ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2011-01-01から1年間の記事一覧

人との出会いにはご縁あり

(http://kawaikazu.blog73.fc2.com/blog-date-20110920.html) 在フランスのイラン女性の本 未知の世界? 2011-09-20 国際ジャーナリストの肩書きを持つ廣淵升彦氏は、弊誌「みるとす」の読者である。よくお褒めを頂く。恐縮である。ある本を紹介してくれた…

世界はやっぱり広い!

南メソディスト大学パーキンス神学部のハント先生から(参照:2011年6月5日・6月6日・6月12日・6月14日・8月18日・8月22日・8月27日付「ユーリの部屋」)、先日の学会発表(参照:2011年9月20日付「ユーリの部屋」)に関するお返事が届きました。 本当に一次…

ツィマーマンの魅力

活躍している女性からインスピレーションを受けることが好きなので、どうしても女性のヴァイオリニストやピアニストが中心になりがち。でも、ここだけの話ですが、本当のところは、渋味と深さのあるロマンス・グレーの紳士演奏家に惹かれるのは言うまでもあ…

さり気ない一言

来月、久しぶりに日文研の公開講演会に出かけようと思い、電話で参加申し込みの手続きをしました。 住所を問われ、そのまま答えると、係の男性(普通は女性なのですが、もしかしたら担当の研究者の先生がお受けくださったのかもしれません)が、さり気なく「…

芸術の秋なので

ただ褒めあげるだけの批評ではなく、ちょっぴり辛口というのがいいですね。まずはエレ―ヌ・グリモー。 (http://musicarena.exblog.jp/10066417/) 2008年 11月 04日 Bach vs Bach Transcribed@Grimaud 久々にDGの輸入新譜、グリモーのバッハ。彼女はデンオ…

マレーシア教会協議会から

一昨日の9月24日、思いがけずマレーシア教会協議会より一冊の本が「贈呈」として届きました。 Paul B. Means, “The Story of the Segnoi Mission", Genesis Books, 2011.何とこの本、その前日にメールでシンガポールの出版社に注文しておいたものだったので…

勉強したいものがたくさん

さて、これから何を勉強したいか、と言えば、もちろんフランス語。言うまでもなく、従来通り、ドイツ語やスペイン語も続けますが、何といっても、この歳になってやっと興味が持てるようになったフランス語(参照:2010年11月4日付「ユーリの部屋」)。なのに…

再びエレ―ヌ・グリモー

おととい、昨日と、エレ―ヌ・グリモーのインタビューやピアノ曲、協奏曲などに夢中になっていました。英語版ブログ第二弾(http://pub.ne.jp/itunalily/)に、特に気に入った映像や曲目をアップしておきましたので、ご興味のある方はどうぞご覧ください。私…

しがらみに巻き込まれることなく

ブログを始めるよう何度も数年にわたって勧めてくれたのが主人。「話聞いてると、年に限られた回数だけ研究発表していても、意図や文脈が通じていない人がいるみたいだから、ブログでも書いてみたら?文章書くの、好きそうだしさ」と。 最初は、(プライバシ…

鳩のように素直に

今回の発表資料を見直していたら、またもや幾つかのミスが見つかり、ほとほと嫌になってしまいました。 「完璧をねらっていたら何も言えないから、だいたいのところで切り上げないと」と、毎度注意されていますが、それにしても、この分野、どうして一言言い…

驚いたこと

初日の昼食時、たまたま目の前にお座りになられたのが出村彰先生(参照:2011年8月26日付「ユーリの部屋」)、出村みや子先生、原口尚彰先生、村上みか先生など、仙台市内にお住まいの先生方でした。自然と3月の大震災の話になりましたが、こちらとしては、…

家を建てる者の捨てた石

何とか終わりました!関東は汗ばむほどの暑さ。 久しぶりにお目にかかれた先生から、本格的な研究者のいない「フランシスコ・ザビエル学」に関するご論文抜刷を一部、早速頂戴し、(そうそう、これこれ、こういう文章が好きなのです、私...)と、一人にんま…

物事の背景と理由

昨日は、12時間ぐらい集中して、パワーポイントを作成。7,8年以上前から読んでいたはずの資料を改めて読み直してみると、(この一文、この一言を出すのに、どれほどの勇気と時間がかかったことか)などの意味が、より深く味わえるような気もします。 同時に…

そう言えば.....

学会用のパワーポイントを作っていて、(そうだ、私は21年前、マレー人の学生達に日本語を教えていたんだ!)と、改めて気づきました。 今更何を、と馬鹿みたいですが、当時を振り返ってみると、(自分の母語をムスリム学生に教える以上は、相手の宗教と言葉…

これも人生と...

