ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

今年の降誕節は

マレーシアから、早々とクリスマスカードが届きました。マレーシア教会協議会とセントラル・マーケットの隣にあった小さな写真屋さんで働いていた華人女性からです。
教会協議会の方は、代表者を一人失い、大変なことと思います(2008年12月2日付「ユーリの部屋」)。何とか、こちらからもお悔やみと励ましの言葉をお送りしたいのですが、何と書いてよいやら、いい言葉が浮かびません。
華人女性の方は、数年前にお母さんをガンで亡くし、一緒に写真屋さんで働いていた妹さんの方は結婚して子どもも生まれたそうですが、「私は姉だから、一家を支えていかなくちゃ」とけなげでした。転職して、今はオフィスビルで働いているようです。
知り合ったのは1993年頃でしたから、もう長い付き合いですね。実のところ、単に便利で仕事が早かったのでセントラル・マーケットにしばしば立ち寄っていたのですが、向こうが何かを私に期待していたのか、非常に親しげに会話を交わしてくれました。そういう気持ちというのか心の表れは、リサーチで神経をすり減らしていた私としてもオアシスのように感じられ、そこを何より大事にしたかったので、(というより、世の中はそういうささやかな善意で成り立っているところが多いのではないでしょうか?)送られてくるカードに毎年、お返事を送り続けているうちに、こうなったというわけです。
シェラベア博士が、マレー語を教えてくれたマレー人教師の子ども達に、奨学金のような形で側面から援助していたことは、案外知られていません。しかも私が落胆しショックを受けたことには、そのマレー人教師の孫娘にあたるマラヤ大学の学生は、親からその話を聞いて、シェラベアに恩義を感じてはいるものの、その具体的な内容は「よく覚えていない」というのです。ここがポイントなのです!

原罪観念のないイスラームと原罪意識を持つキリスト教の相違。暗闇の中で光を目指して歩み続けるクリスチャンの人生行路。バニヤンの『天路歴程』。カール・ヒルティの『幸福論』。