ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

破れ鍋に綴じ蓋??

今日は結婚記念日12周年です。私でも、やればできるんだ、12年も続いたのだから...。
以前も書きましたが、小さい頃からよく「(そんなことでは)お見合いで断られる」とか「きっと半年でポイ捨てされる」などと脅されていたので、本当にびくびくものでした。でも、鍋蓋に綴蓋、じゃなかった、破れ鍋に綴じ蓋、世の中、何とかなるものです?!
最近になって、突然、主人が言い出したことですが、政治とは無縁の我が家でも、どうやら現日本国首相と、遠い縁戚関係があるのだそうです。6歳の頃から、毎年夏休みになると、宿題と着替えとお土産と切符を持って、一人で岡山の祖父母の家(田舎)に遊びに行っていたのですが、母方の祖母の親戚(といっても、どのような間柄かは不明)の一人が、故鳩山一郎氏の妻(つまり、由起夫氏の祖母)となられたそうです。「羽織をもらったと言っていたから、まんざら嘘の話でもないだろう」とのこと。確かに、家系図を持っている家柄でしたから、調べようと思えば、調べられる話です。(ただし、家系図の信憑性については、主人自身、少し疑問を持っています。「あれ、誰かがどこかで書き変えたかもしれないじゃないか」「消された人もいるだろうし」と。)
「それで?だから何なのさ」という反応も起こるだろうと予想の上で、しかし、こうしてみると、人は、どこでどのようにつながっているか、本当にわからないものだと思います。私が小さかった時、母方の祖父が「天照大神の時代には、日本中皆、一つの家族だったんだぁ!」と、誰かに向かって大きな声で叱り飛ばしていたとか、祖母から聞いたことがあります。その時は、(まあ、昔の教育を受けた人は、しょうがないねぇ)と内心思っていたのですが、ちょっと文脈を変えてみれば、そうも言えるかなあ、と今なら思います。
というわけで、今回の政権交代の話には、俄然、別の角度が加わりました。それで、少しは学習もしてみなければと、昨日、立ち寄った本屋さんで、ふと目にとまった次の本を買ってしまいました。
大下英治華麗なる鳩山一族の野望徳間文庫2009年
試しに、最初の系図のページを見て「その、おばあちゃんの親戚の人の名前は?」と主人に聞いてみたら、ぴたりと合っていました。(実際には、「子」のつくお名前だったそうです。)

10月のシンガポール・マレーシアの旅でも、「中国人の場合、名字の保持が家系にとって重要だから、普通は、娘よりも息子の誕生を喜ぶ。でも、うちは娘二人だけど気にしない」とか「同じ名字同士の結婚は、遺伝上の問題から普通は避けられるけれど、血縁関係が遠いことがはっきりしていれば、最近では結婚が可能な場合もある」とか「「日本人は家系図を持っているんだろう?」など、「イエ」にまつわる話題が飛び出し、会話を交わしながら、こちらも勉強になりました。
実家の両親は、戦時中育ちの一典型として、そういう話を嫌っていましたが、母方の祖母が、よく私にいろいろと家系や親族関係について話してくれたので、私は興味があります。多分、妹と弟は知らないこともあるだろうと思います。記憶が途切れない間に、ここに少し記すことにしました。