ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

日本政策研究センターの発信

日本政策研究センターhttp://www.seisaku-center.net/node/794
2014/10/01 伊藤哲夫〈『明日への選択平成26年10月号〉


・先日十五日に産経新聞に掲載された佐伯啓思氏の指摘:朝日新聞とは、占領軍がかつて日本に強制した戦後民主主義の価値観を体現した新聞に他ならない


ポツダム宣言第六項「日本国国民ヲ欺瞞シ之ヲシテ世界征服ノ挙ニ出ツルノ過誤ヲ犯サシメタル者ノ権力及勢力ハ永久ニ除去セラレサルヘカラス」
朝日新聞の「社是」ではないか


・初期対日方針「軍国主義者ノ権力ト軍国主義ノ影響力ハ日本国ノ政治生活、経済生活及社会生活ヨリ一掃セラルベシ」「軍国主義侵略ノ精神ヲ表示スル制度ハ強力ニ抑圧セラルベシ」「日本国国民ニ対シテハ其ノ現在及将来ノ苦境招来ニ関シ陸海軍指導者及其ノ協力者ガ為シタル役割ヲ徹底的ニ知ラシムル為一切ノ努力ガ為サルベシ」
←朝日が報道のモットーとし、また追求してきたことそのものだったのではないか


日本政策研究センターhttp://www.seisaku-center.net/node/795
2014/10/06 岡田邦宏〈『明日への選択平成26年10月号〉


・昭和六十三年の日本軍によるマレー虐殺報道(中島みち著『日中戦争いまだ終わらず』で、実は英軍による戦後の共産ゲリラの掃討だと判明)など、歴史認識問題で謝罪したなどということは聞いたことがない。

(部分引用終)

最後の『日中戦争いまだ終わらず』は手元にあり、2004年11月2日に長岡京市の古本屋さんで900円で購入したと、メモが貼り付けてある。でも、全体を通して詳読したわけではなさそうだ。この種の本は、自分の専門ではない限り、ある時期が来ると納得のいく内容なのだろう。
昨日、過去にリサーチでお世話になったマレーシア華人女性からメールが届いた(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071229)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20081229)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090217)。有能な彼女のおかげで、いろいろと資料を用意していただき、テキパキと話が進み、車で送ってもらったことが何度もある。当時は、必要な資料のレベルが物足りなかったり、日本での発表のことが気になっていて、疲れるばかりのリサーチ旅行だったが、今のような殺気だった中東情勢を思えば、振り返ってみて、とても懐かしく、いい時期だった。マレーシアのよさは、そういうおっとりとした、何とも言えない曖昧さにあるのかもしれない。逆に言えば、だから研究を日本水準でやろうとすると、ストレスばかりたまって成果が出にくいというやりにくさがあるということだ。同時に、その中からシャキシャキと勤勉で有能な個人と出会えるフレッシュさや醍醐味もある。
彼女は私と同い年で、華語学校を出た後、台湾で勉強した。その後は、(工夫すれば安く住める(?)という)欧州で絵を描いて暮らし、ハワイ大学修士号を得て、テキサスなどへも飛び回って活躍中。でも本当は、福建系四世なのにマレーシアの政治動向が嫌いで、外に目を向ける人生のようだ。マレーシアのキリスト教組織での仕事も、同じパターンに飽きてしまい、今は別の仕事をしている。定期的に楽しそうな報告が届くのだが、彼女に言わせれば、私の方が「素晴らしい生活」をしているように見えるらしい。時に、コーヒーを飲みながら、街を眺めつつデッサンをする時間が欲しいのだとの由。
バイタリティに溢れた活発な華人とは、やはり基本的に文化が異なるといつも感じるが、人生の質の上で、本音では日本人がうらやましいのではないかと、時々、彼女を見て思う。感謝しなければ。