ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

小さなところから

懸案が一つ片付いた今日は、中休み。
実は、遅れに遅れた本棚が土曜日に届き、夕食をはさんで、二人で一生懸命、資料の山を移動させたり、しなった古い本棚を出したり、段ボールの梱包をほどいては組み立て、ゴミ処理場に何度も捨てに往復したり....いい運動にはなりましたが、病気で体がうまく動かない主人にとっては、重労働だったようです。
でもこれを片付けないことには、寝る場所がない!もしここで地震でも起きたら、元も子もありません。
とにかく、今回、学会発表申し込み時からご連絡があればまた違っただろうに、フランス旅行から帰ってきたら、突然、二週間前にレジュメを提出せよ、という指示。まだ時差ぼけが抜けきれなかった時なので、焦りましたよ。こういう咄嗟の変更は、もう少し前にお願いできればと思います。一週間締め切りを遅らせていただいて(参照:2011年2月16日付「ユーリの部屋」)、徹夜覚悟で頑張り、今朝方4時過ぎに、何とか送信することができました。ふぅ。でも早速、その後、ミスを見つけてしまった...。あらら。
そういえば、バレンタインのチョコレート。商魂たくましく、一ヶ月も前から売りに出しているのかと思いきや、今年の私みたいな者のために、早々と準備してくださっていたのですね。帰国の翌日がその日。疲れて間に合わないだろうと思い、前もって買っておき、秘密の場所に隠しました。
出発前に主人から「じゃぁ、今年はバレンタイン、ないんだよね?」と尋ねられ、「それがあるんだってば♡」
ぬかりないのです、そういうことだけは....。
それにしても、この頃、思春期の娘みたいにわくわく高揚した気分です。そして季節は、もはや春。梅、桃、桜と、可憐で淡い花びらの似合う時期。私の心はピンク色。
というのも....行ってきました!「先輩」のご講演(参照:2011年1月28日・2月15日・2月25日付「ユーリの部屋」)。関西に来て今年で14年目になりますが、初めて顔を上げて胸を張って歩けるような気がします。あんな小さなキャンパスから、こんな大きなお仕事をされる方が輩出されたなんて!!しかも、勤務地はどこも難しいところばかり。
「それ、感覚が変だよ。社会に出たら、どこの大学出身かは関係ない。自分でどこまで能力を発揮して社会貢献できるか、だよ。ヘンなオバサン達の狭い考えに囚われているから、そんなこと言うんだ。僻んでいるようにも聞こえるし」とは、主人の言。「そんな程度で舞い上がっているから、名古屋人は田舎者って言われるんだ」。
そうでしょうかねぇ。毎日、少しずつどこかがずれているような、ぴたっと一致していないような感覚を抱きながら異なる文化圏に暮らしている者の気持ち、あなたにはわからないのよ。
だって、名古屋に住んでいた頃は、いや、マレーシアにいた頃だって、そんな意識、微塵もなかったんです。そうあるべきではない、と信じていたからでもあります。人をそういう目で見たら、大事なものを見落としてしまいそうな....。
おっと、ここでひと休み。続きはまた、後ほど。