昨日の午前中は、恒例行事の一つ、主人の勤務先での家族健康診断に行ってきました。
毎年連絡が来るのですが、常に何か新しいハプニングが起こります。初めての年には、電車を降りたら、方角を間違えてしまい、歩けども歩けども辿り着かず。結局、駅まで走って戻り、道を聞いて走り続けたところ、検査会場で、「脈拍がすごく上がっているんですけれど。血圧、大丈夫ですか」などと注意されてしまいました。次の年には、前夜から断食というのをすっかり忘れて、目覚めのコーヒーを飲んで検査を受けてしまい、「あれ、数値が高い」と指摘されました。他の年には、待ち時間がもったいないと思って、余裕を見て行ったところ、もう片付け始めていて「今日は終わりです」と言われてしまいました。初めの頃は無料だったのに、いつの間にか2000円払うことになり、（それなら、町内の人間ドッグの方が同じ検査内容で安い）と思っていると、今年からは、また無料になったり、と必ず何かがあります。
今年は、早めに着くようにしたら、まだ準備もされておらず、じっと座って我慢の人、となりました。早ければすぐに済むとは限らず、後から来た人の方が、先を越す場合もあります。
診断結果は、一ヶ月後のお楽しみ、としても、びっくりしたのは体重増加。20代の頃よりも、確実に10キロは増えていました。スカートを買う時、ウエスト58センチの時代もあったのに。しかも、あの頃は、ストレス解消とやらで、袋菓子などをバリバリ食べて、ごろごろよく昼寝ばかりしていたにもかかわらず、規則正しく健康的な食事をしているはずの今の方が、重くなっているのです。
この頃、指輪が回らなくなってきたし、靴がきつくなり、プール通いを休んでいるので、万歩計をつけるようにしていました。毎朝、主人の見送りを、玄関ではなく、一階下まで一緒に降りて手を振り、そのままくるりと向きを変え、近くの小高い山に30分間登るという散歩を、日課に加えてしばらくたったところでした。もちろん、午後の買い物も、真夏日でない限り、歩きか自転車を基本としています。
「どうしてなんでしょう？」と、診察の医師に尋ねると、私よりもコロコロと太った30代ぐらいのお医者さんから、「まあ、年と共に代謝が悪くなりますからね。食事量が減っても、かえって太るってことはありますよ。でも、あまり気にしてやせようとすると、病気になる人もいるんで、自然にしていた方がいいですよ。万歩計つけてるって？それなら大丈夫。あとは、カロリー計算ですね」と、あっさり解放されました。
う〜ん、でも、本当に気をつけなければ。両親が、どちらかと言えば小太り体形だったので、仕方がないといえば仕方がないでしょう。
電車などで見かける中年女性で、あまりスレンダー過ぎると、「あの人、胃腸が弱いのかな」「家計が火の車なのかもしれない」などと、妙な想像をしてしまうので、少しは太めの方が自然なのかもしれません。しばらく前に、「足の太い女性は健康的」という記事を新聞で見つけました。いえ、私ではなく、主人が、です。「これ見て。だから、安心していいよ」と。何が安心かと言えば、ふくらはぎの太い女性からは、あるホルモンがよく出ていて、それが健康の元になっているのだそうです。ほんとかな？
話は変わって、インドネシア聖書協会。昨年から注文しておいたマレー語訳聖書がちっとも届かないんです。何度もメールで請求しましたが、「ちょっと待ってね」の一点張り。送金するのも大変で、わざわざ2000円ほどを送るのに、梅田まで主人同伴で手続きに行ったのです（私の口座はドル建てではないため）。それが、10月半ばのことでした。ようやく、ジャカルタから「本を送ります」と連絡してきたのが11月3日。クリスマス前には、「担当者に伝えておくから」とのみ。昨日、催促のメールを送ったところ、発送担当者なる別の人から「あ、忘れてた。お詫びを受け入れてください」。
（う〜ん、こういうところに、汚職のはびこる素地があるんだな）と思わず考え込んでしまいました。それに比べれば、マレーシアは、遥かに迅速です。華人やインド系の一部がビジネスを仕切っていること、海外留学組が帰国して、システムを変えつつあること、などの影響が大きいのでしょう。
先頃、インドネシアでミュージック・ツアーを行ったばかりの五嶋みどりさんのホームページによれば、「思ったよりも発展した街でした」とのこと。確かに、それはその通りなのですが、こういう遅延が何度も続くと、「発展」とは何か、「公正」とは何か、いろいろと考えさせられてしまいます。伝統文化と経済発展の調和の難しさは、ここにあります。
明日は、この頃読んだ本の若干の感想と、おととい届いた、マレーシア（とスリランカ）の実証研究を1960年代になされた名誉教授からのお手紙について、少しご紹介させていただきたいと思います。
今日は、とんど祭りでした。仕方なく、一人で山を二往復（早朝の散歩も含めて）してきました。成人式の日も変わり、とんど祭りも平日になり、振舞い餅も別の日になり、なんだかせわしなく、心のともなわない世相となってきました。
