ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

来し方行く末を考える

しかし、日本にはいい加減なアメリカ論をぶつ人が多くて困る。アメリカの援助で設立されたはずのミッション系大学でさえ、今では反米思想まがいの妙なアメリカ論を本に書いて学生に教えている人もいる(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131216)。いわば、内部から人的崩壊を狙うかのごとくである。だいたい左派だ。しかも、寛大で進歩的だという知的武装で近づいてくるので、ウブで英語能力の低い日本人は騙されてしまいやすい。
カリフォルニアではアジア系マイノリティが多いために、軍需産業と結びつき、裕福で白人中心の共和党よりも、労働組合やマイノリティの擁護に熱心なリベラル派の民主党の方が、いかにも日本人に合いやすいかのように語る、アメリカが専門だという日本人教授がいた。そもそも私は、「マーク」氏と知り合うまでは欧州文化の方に興味があったので、アメリカに対しては、無関心という以上に、よくわからなかったのだ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120312)。(そうかしらんね?)と思っていたところ、実は共和党の方が保守主流派の日本人向きで、地政戦略上は日本に好意的で、経済的にも軍事的にもアジアでは日本を守ろうとする政策を持っているということが判明して(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131127)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131210)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131213)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131219)、今では全く幻滅している。困るではないか!
アメリカには人種差別が今でもあって、日本人のようなアジア人にはやっぱり冷たい」「裕福な白人の中では、日本人など貧乏だから対等に接してもらえない」などと、脅すようなことを何度も言っている人が、最近まで私の周辺にはいた。
ところが、うちの主人など、結婚前後には毎月のように渡米していたのだが、そんな扱いは一切受けたことがないと言っている。専門さえきちんとしていたら、英語も一生懸命にわかろうとしてくれるし、少なくともよい待遇をしてくれた、と。東海岸に4年間の滞在だが、私だってアメリカで勉強するなら、カリフォルニアではなく東海岸だろう、と主人こそが言っていたのだ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120123)。しかしながら、文系の私にとっては、アメリカとはとてつもない国で、東海岸のエリートなんて「あなたみたいな人を相手にしてはくれませんよ」と聞いていた。「国文出身で英語ができないアジア系なんじゃあねぇ」。
ところが、その私がなんと「マーク」氏からお目を留めていただき、「あなたの英語は最もエレガントだよ」なんてお世辞まで言われて(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130516)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120522)、訳文提出も「極めて満足のいくものです」とお褒めの言葉を頂戴した(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120707)。日本に関する認識では、「マーク」氏側に誤解や混乱があるために私を戸惑わせて、ちょっとした諍いになりかけたのだが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131119)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131120)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131124)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131206)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131210)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131213)、私が、相変わらず英語ブログで(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2)、反セム主義批判とイスラエル擁護とムスリム圏内のクリスチャン問題のニュースを列挙し続けていることもあってか、「マーク」氏も、中東依存に代わりうる日本の新エネルギー資源開発の事例を取り上げた文章を発表したばかりである。
アメリカ男性の半分は、64歳で引退するとのデータがあるそうだが、「マーク」氏は「もうしばらく頑張る」とツィッターで書いていた。コメントには「あんたが40年前に引退していたら、世の中はもっとましだったでしょう」などと、ひどいことを書く人もいたが、アラン・ダーショウィッツ氏が75歳になった今、引退を表明されたので(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130516)、「良いお仕事を続けてください」と応援している声もあった。
要するに、「マーク」氏の支援者は、保守系ユダヤ共同体や親イスラエル派なのだろうと思われる。ユダヤ系の大半は民主党だというが、エスニック的マイノリティだということと、経済を中心に考えるために(人口規模と将来性から)親中寄りになるのであって、政治面やイデオロギーや文化発展度で考えれば、共和党の日本重視の方が、恐らくは保守派のユダヤアメリカ人にとって合うだろうと、私でも納得がいく。
そして、日本国内のアメリカ系私立大学の教授が、繰り返し国立大学を目の敵にしたような訓話を繰り返す理由も、これで客観的によくわかった。一つは、劣等感(?)なのか、私立に良質の学生を引き込みたいという誘導作戦。もう一つは、左派思想で無知蒙昧な人々を錯乱させたいという意図。だいたい私の世代では、共通一次で七科目クリアした上、さらに二教科あるいは三教科の二次試験を通らなければ、大学には入学できなかったのだ。私学は、国立との併願だったり、二科目か三科目だけの受験で合格できたりした。しかも、面接で「この大学で勉強したいです」と意思表示するだけで合格するなどという、とんでもない楽な入試もあったぐらいである。つまり、アカデミック基盤が最初から異なるのだ。
高校生にとってどちらの負担が重いかは、比べるまでもないこと。保護者にとって教育資金の負担が重いのは、当然私学だ。
だから、無闇矢鱈に不当なコンプレックスを抱かせるような馬鹿げた人材漏出を、左派思想がしてきたことになる。
もちろん、違和感を覚えつつも影響されないよう努めてきたつもりだ。しかし、この歳になって振り返ってみると、なんというとんでもないことをしてくれたのだ、と怒りさえ込み上げてくる。
最後に共和党について一言。本質的に、大学には学問の自由があり、権力からは自由に物事を論じられる場を確保するという意味があった。ところが、どういうわけか、アメリカの場合、事が単純に過ぎるというのか、単純にしないと多種多様な移民社会に通じないというのか、「敵か味方か、どちらなのか」と詰め寄ってくる傾向にある。これは共和党に顕著であるという印象を持ってきた。そのため、アメリカの本質(自主自立、個人主義、家族の大切さ、伝統尊重、孤立主義に向かう傾向、アメリカの特例主義信仰のようなもの)を充分に踏まえて、下手に逆らったらやられてしまう経験をかみしめながら、うまくつき合うことが大切だと思う。
詰め寄られる複雑系の小国にとっては、あまりの単純さが怖いこともあるが、相手の根本原則や傾向を知った上で、枠内におさまっていれば、特に内政干渉をしてこないのが共和党だという。むしろ、日本社会のあれこれに口を出し、成長を制御しようと押さえにかかるのが、民主党の大統領の時だったそうだ。例えばクリントン大統領などは、若々しくてハンサムだったこともあり、日本では人気があったようだし、妻のヒラリー女史も、向上心溢れる日本女性達の憧れの的だったような印象がある。ところが政策的に見ると、クリントン政権こそが反日政策で、ヒラリー氏の外交論文も親中だったそうだ。これをどう見るか。また、私にとっては、共和党政権で活躍したライス女史のような、一見ビジネスライクで冷たそうに見える女性の方が、仕事を確実にこなしているという点で安心感が持てた。現実を見据えた相当の努力家だという点も、人種差別だなどと騒いで運動している人々より、余程好感が持てた。
この民主党を引き継いだ現オバマ政権も、対日政策はほぼ同じだという。女性の活用などとおだてるようなことを提言してくるのも(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131218)、少子化を促し、人口削減を狙っているのかもしれないと慎重に構えるべきなのだろうか。共和党ならば、男が女を守るのだという姿勢がはっきりしている。安倍総理アメリカの保守系シンクタンクが丁重に遇しているのも、元はといえば、オバマ氏があまりにも失礼な待遇を安倍氏に対してしたことの埋め合わせだとも、どこかで読んだ。
人間社会は、結局のところ、イメージではなく実績なのだ。自分にとって誰が味方で価値観が合うか、これで全ては決まるのだ。少数かもしれないが、その大切な味方をパートナーとして大切にすべきなのだ。それが国益戦略であり、人生設計の要諦であろう。