ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

明治

久しぶりに基督教会を考える

過去ブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160109)上に無断で部分引用させていただいた方から、思いがけず、メールを頂戴した。 「1936年12月15日、九州は大分県大分市で生まれ」たご本人の自己紹介は、以下のようにある。 (http://aboshiyo…

恥ずかしいのは、そちらです

1. (http://yukokulog.blog129.fc2.com/) 南朝鮮の日本に対する繰り返しの我儘には、「たかり」という言葉が最も相応しい。池田信夫氏は、イザベラ・バードの朝鮮紀行を引きながら、この「たかり」の精神的メカニズムを解説している。 朝鮮の重大な宿痾は…

明治維新と岩崎弥太郎

(http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/) 「ハーバードではなぜ明治維新と岩崎弥太郎を学ぶのか」 ・ハーバードビジネススクールを代表する知日派、ジェフリー・ジョーンズ教授。20年以上、日本の経営史を研究し、過去には学習院大学の客員教授を務めた…

旅の道中で移民問題を考えた

もう一日、お休みをいただいて(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150520)、移民問題について考える一助としたい。 実は、4月22日に乗った中東へ向かう飛行機で隣同士になったベルギー人の女性との会話や、テル・アヴィヴのホテルで見たドイツ語のテレビ…

トルンペルドールと日本

フェイスブックのお友達からご紹介いただいた記事です。G様、ありがとうございます。 (http://shuchi.php.co.jp/article/1921?hc_location=ufi) 日露戦争とイスラエル建国の英雄 2014年05月14日 エリ・エリヤフ・コーヘン(Eli-Eliyahu Cohen)元駐日イス…

ようやく世代交代の兆しか

(http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-303.html) 2015/04/11 ・平日は大学事務やら、いろいろな依頼に応えたり断ったり引き受けると事務作業とか面会して打ち合わせとかこないだの講演の文字起こしを直せとかものすごい大量の雑務が積もっているの…

財閥の指針を学ぶ

ウィキペディア(http://ja.wikipedia.org/wiki/) 岩崎 小弥太(いわさき こやた、1879年(明治12年)8月3日 - 1945年(昭和20年)12月2日)は、日本の実業家で、三菱財閥の4代目総帥。男爵。 2代目岩崎弥之助(岩崎弥太郎の弟)の長男として東京府(現・東…

チュニジアのバルドー博物館

やってくれました! (https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi?fref=nf) ・今回襲われたバルドー博物館というのは、チュニジア随一の観光地。エジプトの考古学博物館のようなものです。私は万が一を考えて滞在中は足を向けませんでしたが。ホテルも、ラ…

出版崩壊とシンクタンク動向

1.(http://www.nippon.com/ja/features/h00092/) 「出版崩壊」2014.12.26 ・日本の出版業は、大正時代にビッグバンを迎えたといわれている。第一次世界大戦バブルの好況に、明治以来の近代教育制度の整備で読書人口が蓄積されたことが重なり、総合雑誌、…

父の命日に寄せて

父の命日(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140128)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140215)。数日前に、母方の叔母から電話がかかってきて、かなり自由に長い時間をお喋りした。というより、叔母は父のことを心配して、様子伺いのお電話だったの…

中西輝政氏の本の要約から

メーリングリストからの部分抜粋を。 中西輝政『日本人として知っておきたい外交の授業』を読み解く ・同盟の本質:約束を信じられる心理あるいは互いの絆に賭けようとするスピリット、精神。 ・普天間基地から辺野古移転の話が流れてしまえば、おそらく日米…

湯田温泉の中原中也

二泊三日、気分転換を兼ねた夏休みとして、初めて山口県の湯田温泉と萩に行って来ました。少し日焼けしましたが、今日一日ゆっくりすれば、また元気回復するでしょう。 iPhoneのお陰で、情報キャッチアップは便利になりましたが、せっかく訳文作業や重苦しい…

短いご報告

おととい、昨日と(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140616)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140617)、国益に関わる日米の歴史認識に少し触れたので、誤解なきよう、ご報告を。 パイプス先生はやはりパイピシュ先生で(http://d.hatena.ne.jp/itun…

フーバー回想録から

本日付の早朝に送ったパイプス先生宛のメール。 ちょうど今、最新のイラクに関するインタビューを聞いています。 (http://www.danielpipes.org/14475/iraq-situation)18分の番組の間、15分13秒からの、先生が一例として引用された「混乱した」日本認識につ…

お久しぶりです

(https://twitter.com/ituna4011) 1. Lily2 ‏@ituna4011 1m 『文明論之概略』(岩波文庫) 福沢 諭吉 (http://www.amazon.co.jp/dp/4003310217/ref=cm_sw_r_tw_dp_2dtwtb1SB70KZ …)が今日届きました。二週間の米国東海岸での滞在中に『学問のすゝめ』を…

失礼な大学の外国人教員

この頃、日本再活性化のために、もう一度、幕末から明治維新および大正デモクラシーの頃までを復習してみたいという気がしている。あの頃の日本人は、やはり毅然としていて立派だった。鋭く本質を見抜く目を持ち、国土を防衛し発展させるために、小さな体を…

日本の近代化は皮相なのか?

