ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

大掃除と読書リストと

昨日、今日と、からりとした晴天をいいことに、家の窓ふき、カーテン洗い、そして部屋の大掃除をしました。残暑とはいえ、さすがにまだ夏なので、顔中汗まみれになって、何度も洗顔しながら、遠く近く聞こえてくるいろいろな蝉の鳴き声に励まされつつ、せっせと動き回りました。
おかげさまで、気分はすっきり!たまには、勉強や読書などのルーティーンを離れて、思い切って掃除に専念してみるのもいいものですね。

資料整理もしなければ、と思いつつも、日課をこなしながらでは、なかなか進みません。今年はスケジュールを減らしているので、何とかしたいと思っています。

さて、ご無沙汰していた読書リストですが、むしろ初心者向けではないかと考えていた次のような本が、読んでみると自分の知識の隙間を埋めてくれることがわかり、ご紹介したいと思いました。何事も、やる以上は最初から本格的なものに触れなければならないと学生時代から聞いていましたけれども、それほど万事うまくいくものでもありません。負担になって何もできないよりは、助けになるものは何でも拝借しようという判断です。

・『すぐわかるキリスト教絵画の見かた千足伸行(監修)石鍋真澄(文)東京美術2005/2009年
・『1冊でわかるユダヤ教ノーマン・ソロモン(著)山我哲雄(訳・解説)岩波書店2003/2008年
・『1冊でわかるイスラームマリーズ・リズン(著)菊地達也(訳)山内昌之(解説)岩波書店2004/2005年
・『1冊でわかるコーランマイケル・クック(著)大川玲子(訳)牧野信也(解説)岩波書店2005/2008年

気になるのが、タイトルの「すぐわかる」とか「1冊でわかる」という表現です。そんなに簡単にわかってたまるか、と(恐らくは著者も)読者(私)も主張したいところですが、時代背景と販売戦略の一環なのでしょうか。
以前、『1冊でわかる聖書』のご紹介をしました(参照:2007年7月10日・2007年12月12日付「ユーリの部屋」)。その関連で、この夏、信州安曇野へ向かう道中、昼食のために名古屋駅で下車した際、本屋さんへも立ち寄ってまとめて購入した次第です。オックスフォード大学出版から1995年に始まった“Very Short Introductions”の邦訳版で、既に世界中の25言語に訳されているのだそうです。原書版をハーバード大学書店で見つけたのは、2005年8月のこと。安心して日本語版も読むことができます。