ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

チュニジアのバルドー博物館

やってくれました!

https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi?fref=nf


・今回襲われたバルドー博物館というのは、チュニジア随一の観光地。エジプトの考古学博物館のようなものです。私は万が一を考えて滞在中は足を向けませんでしたが。ホテルも、ランドマーク的なところではなく、「付かず離れず」のところに泊まります。


・(1)国内は安定しているが多くの義勇兵がシリア・イラクに出て行ったチュニジアは、帰還兵問題の火種を抱えている、(2)イスラーム国は北アフリカに積極的に帰還兵を戻している。リビアに集中しているが、その中にチュニジア人が多い。リビアを拠点にチュニジアに来る可能性はある。(3)国境を接するリビアの混乱が波及する可能性がある。


・現地メディアで日本人に触れていない場合、「いない」場合と、「日本への関心はあまり高くないので、触れない」場合があります。日本の存在感は決して大きくありません


・なお、チュニジア日本大使館の規模は非常に小さいので、大騒ぎして何かをしろと無茶な要求をしないこと。国に何かして欲しければ、公務員を増やすべきです。

(部分引用終)
しかし池内先生(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=%C3%D3%C6%E2%B7%C3&of=50)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=%C3%D3%C6%E2%B7%C3)、「公務員を増やすべき」なんて、それじゃぁ、ギリシャみたいになってしまいませんか?私は嫌ですよ!

http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/archives/4842964.html


バルドー美術館に対する襲撃?(チュニス
2015年03月18日


バルドー美術館と言えばチュニスで外国人観光客が必ず行く所ですので、チュニジア在住の方や観光計画中の方は外務省の渡航情報や旅行会社等で十分情報収集をされることが必要かと思う

(部分引用終)

http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/archives/4843163.html


バルドー美術館襲撃事件
2015年03月19日


・あの場所は美術館の裏に議会があり、前庭が広い駐車場となっている、チュニスでも有数の観光地ですが、議会議長が訪日したこともあり(彼は革命後しばらく暫定大統領をしていた)、仕事のために、しょっちゅう訪れていたところで、あんなところで、という思いでショックです。


外国人観光客が多数集まる美術館と議会が隣合わせになっているところは、テロリストにとっては格好の襲撃目標だったのだろうと思います。


・規模や場所を別にすれば、テロはいつどこで起きてもおかしくはなかったと思いますが、議会のある場所でのテロとは考えてもみませんでした。
しかし、厳重警戒地域であったために、テロ発生後の警官隊の動員等が非常にスムースだったのだろうと思います。

(部分引用終)

上記二つの引用は、野口雅昭先生のブログから(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150318)。
チュニジアに関しては、過去ブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100321)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120204)を。派生的に、去る3月7日の小さな学会の後で、某チュニジア関係者が属する某大学の先生にも「チュニジアはアラブで最も自由ですが、ナフダ党が…」と、警戒を申し上げたことを思い出します。
案外、素人の方が、専門知識や日々の情報に紛れないので、真っ直ぐに見ることができるのかもしれません。
もう一つ、参考になる廣淵升彦先生(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=%D7%A2%CA%A5)のブログを。

http://hirobuchi.com/archives/2015/03/post_675.html#comments


March 16, 2015
「カエルとサソり」


中東のある川のほとり。一匹のカエルが川の向こう岸まで泳いでゆこうとしています。そこへ一匹のサソリがやってきて話しかけます。「向こう岸まで行くんなら俺を背中に乗せて行ってくれないか?」。カエルは答えます。「いやだよ、岸に着きそうになったらお前はその毒針で俺を刺すにきまってる。お断りだ」。サソリは真剣に頼みます。「そんなことは絶対にしないよ。これは約束だ。俺を信用してくれ」。カエルは断りますが、サソリはあきらめません。その頼み方があまりに真剣で誠実そうなので、カエルはついほだされて、サソリを背中に乗せてやります。長い時間をかけて2人(?)はようやく向こう岸に手の届くところまでやってきました。その時、サソリは「プスリ!」と自分の毒針でカエルの背中を刺します。苦痛にうめきながら、カエルは叫びます。「約束が違うじゃないか! この嘘吐きめ!」。だがサソリは平然として言います。「ここは中東だぜ!」。つまり裏切り、謀略、嘘、トリックなんでもありの世界なのだ。俺の言葉を信じたお前が悪い、というわけです。この地域の人間がすべてそうだという気はありません。中東には中東の守るべき掟も生活規範もあります。だがほかの世界の常識や規範でははかり知れないことが、ここにはいっぱいあるという小噺です。とくに日本人はなんでもかんでも自分たちの価値観や常識で世界を見る傾向があります。よくよく心に留めておきたい小噺です。


湖の騎士 : March 17, 2015


この小噺は誰から聞いたか忘れました。ですが中東で暮らした経験者たちは、この話は知っているようです。念のためカイロで3年ほど住んだ男性に聞いてみましたが、「誰から聞いたかは忘れたが、たしかに聞いている」とのことでした。


湖の騎士 : March 18, 2015


いつまでも同じことをくどくどと言い、他国に対して隣国の悪口ばかり言っている国の人々の頭には「近代」というものがないのです。日本は明治維新以来、それこそ死に物狂いの努力で「近代」を身につけてきました。テクノロジーにしても他国の技術をパクったりせず、根本のところを学びとり、みずからの血とし肉としてきました「契約」に対する倫理感も、国のトップから一庶民にいたるまで、行き渡っていました。もっともこれは明治にいたる何百年も前から日本に根付いていたものです。しかしそうした「国際的に通じる価値も倫理も身につけないままに近代国家の仲間入りをしたつもりになっている国」があります。そこのところを冷静に見極めたいものです。カエルとサソりの話とはだいぶずれたようですが、これも貴重な「展開」だと思います。

(部分引用終)

池内先生フェイスブックの追加情報を。

https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi?fref=nf


・この問題に関しては、NHK-BSの夜10時からのニュース番組と、他のチャンネルの番組の質が違いすぎる。


・民放は、誤情報だらけであった。出張中のホテルに戻ってきて夜仕事しながらテレビ朝日のニュースを流していたら、珍妙過ぎて、吹いた。


・もう何が何でも社会と国と欧米が悪い、という話にしたいようであるが、民主化もメディアの自由化も社会の安定も模範的なチュニジアでも国と社会が悪いんだったら、イスラーム主義者が生きていける国はないな。


・ジハード主義者は、チュニジアが必死にうまくいくように頑張ってうまくいっているから、壊したいんだよ。それだけ。壊せないとは思うが。


・日本のメディア企業はそろそろ適者生存で淘汰したほうがいい。
度重なる不品行の末の出禁を解くために局に迎合するコメンテーターとかもいらん。


・まあディレクターも下請け・使い捨てだから、数年で入れ替わってしまって、今いる人は「昔あった怖い話」とか知らないんだろうね・・・知らなくてもいいが、その結果変なものを見せられる視聴者は、お気をつけを。分かる人には分かる話。

(部分引用終)
池内先生、テレビを普段見ていない私には、分かりません!