ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

物事の背景と理由

昨日は、12時間ぐらい集中して、パワーポイントを作成。7,8年以上前から読んでいたはずの資料を改めて読み直してみると、(この一文、この一言を出すのに、どれほどの勇気と時間がかかったことか)などの意味が、より深く味わえるような気もします。
同時に、異なる立場から見れば、当然、異議を唱えたくもなるだろうなぁ、と。しかし、それを慮ってばかりいたら、何も言えないし、何もできない、とも。
いずれも、19世紀半ばから後半にかけて、現地に居住していた人々の経験を中心とした資料なので、簡単に結論は出ません。でも、まずはベースを作ることから始めなければ...。
スコットランドと東南アジアが、さまざまな側面で人的脈絡を持っていることは、随分前から気づいていました。いろいろな資料を見ていると、本当におもしろいです。国とか団体などの集団単位で見るのではなく、結局は個人が重要。とはいえ、家系のつながりなどもあり、(なるほど、だからこう動いたんだ)とわかってきます。
今年は大地震を両国で共に経験することになった、ニュージーランドのロックスボロフ先生とマレーシアのつながりも、実は名字から察せられるように、スコットランド系移民としての系譜がわかれば、合点がいきます。
物事には、それぞれの背景と理由があります。だから、しばらく前に集中していた件で、「やたら画期的をよしとするばかりがいいとはいえない」という発言に、私も同意するのです。しかも、その件、部分的に今回の発表内容とも関わっていたことが、資料から判明できました。
もっとも、こんなことは些細な一コマに過ぎないのでしょうけど....。