ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

だからあなたと結婚した

今日は19回目の結婚記念日。あの日と同じく、今日も快晴でよかった。
午前中、また別の場所で認知症講座を受けたのだが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161115)、一つ気になるのは、今後の認知症患者の上昇数値について。これは、何を根拠に算出したものか、また、本当に信頼できる数値なのだろうか、ということだ。
アンチ・エイジングのように、カラ元気を出して一人で頑張っている年配者もいるが、そういう人こそ、かえって危ないのではないか?また、美容院で聞いた話では、認知症予防には地中海料理やオリーブ油がいい、とのことだったが、今回はそのような話は出なかった。
卵ばかり買ってくるおばあちゃんがいて、家で皆が困っているロール・プレイの事例が出た時、なぜか私が指名されたので、「そうですねぇ。『おばあちゃん、卵が好きなの?』と聞いてみて、しばらくは、いろいろな卵料理を作ってみたら、そのうち落ち着くかもしれません…」と答えたところ、後ろの方で、(そんな優しい対応出来へんわ)みたいな声が聞こえてきた。
保健師さんの話では、理由を聞いてみると、「この子に少しでも栄養つけさせなあかんから」と、昔の子育て時代を思い出している、という場合もあるらしい。つまり、時代の推移がわからなくなっているので、その辺りの世代間の違いの配慮も必要だということだった。
対応ビデオもあって、具体的にどのように接したらよいかという啓蒙示唆であった。
それはいいのだが、何だか、スウェーデンの高度福祉社会が思い出され(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161009)、あまりにも若い人が早くから高齢者に配慮するように教育されると、かえって自分の人生に対して無気力になってしまうのではないか、と思ってしまった。バリアフリーのマンションなどもあるが、配慮のつもりが、かえって軟弱にさせてしまうこともあるようだ。刺激を与えるためにも、ある程度はゴツゴツした自然の石階段などを歩く方が、筋肉を鍛える意味でも良いとも聞いている。
そう言えば、今日は母方の祖母の誕生日でもあった。誕生石をはめ込んだ大きな指輪を中学生の頃から少しずつもらっていたが、今まではめたことはない。生活様式が異なるので、大きな指輪が合わないのだ。というよりも、既に指が太くて入らなくなっていることもある。
初孫の結婚式が自分の誕生日と同じだということだったが、さまざまな理由で、「おばあちゃんは歳を取っているから、出席しなくてもいい」みたいなことを自分で言っていた。招待状を送った後で、父と一緒に自宅まで出向いて結婚式出席のためのご挨拶をしたのだが、同居の叔父叔母から「わかってますから」とお茶も出されず、欠席にされてしまったのだ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151106)。
実は、何もわかっていなかったことが、ここ数年で判明したのだが...。
祖母は、後で「初孫の結婚式だから、新幹線に乗って下鴨神社の柱の隅で(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161109)、晴れ姿を見たい、と思ったけど」とも、私に電話で言った。
そのことを、主人に今朝話したところ、「え!ユーリのおばあちゃんなんだから、僕が断るはずないじゃないか。来たかったんだったら、いつでも席を用意したよ」と驚いていた。「どうして、そっちの家は何かと陰険なんだ?僕んとこは皆、もっと単純だよ」と。
はい、だから私はあなたと結婚したんですよ!