ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

私家版『民間防衛』に備えて

https://twitter.com/ituna4011


・『母宮貞明皇后とその時代―三笠宮両殿下が語る思い出』(中公文庫)工藤 美代子(https://www.amazon.co.jp/dp/4122053439/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_7EkfybTPF24VX …)を近所の図書館から久しぶりに借りた。三笠宮殿下のご薨去を受けて、新聞報道のみならず、本書のようなまとまったインタビューを読む必要性を感じる。


・『エレジー / マイスキーベスト・アルバム』 ユニバーサル ミュージック (https://www.amazon.co.jp/dp/B00005FI1X/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_8Lkfyb739VMR4 …)も近所の図書館で借りた。ミッシャ・マイスキーの衣装が奇抜で面白い。最初と最後の曲が日本の歌なのも、ドイツ発行なのに興味深いところ。


・『フランス・オーケストラ名曲集』 EMIミュージック・ジャパン (https://www.amazon.co.jp/dp/B000UV2OLW/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_ZJkfybCGSAZWF)も久しぶりに近所の図書館で借りた。大半は既知だが、デュカスのみ初耳。


・“SYMPHONY No.1 "HIROSHIMA" Mamoru SAMURAGOCHI” 佐村河内守交響曲第一番 DENONhttps://www.amazon.co.jp/dp/B01J8J8UU0/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_MGkfybP745QWX …)を近所の図書館から借りた。家にないCDによって、新たに曲を覚えられるのが嬉しい。


・『イスラームアメリ』(中公文庫)山内 昌之(https://www.amazon.co.jp/dp/4122031184/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_Kvkfyb35J5D4V …)が中古で届いた。1円。本書には、もっと前から知っておくべきだった事柄がたくさん書かれている。東大は、常に最先端で最高でなければならない。

(転載終)
日本版『民間防衛』として(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160321)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161028)、来月初旬から始まるお茶のお稽古に備えて、本棚からお稽古道具や茶道の本などを久しぶりに取り出して、埃を払い、整理した。
何と、故竹下登元総理の「我が道をゆく」という書のお扇子が出てきた。どこでいただいたのか、すっかり忘れていて思い出せない。また、毎月のお茶花が描かれたお扇子も出てきた。帛紗や帛紗入れも、結婚後に京都で張り切って買っていたことがわかった。

裏千家 入門必携』(財団法人今日庵

恐らく、最初のお稽古の時に先生からいただいたのではないだろうか。利休道歌が全首記されており、結婚後に習っていた先生のところでは、毎回、一首ずつ暗記して、先生と向かい合って暗唱していた。私が好きな歌は「その道に入らんと思ふ心こそ我身ながらの師匠なりけれ」「はぢをすて人に物とひ習ふべし是ぞ上手の基なりける」「稽古とは一より習ひ十を知り十よりかへるもとのその一」「茶の湯とはただ湯をわかし茶をたててのむばかりなる事と知るべし」である。

茶道具用語のしおり』(淡交社

いつのことだったか、多分先生からいただいたのだと思われる。お稽古で覚えたことを、忘れないようにラインを引いていた。

淡交テキスト 茶道具歳時記』月刊(410円)ほぼ一年分

淡交テキスト 茶陶の旅』月刊(429円+税)ほぼ一年分。

お茶人の友 おけいこ覚書き手帳』(世界文化社

1996年8月に名古屋の近鉄ビル星野書店で購入とある。毎回、お稽古の後で、掛け軸の禅語やお花の名やお菓子の銘やお道具、うかがったお話のメモを細かく記していた。新聞記事の切り抜きもかなり挟んであり、16年前には活字が今の三分の二程度だったことがわかる。

茶の湯ハンドブック 茶の湯歳時記と銘一覧』(主婦の友社

1996年9月に名古屋の近鉄ビルで買ったもので、掛け物を拝見する度に、この小さな本を見て復習し、日付を記入していた。

平成9年度 茶湯手帳』(東玉堂)

名古屋でのお稽古でご一緒させていただいた先輩女性から1996年12月にいただいたと書いてあるが、白紙のままである。

茶の湯ハンドブック 茶席の禅語早わかり』有馬頼底(主婦の友社

1997年5月に名古屋の三省堂で買ったもので、結婚後も日課として毎日一句ずつ暗記していたことが、記入した日付でわかる。

茶会のきもの』(婦人画報社

1998年9月に梅田の阪急百貨店で買ったとある。今見ると、お着物の柄が品よく華やかで、帯の結び方も複雑かつあでやかなことに、改めて驚く。何よりもモデルの方達が若々しく、髪も黒々と豊かに結い上げ、張りのある印象。1986年発行だが、いつの間に、日本社会は簡素化し、老成化して、なおかつ普段着化してしまったのだろうか。

NHK人間講座 茶のこころ世界へ』千玄室(2004年8月〜9月期)

高槻市の書店で講座に間に合うように買った。この頃、私は某大学でマレーシアについて教えていて、黒スカーフを頭に被って授業に来た改宗ムスリム女子学生のことで、毎回、頭を悩ませていた(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141011)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150320)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160118)。日本人イスラミスト教授(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=N%BB%E1)の下でシャハーダ信仰告白)をした以上、私が口出しできることは限られていたが、マレーシアやイスラームの説明が自分の理解に合致しないと、講義中でも遠慮なしに反論(反抗?)していたことを、今でも思い出す。当時、常に後頭部が偏頭痛のようにピリピリしていて、毎週、プールで泳がなければ、緊張がほぐせなかった。お茶は、そのような時にでも、自分の拠り所を求めるに適した場であった。

茶道誌 淡交』(月刊)840円

これも年間分揃っているが、名古屋にいた頃、先生から勧められて千円札を出して買っていた記憶がある。その後は、近所の図書館へ行く度に、立ち読みしていた。今読んでも、中身が充実していて、全部は消化しきれていない。当時は、お家元の巻頭のお言葉を読み、(恐らく既に亡くなったであろう)ご年配男性の大先生から講釈のようなお話を伺い、冊子のお道具の写真を皆で眺めては感じ入っていた。ご自宅で教えている主婦の方達は、遠慮なしに質問もしていたが、私など、いつになったらそのようになれるのだろうか、と圧倒ばかりされていた。こんなことを、毎週のように続けていたのだった。ただただ、自分の無知に気付かされるばかりで、少しでも吸収しようと、必死になっていた。

二十代半ばまでの花嫁修業中の若い女性や既婚者の主婦がお茶を習うならば、楽しみでもあろうが、三十歳を過ぎていた私などは、本当に焦るばかりの日々だった。研究論文も書かなければならないし、専門の勉強も暗中模索。これから先一人で生きていくために、安定した仕事を早く見つけなければならないのに、資金はいくらあっても足りない。将来設計を立てるには、自分はあまりにも未熟で不足だらけだと、常に追い詰められた気分で一杯だった。お茶で精神修養をしているつもりでもあったが、何より知識不足を痛感し、後ろに下がってばかりいた。
お陰様で、この歳まで来ると、さすがに開き直りというのか、自分は自分、というさっぱりした気持ちになる。心配したお陰なのか、主人と巡り合うことができ、新たに人生の歩を進むことになった。決して平坦な道ではなかったが、何とか今でも生かされている。このことに感謝しつつ、新たに基本に立ち戻って学ぶのだと、楽しみにしている。