり…

信州松本へ その二

やっと書けそうです! 旅から帰って、道程を地図で辿り、出費計算をして家計簿に記入し、パンフレットや入館チケットなどの整理をするのは、私の楽しみです。初めての場所は、新鮮だからか、たくさんのものを見たようにも感じるのですが、家で確かめると、そ…

ヒラリー・ハーンの演奏会の後に

今日で最終日となる、サロネン指揮・フィルハーモニア管弦楽団&ヒラリー・ハーンの演奏会。関西に始まり、名古屋で終わる日本ツアーなのですが、いくら故郷とはいえ、新幹線に乗って再度聴きに行くような余裕がなく...。 インターネットのおかげで、いろい…

我が師・我が友

ムスリムの断食明け挨拶に、「自分のしたことでご迷惑をかけたならば、どうぞお許しください」という意味のことばが含まれています(Selamat Hari Raya Aidilfitri. Maaf Zahir dan Batin.) 。これを知ったのは19年前、インドネシアとマレーシアで見つけた…

先達に学ぶ (3)

おととい、我が家に37インチの薄型テレビが入りました。「テレビなんて見ている暇ないし、ニュースは新聞と朝夕のラジオで間に合うじゃない?」と主張していましたが、よくよく考えてみると、ユービキタス大学の生涯学生としては(参照:2009年11月30日付「…

ここでひと息(2)

昨晩、帰宅すると、思いがけず主人が、洗濯をして干したものまで(一部ほんわりと)たたみ、ご飯の用意をして待っていました。 普段はだいたい穏やかな日々なのですが、毎度のことながら、私が出かけて行って発表する直前というのは、睡眠時間が不足している…

大掃除と読書リストと

昨日、今日と、からりとした晴天をいいことに、家の窓ふき、カーテン洗い、そして部屋の大掃除をしました。残暑とはいえ、さすがにまだ夏なので、顔中汗まみれになって、何度も洗顔しながら、遠く近く聞こえてくるいろいろな蝉の鳴き声に励まされつつ、せっ…