ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

精神の自由を求めて

何度も繰り返すが、池内恵氏(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=%C3%D3%C6%E2%B7%C3)のフェイスブックから(https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi?fref=nf)。それにしても、筆が立つというよりも、饒筆な方ですね、池内先生も。

・「いま人気の池内恵著『イスラーム国の衝撃』と本書を併読することで、イスラーム国問題の「両面的な全体像」がはじめて見える。」


書肆心水さん、勝手に名前使わないでください・・・まあ仕方がない。そもそも私の名前を出して売れるのか。しかし内×氏や内×氏と一緒にして反米扇動本の扱いで中田さんの本を売ろうとしなくなったことで、私もささやかながら貢献したと思うことにしよう。


・(←恐ろしいことだが、そうなんです。世間で「イスラーム」を語っている人の大多数は、一文字もテキストを読まず語っています。本当に恐ろしい。そして平気で「コーランには一切書かれていない!」などというので本当にびっくり。「知り合いのムスリムに聞いた」とかいう話を信じてはいけません。日本人はイスラーム教に全く無知だし、今後も無知でいて欲しいと思っている在住ムスリムは多い。何を言おうが異教徒には分かりやしないという馬鹿にした姿勢も目立つ)


あっちだって色々我慢してるだろう。中田さんは実際に存在して読まれているテキストに基づいて論じているので、日本人にはこれまで知らされていなかった実際に信じられているイスラーム教に触れることができる。アラブ世界の街区に一人位はいる「学のある筋の通った頑固なおじさん」が語ってくれている感じです。


左派が行き場を失ってイスラーム主義の絶対的な規範の主張に(求められてもいないのに)共鳴するというのが世界的な現象であることも示していて興味深い。


・著者は、論断誌が次々と廃刊になるのは、空疎な「論争」の軸を提起して盛り上がり、乏しい事実認識からなされる短絡的で情緒的な主張を「想像力」ともてはやすばかりで、肝心の「事実」に到達するための営為を軽視しているからではないのか、と問います。


・私は昔から同じことばかり言っています。

(部分引用終)

昨年10月に一連のブログを書いてしまったことが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141010)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141011)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141012)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141024)、もし冒頭の事態につながったとしたならば、ご両者にお詫び申し上げます。でも、私は一介の市井の者として、今取り組んでいる自分の勉強課題から、自己の経験を基に綴ったまでのことで、他意はありません。十年以上も前に、しばらくN氏と仕事を通して接触があったことは事実だし、池内家に至っては、私の母校の理系分野で教授でいらした叔父様も含めて、なぜか私の読み物にはいつも場を占めていらしたから、馴染みがあったということで...。
一週間前、池内恵氏から「フェイスブックのお友達申し込み」をいただいたものの、「相互フォロワー」として研鑽に励むことに決めました(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150211)。その方が、お互いにいいと思っています(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141011)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150125)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150209)。
「お友達でいましょう」ではなくて、相互領域を侵害せずに、適度な距離を保ちつつ、それぞれの立場で各自の役割をきっちりと果たすべく、鋭意努力を続けましょう、ということです。
え?自由な精神は自由な肉体に宿るって?失礼いたしました。

https://twitter.com/ituna4011

Lily2 @ituna4011 • 12 seconds ago

イスラーム国の衝撃』(文春新書) 池内 恵(http://www.amazon.co.jp/dp/4166610139/ref=cm_sw_r_tw_dp_t3b5ub1B4R8SX …)が昨日、新品で届いた。ご自分の著述が参考文献に多く列挙されているが、どのような意味があるのだろうか。そちらの方が、考察には興味深いかもしれない。

(転載終)
上記の自著を参考文献に列挙する点については、一つの見方として、パイプス訳文(http://www.danielpipes.org/13833/)をどうぞ。彼は、「虚栄心」だと見なしています。但しこれは、いわゆる彼の敵対手側に対しての見方です。

PS:まだ続きがあったみたい。

https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi?fref=nf


・ただそれらの情報の点をつなげる視点が日本のデスクに弱く、意味づけがなされない。紙の紙面では十分に載らない。それは結局、読者が関心を持っていないと思っているからである。日本人が絡んだとか米国が絡んだとか(実際には絡んでないが)といった理由で日本で話題になった時には変な識者が出てきて変な意味づけをするのでぶち壊しになる。本当に社会教育は、草むしり。種を撒く前に変な草が次々と生えてくる。

(部分引用終)

そこなんですが、どうして「変な識者」が登場するのですか、池内先生?