ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

戦略的価値のある存在を目指す

昨年秋のガザ紛争以降のイスラエル国防軍のガザ支援の続きです(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130901)。前回の報告最終日は8月25日でしたが、さすがに今では作業が最終段階に進んだようで、報告も以下のように簡潔にまとまってきました。

https://twitter.com/IDFSpokesperson
・IDF ‏@IDFSpokesperson 1 Sep
Last Thursday, the #IDF facilitated the transfer of 262 trucks with 6,266 tons of goods to #Gaza, incl. 640 tons of construction materials


・IDF ‏@IDFSpokesperson 3 Oct
@Chez_Em On the contrary. Just yesterday 430 trucks w/ 12,893 tons of goods were transferred to #Gaza, including 136 tons of snacks #askIDF


・IDF ‏@IDFSpokesperson 4 Oct
155,312 tons of goods were transferred from #Israel to #Gaza last month. More stats: pic.twitter.com/SEdrkva97e


・IDF ‏@IDFSpokesperson 6 Oct
The #IDF facilitated the transfer of 5,549 trucks carrying 155,312 tons of goods into #Gaza from #Israel last month

イスラエルに学ぶべきは、国の治安の万全対策と、あらゆる危機に対する作戦と、日々の情報戦を勝ち抜く手法。創意工夫で新しいアイデアを生み出し続け、世界にとって必要不可欠とされる存在を目指す点。着ぐるみなんかで遊んでいる暇はなし(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130923)。最近、イスラエルからもアメリカからも女性大使が派遣される日本ですが、これは喜ぶべきではなく、要するに派遣国から軽く扱われている証左。東アジア情勢がこれほど危険だとされているのに、女性大使でソフトムードを演出するということは、「もう自分でやりなさい」「あなた方の戦略的価値は低下した」というサインでは?
女の敵は女」ではなく、私が男だったとしても嫌ですね。一国を代表する立場の大使が女性だと、どんなに有能でも、入ってくる情報がどうしても偏りがちだからです。(昨日書いた豪州外相のビショップ氏は(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131017)、大臣なので役割も意義も違います。)
最近読んだインテリジェンスの要約から(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130112)。

・日本は世界に必要とされる国になれ。
・スイス、シンガポールイスラエルとの事実上の水面下の連携を。
・日本からも情報提供ができるように。
・目立たず、競わず、ひっそりとしているが、よく考えてみると「日本や日本人がいないと困る」と世界が思ってくれる存在に。
・水、食糧、エネルギー、原材料の確保。
・常におもしろい話を用意しておく。

エズラ・ヴォーゲル氏が、現在は非常に落ち目の日本だが、日本の方が周辺諸国に比して優れた点がまだ幾つかあるので、是非ともここで挽回してほしいというようなエールを送っていらっしゃるようです(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120419)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130906)。ダニエル・パイプス先生だって「世界は強く活気ある日本を必要としている」と、私のような者にさえ、激励の言葉を贈ってくださいました(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130927)。このように言ってくださる方々との関係を大切にすべきですし、言っていただける間が花なのだと思います。
私の世代は、戦後日本の最高のピーク時に青年期と社会人としての出発点を過ごし、非常に豊かで恵まれたよい経験をさせていただきました。その後はバブル崩壊で国際競争力が低下し、社会文化的にも無残な状態。浮かれ気分が駄目にしたのだと思います。そして、左派思想の無責任な世論操作。
この頃、購読中の雑誌や新聞をやめようかという話が我が家で持ち上がっています。自分が心から賛同もできず、おもしろくもなく、こちらの積み上げてきたことを平気で握りつぶすようなことを延々と書き立てる新聞に対して、お金を払って読む必要性がどこにあるのでしょうか?読者層を広げるためといって、どんどんレベル低下をする雑誌のどこに良心が存在するのでしょうか?もっと、読み応え万全の刺激に富む読み物がほしいものです。
読者が毅然とした態度を取らないから、出版社になめられているのだと思います。せっかく自由な資本主義社会に生きているのだから、お金を払う以上、それなりの見返りが期待できなければ止めるのは当然の権利だと思います。