ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

きんもくせいの香りと共に

しばらくお休みしていました。
主人の母方の叔父の奥さんのご葬儀のため、おとといの夜から岡山の山間部へ。高速バス路線も廃止や変更があり、手間取りました。知らせを受けてから、一日の猶予があって助かりましたが、いざという時の準備、整えてあるつもりではあっても、何かと時間がかかるものだと改めて思いました。仕事を持っている人は、どうやって算段しているのだろうかと、いつも不思議です。
故人になられた方は、名古屋生まれで名古屋育ちの私に対して、10年以上前の主人の祖母の時から、岡山のあの辺りの親族とご近所総出の葬祭習慣を教えてくださっていました。こういう時、よそ者新入り年下の私は、いつも台所担当。お皿を洗ったり、お酒やお茶を出したり、お吸い物などを作ったり、指示され、一緒に動いていた人達が、次々いなくなってしまったので、今回のことも、寂しく思います。
また、真言宗御室派のご住職は、小学校の時から修行に回っていたそうで、さすが厳しいお年寄りの視線に長年鍛えられているためか、今では貫禄充分、故人のご生涯を述べられる際にも、実に的確で見事な表現をされるのだなあ、と感じ入りました。
古くから根付いている仏教は、格調が高く、荘厳で、私はとても尊敬しています。檀家制度というもののよさも、昨今の殺伐とした事件を見聞する度に、感じさせられるところです。