ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

「美しい記憶」を残しながら...

http://blog.goo.ne.jp/tanyayamanaka/e/87c55658661a545245668bf9303ca66f


本 『子育て主婦の英語勉強法』 青山 静子
2011年08月02日


・著者の 自慢話を ひたすら聞くために 時間を使ったのかと思うと 本当に 頭に来る… ていうか がっかり
・著者の 「あたしはぁ〜 子育て主婦だったのに〜 英検1級もとって 留学もして 立派になったのよぉ〜」
という 自慢に徹していました 腹が立つ!!!!
・で 『旦那はぁ〜 5年間もほっぽっておいたの〜』って それ 自慢なんですか?
ひどくない? だいたい 旦那はどうでもよくって 子供が大事 っていうのは 典型的日本のママの発想で
・ほんと 自慢だけで 「あたしはできたけどぉ〜」って 他の人の参考にならないじゃないですか
・だから この本は わたしは すすめません・・・ 
・でもでも 『出版』 という世界は こういう 「成功した人の話」を載せるの すきなんですよねぇ〜

(転載終)

http://mayumiura3.blogspot.jp/2011/08/1.html


2011年8月27日


青山静子『子育て主婦の英語勉強法』第1章

青山静子『子育て主婦の英語勉強法―英語は女性をこんなにきれいに変える』(2002年・中経出版



第1章「一念発起」からの引用ツイートまとめ。
 mayumiura "女性がいちばん美しく見えるのは、すらりとした容姿でも、きれいにメイクした顔でも、ブランド品で装った姿でもなく、目標に向かって打ち込んでいる姿なのだと、私はつくづく感じたのです。" 青山静子『子育て主婦の英語勉強法』
 mayumiura "…でも、どんなに嘆いても現実を変えることはできません。ならば、私はここから出発するしかないのです。子どもたちを育てながら独学するしか、私には方法がありませんでした。そのとき、私は31歳でした。" 青山静子『子育て主婦の英語勉強法』
 mayumiura "「世の中には英語のできる人は掃いて捨てるほどいる。私のような主婦が、多少勉強して英語ができます、と言ったところで、一体誰が信用してくれるだろう。でも、資格があれば、ちょっとはいいかもしれない。それに、どうせ取るなら国家試験がいいに決まってる」" 青山静子『子育て主婦の英語勉強法』
 mayumiura "本格的なやり直し英語を決心して1年半後、私は通訳ガイド試験に合格しました。…ライセンス取得後、私は英語専門学校で教えることになり、まもなく、翻訳・通訳会社に登録…主婦の方々がわが家に集まってきて、英語勉強会…約10年間続きました。" 青山静子『子育て主婦の英語勉強法』
 mayumiura "彼女たちの勉強記録は、『主婦たちの英語奮闘記』(中経出版:残念ながら品切れ中です)に詳しく載せました。" 青山静子『子育て主婦の英語勉強法』
 mayumiura "英語勉強会を終了したのち、私は働いて得た収入を資金にしてニュージーランドとオーストラリアの大学院に6年間留学し、英語学MA(修士号)と社会学PhD(博士号)を取得しました。" 青山静子『子育て主婦の英語勉強法』
 mayumiura "さらに、オーストラリアやシンガポールの学術誌に論文を発表し、学会で研究発表する機会にも恵まれました。" 青山静子『子育て主婦の英語勉強法』
 mayumiura "松井やよりさん…は、資本主義経済のグローバル化を批判し、憂いながら、各国の女性の現状を調査・研究し、本にまとめて出版しています。" 青山静子『子育て主婦の英語勉強法』
 mayumiura "アグネス・チャンは16歳で来日しましたが、それ以前に日本語を学んだことはないそうです。でも、彼女は日本語で立派に仕事ができていますし、独特のアクセントは彼女の魅力にもなっています。" 青山静子『子育て主婦の英語勉強法』

(転載終)
昨日、たまっていた学会からの封書を整理していて、著者が今年の一月に逝去されていたことを知った。「美しい記憶を残しながら」逝きたいとのことで、「誰にも連絡をしないで」というご本人の意志を尊重してお葬式をせず、しばらく経ってから、ご主人が印刷文書を学会事務局宛に送られたという。会報にその書簡が掲載されて、我々会員にも知らされたという次第。