昨日と今日、今週末の学会発表用の資料探しを兼ねて、畳二畳以上に積み上がった複写物を整理し直しました。おかげさまで、数年前から集めていた、ほこりをかぶった文献も出てきて、悲喜こもごも。 簡単に理解していただこうという甘えは捨てるとしても、21年…

ちょっといいお話

The Voice of Russia (http://japanese.ruvr.ru/2011/09/09/55926420.html) 「庄司紗矢香さん、エカテリンブルグで病に苦しむ子供のためのコンサート開催」 9.09.2011 日本のヴァイオリニスト庄司紗矢香さんが、ロシア・ウラル地方のエカテリンブルグでガ…

チワワ再登場

今朝の朝日新聞には、日本犬初の警察犬が誕生したとのコラムが掲載されていました。 従来の日本の警察犬は、主にシェパードが8割を占め、万能だそうです。 私が注目したのは、一番下の写真に小さく出ていた「ロングコートチワワ」。そうです、今では遥か遠く…

この世のパラドックス

結局のところ、しっかりと自分なりの勉強を続けていくことで、惑わしに乗せられないような見識を兼ね備えられるようでありたいと思います。 昨日書いた内容は、私自身のためというよりも、この時代のことをあまり知らないような若い方達で、もし判断に迷って…

出会いの深遠な意味

「出会いに才能がある人はいる」とは、今年6月上旬、(繰り返し無断でご登場いただいていますが)ある友人が書いてくれた言葉です。 「実情をはっきり見ることができるためには出会わなければいけない人がいる」と。 まさか私が、とは思いましたが、今から振…

果たしてそうだろうか?

他のことに夢中になって、何やらすっかり遅れを取ってしまっている学会発表の準備。間に合うかしら? 昨日も、大学図書館で文献複写をして、2巻本の方は返却できました。あと残り、今日も午後、がんばります。それで本当の終わりにしましょう。ルソーでした…

不思議な導き

関西に居住するようになって以来、私の抱えていた問題意識について(参照:2011年5月11日付「ユーリの部屋」)、14年後の今、思いがけない方向から糸口が見つかった、という点では、確かに意味がありました。「そんなことにいつまでもこだわっていないで、早…

夏休みの自由研究レポート?

改革長老教会の季刊誌『教会』の話が続いたので(参照:2011年8月22日・8月24日・8月26日付「ユーリの部屋」)、ようやくここで締めとして、これこそが最も重大だと思い、これまでぼかして綴ってきたことと併せて(参照:2011年5月31日・6月3日・6月4日・6月…

いつの日か....

いつの日か、今年前半期を振り返ることがあったとしたら、何と感じるでしょうか。 意外な展開を伴い、とても不思議な時期だったけれども、私にとっては、関西に来てから、特に気になっていた部分でもあったので、事の核心がある程度はっきり識別できるように…

私家版「夏休みの自由研究」

何だか、本筋とは離れたところで、勝手に「夏休みの自由研究」に取り組んでしまった感のする一連の調べ事。あまり高級ともいえない内容ですが、ほんと、レポートにでも仕上がりそうなぐらい。 このところ毎日、同じことばかり書き連ねているようでも、昨日一…

今にして思えば

今夏は、原発問題との兼ね合いから、エネルギー削減の呼びかけがありました。もともと、ほとんどエアコンも使わない夏をずっと過ごしてきましたが、(今年が酷暑だったらどうしようか)という春頃の杞憂はどことやら、かなり涼しい夏で助かります。特に、私…

やっぱり遺憾

今日の午後も、別大学の図書室へ。 夏休み前の8月12日のことです。閉室間際までコピーを取っていて、コピー機に複写物を置き忘れたまま、慌てて、机の上にあった分だけ支払いを済ませて、帰宅してしまったのです。家に着いてから(あれ?)と気づき、休み明…

経験に基づいた知識で

今日の午後は、大学図書館へ。学会発表のためにどうしても見ておきたかったオックスフォード大学出版の文献(厚さ5センチ強の二巻本)を、8月11日の夏休み前に予約しておいたのですが、到着直後の一時には、「まだ届いていません」。 他の用件で複写をとった…

笑って新たに前進を

昨日、たまたま見つけた某所で、つい笑ってしまった一文がありました。 「連中の頭の中は、よほどごちゃごちゃしているのであろう」。 私自身も、いわば渦中近辺にいたために、ここ数ヶ月(まさか)と信じられず、これまでの理解や積み上げが崩れ落ちるよう…

臆せず本質の筋を通すこと

一度読んで付箋をつけておいた数冊の中から、とても興味が持てた一冊の一部をご紹介しましょう。もうすぐ返却するつもりなので、忘れないうちに...。 『キリスト教は他宗教をどう考えるかーポスト多元主義の宗教と神学』教文館(1997年) (Gavin D'Costa (e…

信頼と幻滅と

先程、合衆国の合同メソディストの2004年の聖礼典の本が届きました。早速、気になる箇所を読んでみると、なるほど、ロバート・ハント先生が教えてくださった通りのことが書かれてありました(参照:2011年6月5日・6月12日付「ユーリの部屋」)。ほっと安心。…