ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

年齢を重ねてからの発見

昨日は午前中、主人の勤務先で恒例の健康診断(参照:2008年1月9日・2009年1月15日付「ユーリの部屋」)。
絶食で出かけるため、行きは看板などがぼやけて見えるのですが、視力検査では、矯正視力1.2と1.5という好成績。思春期の頃は、受験勉強との兼ね合いで、気をつけているつもりでも、どんどん視力が落ちていくので、(将来は失明するのではないか、いつまでコンタクトレンズが使えるのだろうか)と心配ばかりしていました。ところが、30代頃から視力低下が止まったらしく、今では、昔よりよく見えるほどです。もともと、「これだけ矯正視力が出る以上は、目の病気ではないから大丈夫だよ」とお医者さんに言われてはいたのですが....。結婚後、日に数時間はパソコンを使うようになり、タイマーをかけて家事の合間に勉強とリサーチと読書の日々。もっと目が悪くなるのかと思っていたところが、栄養状態が改善されたためか、近くの山々が目を休ませてくれるのか、ストレスが軽減されたのか、本当によく見えるようになって安心。
年一回の健康診断も、これで10年目。毎年、少しずつ形式や料金や内容が変わっていくので、もちろん、提出用紙はすべてコピーをとって、健康ノートに貼り付けてあります。唯一の問題は体重増加で、若い頃より、10キロも太ってしまいました。極力、歩く生活をしているのに、です。メタボ体型の内科診察のお医者さんに、その旨質問すると、「それ、僕に聞かれても困るんですけどね」と。ごめんなさい、別に嫌みで言ったんじゃないんです。「ま、食べられるということは、健康で幸せな証拠ですから」と。ふむふむ。
その後は、図書館でCDと本を借り、予約も入れてきました。この歳になって自分でもびっくりするほど、好奇心がムクムクと湧いてきて、いろんな本を読みたくなるのです。もちろん、流行の軽い読み物は御法度。電子書籍も、海外の論文ならば、といったところです。
もっとも、楽に読めてしまう『階級社会』の内容には、イライラさせられました(参照:http://twitter.com/#!/itunalily65)。昔からそうですが、左派系(社会科学)の研究者は、理論から入る傾向があるせいか、提出されるデータに私自身が決して合致していないのに、「あなたはこうだからこうだ」などと勝手に決めつけられて結論を下されてしまうような失礼さを感じていました。現に本書でも、父や夫の年収と資料データ、妹や弟の事例などを比べると、全くといっていいほど一致していません。なのに、どうして「階級」とか何とか、そんなに決めつけるのか、と言いたい!
問題の指摘は重要だけれども、人間社会、そこまで単純じゃないですよ。もっと、我が国の歴史や伝統文化や地域性などをきちんと学んでいただきたいものです。
夕方には、またたくさんのお年賀状が届きました。お返事であったとしても、学部時代の恩師(国語国文学の指導教授)やご年配の名誉教授からいただけると、ほっとします。先生方には、どうか末長くお健やかでいらしていただきたいと思います。