実は、この青山静子さんとは二度お目に掛かったことがあるが、実年齢よりもずっとお若いと思い込んでいた。
熊本出身で、お父様が大学教授だと自己紹介され、九州ルーテル学院大学系列の中高校で学ばれた方だとうかがった。ミッション系だったので女性宣教師から英語を教わり、後になって、日本で活動した女性宣教師(マーサ・B・エカードやメアリー・H・コンウォール・リー)のことを、得意の英語とインターネットを駆使して調べ上げて本や文献にまとめたとのことだった。
宣教師の生涯を紹介するということで、2008年にその学会で講演もされた(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080922)。終了後、たまたま同じ喫茶店にいらしたのでご挨拶をしたところ、私の感想を非常に気にされている様子ではあったが、全体の反応はどうも今一つであった。
その後、私の父方母方両方の実家のある名古屋の某区にお住まいだとのことで、なぜか英語でお手紙が届いた。女性学サークルを主宰しているという紹介だったが、同じ女性であっても、私は昔からその方面には殆ど関心がなかったので、お返事は(もちろん日本語で)ご挨拶程度に留めた。
次にお会いしたのは、三年前の関西での学会(正確には地方研究部会)でのこと。私も発表したが、青山さんに関しては、ある先生の質問に対する返答が突飛だったためか、会場はシーンとなってしまった。
その後の懇親会では、自由な着席で私のお隣に座られた。以前、英語でお手紙を受け取ったことを伝え、「でも私、日本人なんですけど…」と言ったところ、私の正面に座っていた某大学の男子院生が爆笑していた。でもご本人は「そうだったかしら?」と、忘れた風を装っていらした。
お鍋を突っつく食事の間は、もう一人の二人の子育て中の博士号取得の若い女性と一緒に(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130402)、非常に力を込めて、「女性がいかに日本社会で虐げられているか」「それは社会構造の問題で、改革しなければならない」「大学で教えていると、最近の若い男の子は進歩的になっていて、買い物や育児も手伝うようになっているけれど、やっぱり専業主婦がいい、と思う女の子も増えてきて残念だ」などということを盛んに喋っていらした。
「では、明治憲法についてはどう思いますか」とも直裁に問われたので、「威厳があると思いますけど」と直球で返したところ、無言のままだった。
私など、そんな文化的マルクス主義の後衛みたいな話は真っ平ご免なので、手で壁をつくり、目の前の男子院生とイスラエルの話で盛り上がっていた。すると、それがおもしろくないのか、ますます声のボリュームを全開にして、まるで活火山のように話を必死で続けているようだった(が内容は覚えていない。)
大変に申し訳ないのだが、「自立した知的女性」としての意識や誇りが先行していて、一昔前の故千葉敦子さん(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20101025)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20101026)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20101027)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140922)やパフォーマンスを売り物にしている佐藤綾子さんのようなタイプに似ているかしら、と思った。
英語を武器(?)に精力的に働いて資金を貯めて経済的に「自立」し、育児と同時に海外へも羽ばたき、自分の人生をエネルギッシュに切り開くのが、この世代の女性達の共通項のようだ。
こういう団塊の世代全共闘世代?)が、「自分の人生だから、生きている間はイキイキとしたいことをして、お葬式はいらない」などという風潮をつくっているのだろうか。先日書いた我が町の草の根市民の女性議員のことも併せて(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160715)、非常に考えさせられる。

本来、日本各地に数多く設立されたミッション系学校では、熱意のある篤信の海外宣教師が、キリスト教を通して、近代的な倫理観や女子教育や英語による「国際性」感覚を植え付け、日本古来の諸宗教が充分に果たし得なかった福祉事業を開拓したことは評価される。だが、一部を除いて、大半の宣教師達は、そもそも日本のことを深く研究していたわけでもなく、本当に日本人の心性を充分に理解していたかどうか、なぜ日本を選んだのかは、個々のケースによって異なるだろう。
そして、そのキリスト教がいつの間にか変容して、文化的マルクス主義と混同されている現状を見るに(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150402)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150403)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160224)、何とも形容しがたい思いがする。これは、決して個の自立などではなく、家庭崩壊および社会や伝統の衰退につながる思想である。
佐藤優氏が「いい質問だ」「質問の仕方が良かった」と今年1月30日にお褒めくださったのは(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160817)、実は、このこととも関連する。
今日も時間切れだが、考察項目としてリストの上位に載ったままだ。

その学会では、これまでお世話になった知り合いの先生方が複数、退会されることになった(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160309)。