三浦光世氏のご逝去の報
今日の夕刊で、三浦光世氏が90歳で逝去されたとの報に接した。
いつかはこの日が来るのではないかと思い、機を逃さず、8年前に向日町教会の講演会に出席して、ご著書にサインをいただいたことは、今振り返っても貴重な経験だった(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20081110)。その際、「うちの主人も、若年性なんですが、綾子さんと同じ病気で困っているので、今日お目にかかれて幸いでした」と、サインのペンを走らせているところに申し上げたところ、ペンを止めて「あれぇ!」と、まさに我が事のように驚いた表情をされたのを、今でもまざまざと覚えている。
私以上にご心配という表情で、非常に力づけられた。というのは、綾子さんやご本人こそが、もっとお若い頃から、もっと多くの病苦に悩まれた時代を長らく送られてきたはずだったので、私共の抱える病など、大したことないとうっちゃって置かれるのではないか、と想像していたからだった。
でも、おかげさまで、隠れたところの祈りが聞かれているのであろうか、当時の予想に反して、今も主人は何とか勤務が続けられている。これは、結果論であって、あの頃は、リストラされるのではないか、などと心配事は尽きなかったのだ。
そして、昨年5月には旭川を旅行して(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130505)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130523)、三浦綾子記念館に行き、『氷点』の舞台を歩き、縁の教会にも訪れてみた。そのような生き様を見せてくださったということが、どれほど多くの人々を勇気づけたことかと思う。
誠にありがとうございました。どうぞごゆっくり永遠のご安息を。
MIURA AYAKO Literature Museum
2014年10月30日午後9時46分、
三浦綾子記念文学館 三浦光世館長が敗血症のため逝去いたしました。
三浦文学および三浦文学館を愛しお支えくださっている皆さまに、謹んでお知らせ申し上げます。
葬儀の日程は下記のとおりです。
前夜式 2日(日)午後6時
葬送式 3日(月)午前9時
式 場 やわらぎ斎場 旭川
旭川市5条通15丁目 TEL 0166-20-4411公益財団法人三浦綾子記念文化財団ならびに三浦家の合同葬とします。
喪主 三浦 紀一郎葬儀委員長 山田宏紀
(文責:難波真実)
(引用終)