ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

音楽と騒音

週末には、シュポアのヴァイオリン曲を幾つかHDDに移しました。
シュポアの名を知ることができたのは、ヒラリー・ハーンのおかげです。彼女が、「シュポアが演奏されないのは、演奏家が演奏しないからです」と発言しているのをどこかで読み、それなら聴いてみたいものだと願っていました。それから数ヶ月たったのですが、確かに懐かしい印象のある美しいヴァイオリン曲がたくさんあることを知りました。よい演奏家が紹介してくださらないと、一般には知られずに埋もれたままの曲が、世の中には多いのかもしれません。ありがとう、ヒラリー・ハーン
ところで、彼女のブログ日記を読んでみると、かなり日付が飛んでいますが、一回の分量が細かい観察記述で埋め尽くされ、まるで小説を読んでいるかのようです。それにしても、忙しい演奏旅行の合間を縫って、よくここまで書けるものだと驚きます。また、移動の合間にいつ練習するのだろうとびっくりします。体にも耳にも相当の負担がかかっているはずなのに...。

ここ数週間悩まされているのは、向かいの棟から、一日三回以上、異常なほど叫ぶ赤ちゃんの大声が聞こえてくることです。全身を振り絞っての号泣であるに違いなく、一回につき、ぎゃあぎゃあ20分ぐらいは続きます。それも、早朝や夜中の11時半頃ということもあります。非常にうるさいのですが、ベランダから観察する限り、親は普通のように見えるので、下手に虐待だの何だの騒がない方がいいのかなあ、もしかしたら、何かの病気かもしれないし、などと遠慮していますが、とにかく、こちらはイライラさせられます。
もともと、引っ越してきたばかりの5年前には、とても静かな環境で、ご近所付き合いが連帯責任の義務的でないところが気に入って、自宅で勉強するにはもってこいだと喜んでいたのですが、当然のことながら、人の入れ替わりがあるために、思いがけない隣人とも共存する場合もあります。大抵、音を立てている人は、自分がやかましいと自覚していないことが多く、そこが問題です。
今のところ困っているのが、その赤ちゃんプラスお向かいの棟のご一家プラス歌声の女性です。ご一家の場合は、家の中と通路で話す声量が同じで、会話が丸聞こえなのです。時々、4階から駐車場に向けて、家庭の会話がそのまま筒抜けなので、〈恥ずかしくないのかなあ)などと思ってしまいますが、多分、恥ずかしくないのでしょう。子どもだけならまだしも、お母さんがかなりのハスキーで、しかも声が大きい。
歌声の女性は、夕方に思いつきで声を張り上げるタイプで、何かの歌を練習しているのか、あまり上手とも思えないのですが、とにかく、うるさい!頼むから、そういう練習は、防音装置付きの部屋でやってほしいです。

こういう騒音は、当初にはなかったことでした。新しく引っ越してくる人達は、充分気をつけていただきたいものです。管理人さんに伝えたいところですが、ご近所でもあるため、なかなか難しいですね。