ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

「フェイスブックの野望」

フェイスブックの使い方が、今一つよくわからず。かといって、これ以上広げる余裕もないので、仕方なくこのままでいこうと思っています。
昨日も、友人の長男から連絡があり、「うちの母もフェイスブック持ってるよ」とアドレスを教えてくれたのですが、見てみると、顔写真は一切出さず、しかも私の知らなかった名前で出ていました。20年前からの知り合いで、何度か気楽に泊めてもらってもいたのに、まだまだ、こういう未知なる面があるのがマレーシアの奥深さ、というより、私の至らなさ...。
「ね、最近、お母さんはいろいろ名前を変えているみたいだけど、どれが本当のフルネームなの?」と尋ねると、プライベート・メールで返事をくれました。「すっごく長いんだよ」というのですが、それほどでもない、というのか、恐らくはスペイン系の人々のように、父方母方の名前をつないでいるのであろう名前。昔は夫の名前をつないでいたのに、いつの間にかドロップ。なるほど...。教えてもらった以上は、アクセスするのだろうかと思ったところが、「秘匿のままにするって」。なんだそれは?開設して、アドレスを相互に教え合っていても、友人リストには載せないって?他の人の顔写真を見て、やめることにしたのかしらん?
かくいう私も、随分前からフェイスブックのお誘いを何度かいただいていながら、「興味ないから、連絡はメールだけにしてください」と断っていたことを思えば、人のことは何も言えません。
個人情報保護とうるさい割には、経歴を公開してしまっている人もいれば、誰と誰が知り合いなのかが一目瞭然のようにも見え、何だかよくわかりません。ものすごい人数とつながっているので、当然私のことなんて忘れているだろうと思っていたら、案外、即座に「よく覚えてますよ」と返事が来たりもします....。
昔、マラヤ大学の指導教官だったマヤ先生は、リサーチの時、「こちらの情報を出してはダメ」と私に厳命しました。しかし、自分が何者か開示しなければ、相手だって不安がって何も出さないでしょう。黙って知りたいことだけ取ってくるなら、テイク・テイクの泥棒もどきです。外国人ならなおさらのこと...。

日本経済新聞』(http://www.nikkei.com/news
フェイスブックの野望 〜「2011年は買収15件」
2010/12/23 (2010年12月17日 Forbes.com)
マーク・ザッカーバーグ氏を「今年の人」に選んだ米誌タイムの表紙。同誌が15日、発表した=AP
 世界中の視線がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)最大手、米フェイスブックに注がれている。利用者数は既に5億5000万人を突破し、創業者であるマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はタイム誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に選ばれた。12月16日午後に同サイトが30分ほどダウンすると、大変な騒ぎとなった。対外的に徹底した秘密主義を貫いていることもあり、この人気サイトの一挙手一投足に注目が集まる。
 こうした背景から、12月17日午後にサンフランシスコで開かれた起業家向けセミナーで、同社の経営企画担当幹部であるマイケル・ブラウン氏が2011年の経営戦略を明らかするのを聞き、大いに興味をそそられた。その柱は、企業買収による人材の獲得、“ソーシャルコマース”の強化、そして携帯端末分野でのさらなる攻勢だという。(以下略)
by Mike Isaac
(c) 2010 Forbes.com Inc. All rights reserved.

ともかく、大変な時代に突入しました。こういう方面には疎いばかりか、むしろ距離を置きたい方だったのに、どうすればいいのでしょうか。手書きのよさも大事だし、紙媒体で本を読む時間を確保したいし、ゆっくり考える一人の時間もなければ、到底やっていけないというのに....。
一方で、ブログもツィッターも戦略だと言い切る人もいます。裏の裏まで読む暇も必要もないのでしょうが、外向きにはそのように見せておいて、その実は別のことをして相手を「出し抜く」のだとか。
しばらく前に、インターネット上の情報を世論全体の傾向だと読み間違えて失敗した政治家の話が、新聞記事になっていました。その反面、世論操作の道具としての、編集されたテレビや新聞や本は、一方的で信用できないので、インターネットしか見ない、という人もいます。
いずれも極端な事例だと私は思います。古い本を読めば、編集の目を通しているだけに一応の基準が示され、その点では安心だといえますし、インターネットだけでは思考が浅薄で単発的になってしまいそうな上、かえって手作業よりも時間がかかるものです。
やはり、両媒体において何とか使い分けをして、受容体としての私に徹するしかないようです。