ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

ちょっとひと休み

3月6日の学会(と言っても小規模)、何とか無事に終了しました。お集まりいただいた先生方、どうもありがとうございました。
今回は三度目の会場で、しかも大阪は梅田という慣れた近距離のために、重い荷物を持って出かける緊張感は半減でした。
しかし、主人の異常勤務体制がまたぶり返し、こちらとしても気が気じゃありませんでした。早く普段のペースに戻ってもらいたいのですが、昨夜というのか今朝というのか、夜中の1時半過ぎや3時頃にも、枕元の電話が鳴り、「ご主人電話に出られますか」。「あのぅ、今寝ているんですけど」という、異常会話。皆、寝ずに研究所にこもって幾夜も仕事をせっつかれているために、すっかり体内時計が狂い、ミスの連発で、主人に助けを求めてくるのです。おかげさまで、こちらも睡眠不足。
今朝も6時半頃、上司から電話があって、「ご主人、起きていますか。これからタクシーで、すぐ職場に来てもらえますか」。私が電話してタクシーを呼び、あたふたと出かけていった主人。
これで、特定疾患の進行性難病患者に対する扱いでしょうか?もう、異常ですよ、異常。そんなんで、いい仕事ができるはずもないのに。

というわけで、発表準備はある程度済ませてあったものの、こちらにも普段以上の疲労感があり、会場には30分前に着くはずが、すっかりギリギリになってしまいました。一人だけパワーポイントを使わせていただくという贅沢だったのに、(まだ来ないなあ)とヤキモキされていた先生もいらしたのでは?何とか、司会の先生のお助けで、時間内におさめられたかとは思いますが。
また、出かける直前になってパソコンのワードがフリーズしてしまい、それも予定が狂った理由の一つでした。

そうはいうものの、初対面の方も含めて先生方からは、「おもしろかった」「あの朝日新聞の記者、何という人?そういうセンスのある記者がいたんだねぇ」「こっちも、狭いことばっかやっとらんと、もっと視野広げなあかんなぁ」「毎回発表するなんて、すごいねぇ」「いろんなところで発表しているんですね」などという好意的なコメントをいただくことができ、とても幸いでした。
前から書いているように、この1月には、世界的にメディアで話題となった‘キャッチ−’なテーマですが、私としては10年前から内部資料を集めて、フィールドワークも続けながら、コツコツと発表をしてきた内容ですから、経過報告風ではあっても、きちんとしたところで、ちゃんと神学部の先生方にも聞いていただきたかったのです。
ともかく、出身校とも無関係で、いわゆる従来からの伝統的な「神学」や「聖書学」の領域でもないのに、このように寛大に受け入れて聞いてくださるのは、ありがたい限りです。それに、事務の女性が、大変に有能な心配りのできる方で、全体として雰囲気がよかったです。
懇親会では、これまでのホテル・ビュッフェではなく、居酒屋へ。先生方、結構、飲まれるんですよね。女性が少ないこともあって(参加者は私を入れて三人)、もう女扱いもされていないのか、目の前で「焼酎お湯割り二杯」なんて、並べて一気に飲まれるんですもん。すごいなぁ。二次会にも行かれたようですし。(私はさっさと帰って来ました。)
ま、懇親会の話を聞いて、いろいろ思うところはあっても、割り切るところは割り切って、自分の分はしっかり責任を果たして、とにかくできる限り継続すること、これに尽きますね。他の発表を聞いているだけでも、視野が広がってとても勉強になりますし、いろんな先生方と面識を持たせていただき、(ほう、そういうことを調べているヤツがいるのか)というだけでも、ありがたいことです。もちろん、場所が違えば、人も違い、反応はさまざまで、最近ではやっと、遅ればせながら、その多様性をおもしろく感じられるようになってきました。
同じ建物で同系統の別の学会があり、終了後に階下を歩いていると、数年前に私の授業に出ていた学生さんが、「○○学会ですか」と言いながら挨拶に来てくれました。居酒屋へ向かう先生方の後をつけるつもりで、参加された女性の先生と夢中になってしゃべりながら歩いていたら、いつの間にか、その学生さんにつられて若向けの飲食店街に入ってしまい、懇親会には大幅遅刻してしまいました。
いつものことながら、懇親会で食べ物が余ることに私はいつも罪悪感を覚えますけど、殿方の先生方はどう思っていらっしゃいます?