『アンネの日記』被害について(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140222)、ユダヤ系の英語のメーリングリストを読んでいたら、気になるコメントを出していた女性が一人いました。 「要するに、日本が近代化したっていっても表面(字義通りには「皮膚の厚…

クルト・ズィンガー『三種の神器』

最近、ズビン・メータ氏の自叙伝(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130417)を寝る前に読んでいるが、好きなクラシック音楽の話は非常におもしろい。ボンベイ(ムンバイ)出身の裕福なゾロアスター教徒のご家系だそうで、ユダヤ教への影響の記述など、本…

日本史は実におもしろい

櫻井よしこ『日本よ、「歴史力」を磨け』文春文庫(2013年1月)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131029)は、一気に読めて実におもしろいです。何と言っても、二十代頃からの読書経験と周囲の知的動向にぴったり合致していて、一つ一つ思い当たる節があ…

「取り扱い注意マーク」

最近のちょっとした文化摩擦および個性のぶつかり合いからの雑感メモ。 1.「明治維新」は「明治革命」ではない:伝統強調+西洋的要素(欧州の各得意面を選択吸収して消化し創造)= 非西洋世界で初の近代化成功を遂げた独自の「日本」 ← 列強に植民地化さ…

保守性に関する再考

2013年6月20日付「ユーリの部屋」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130620)の本文およびコメント欄で書いたフランス語訳者のアンヌ=マリー・デルカンブル先生に関して、一種の社交辞令ではあるのでしょうが、早速、6月22日に朗報が入りました。 ・五十…

北海道の概略史に触れる (4)

今日は5.15事件を想起する日。このところの日本の政治家の言動も顧みて、よく歴史を学ばなければと思います。 さて、今日は「北海道の概略史」の最終日です(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130514)。 http://suido-ishizue.jp/kindai/hokkaido/01.html…

北海道の概略史に触れる (3)

おととい、昨日の続きです(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130512)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130513)。 これを読むと、これまで私の北海道イメージが、いかに偏っていたかを思わされます。「北海道=札幌農学校」「クラーク博士=『少年よ…

北海道の概略史に触れる (2)

ほんの10日前には、とても5月とは思えないような1月か2月のような寒さ(摂氏5度か6度)を北海道で過ごしていたのに、今日の関西は、まるで初夏直前の暑さ(摂氏22度)だったとか。日本は本当に、さまざまな気候が同居している土地柄なのですね。 それに、初…

北海道の概略史に触れる (1)

というわけで、明治初期にプロイセンが北海道を植民地化する意図を仄めかしていたことは、昨日の独文引用でも理解できました(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130511)。 一方、日本側の北海道概略史については、一度引用したホームページから(http://d…

ドイツの北海道植民地政策案

Auf Jeso Während meiner Reise durch Jeso hatte ich mich überzeugen können, daß das Land sich ausgezeichnet für eine europäische Kolonie eignen würde. Das Klima entsprach wenigstens in dem südlichen Teil der Insel durchaus dem Nordeuropas, …

シンポ・鳩山会館・谷中霊園 (4)

ハインリッヒ・クーデンホーフ・カレルギー伯爵(1859-1906)と結婚して7人の子を産み育てた青山みつ(クーデンホーフ光子)(1874-1941)による口述筆記『クーデンホーフ光子の手記』を読みました(シュミット村木眞寿美(編訳)河出書房新社(1998))。 …

アドベントに思いを馳せる

昨日は、近所の図書館に立ち寄って1冊借りた後、大阪・梅田の本屋さんと京都・四条の本屋さんと三条にあるカトリック書房で過ごしました。最近の本よりも古本の方が質の高いものが多く、研究テーマ上、日本語だけでは到底間に合わないことから、最近では本屋…

地に足をつけて...

北京オリンピックで沸いている時期ですが、メダル数などは別としても、どうも今回目につくのは、中国という国のあり方に対する外部からの批判です。特に、人権問題や法の遵守などの点で、基準を満たしていないどころか無視していることが多いようですから。…

七夕の日に寄せて

昨日は、何だか読書三昧(?)で疲れてしまい、ブログをお休みしました。 昨年の今頃は、毎日何かしら書ける場とトピックがあることが単純にうれしくて、張り切っていたのですが、このところ、だいたいネタが消化されてきたというところで、落ち着いてしまっ…