ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

国も人も強くあるべし

前回のブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131109)の続きは、今しばらくお待ちください。

つくづく思うのは、国も人も強くなければならないということ。その「強さ」とは、武力を振り回すのではなく、お金をちらつかせてみっともない威嚇をするのではなく、ましてやテロ行為で人を殺して回るのではなく、「実力相応にしなやかに幅広く対応できる基礎体力と実践力および総合力」。総合点では結構、日本は世界でも好感度が高く、いい線をいっていると、このところの日本物シリーズの本から学びました(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131025)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131027)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131029)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131101)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131109)。
マレーシアなどとリサーチでつき合っていると、こちらの遠慮や配慮を逆手にとって威張り散らす人々がいて、昨今はなはだ迷惑なのですが、やはり「日本はアジアで最初に近代化を成し遂げた国」。総合力ではアメリカに次ぐ経済力二位を、壊滅的な敗戦後の深い反省と抜群のエネルギーによって、戦後は長らくキープしてきた実力の持ち主。表面しか見ていない周辺諸国の身勝手な外国人の提言など無視して(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130917)、ここは情報力と機敏さと細やかさで勝負。日本人は英語が下手だと思っていたが、実は理解力や文脈把握力が抜群。行間を読み取る力が凄い!しかも、英語以外の諸外国も、古くからこつこつと研究までしてきた。日本みたいな国に住みたいと思うが、日本は規約がしっかりしていて法律遵守も厳しく、失礼な日本語を使うと気を悪くして商取引もキャンセルされてしまう。日本人の魂は芯がしっかりしていて、安易に植民地支配にも乗じなかったし、未曾有の災害に遭っても略奪行為など原始的な動物行為に走ることはない。飛び抜けた個人はいないにしても、集団協力となると抜群のチームワークを発揮する。単なる物まねではなく、工夫してより洗練されたものを丁寧に作ったり、精神文化を高めたりする。アジア周辺の人々がハイテク商品を購入できるようになって、日本人の前で見せびらかしてみても、「信頼度の高い製品を独自に先発で開発できた人と、単なるユーザーとでは、どちらが価値が上質でしょうねぇ」と涼しい顔。いくらアジア諸国が日本を抜いたつもりでも、歴史をひもとけば、史実が証明する。日本は賢明だ。
考えてみれば、イラクにせよアフガニスタンにせよ、武力に圧倒的に強いアメリカの後を、決して鞄持ちではないものの、後ろから控えめに笑顔で後塵を拝し、アメリカが武器を振り回し過ぎてちょっと窓ガラスを割ったりすれば、さっさと日本がきれいに修理して、お掃除を手伝い、お見舞い金まで渡し、けが人の手当もしてきた。これを世界各国で繰り返してきたところ、気がついたら日本にはあちらこちらに友達ができていた。こんな感じでしょうか?
安倍総理の再出発をアメリカの保守派が見ていて、非常に暖かく応援し、励ましてくださっているようです(http://pub.ne.jp/itunalily/?search=20519&mode_find=word&keyword=Abe+Shinzo)。それは、社会主義志向のオバマ政権の弱体化によって、世界秩序が混沌としているのが一目瞭然なので、地政学上の戦略としても、アジアのリーダーは、法規制がなく、闘争姿勢で周辺を見下しながら威嚇をまき散らす共産中国ではなく、やはり「和をもって貴しとなす」優雅な日本だ、と再評価してくださったのかもしれません。本当にありがたく、先人の叡智と努力に感謝したいと思いました。
これまで私は、アジア諸国の人々の神経を逆なでしないようにと思って 自己批判を加えて抑制的だったのですが、やはり国や人は「強さ」が重要。ここまでくれば客観的実力として、遠慮することはないと思います。麻生氏の言葉を借りれば、「急に経済的に豊かになったので、成長ホルモンが出過ぎて舞い上がった状態の若いアジア諸国」に対しては、是非とも大人の対応を(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091028)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110120)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130209)。
櫻井よしこさんの最近のブログ(http://yoshiko-sakurai.jp/2013/11/07/4982)から、部分引用をお許しください。

2013.11.07 (木) 「 米国後退が後押し、安倍首相の積極外交 」
週刊新潮』 2013年11月7日号
日本ルネッサンス 第581回


・かつて、自分の国さえ平和で安全であればよしとする一国平和主義という言葉は専ら日本批判に使われた。いま、その言葉は大国米国に向けられつつあるのではないか。オバマ大統領の米国は超大国としての威信を急速に低下させパックス・アメリカーナの時代における世界秩序の崩壊が始まっている。日本にはこの危機を好機に変える意思と力がある
・「ニューヨーク・タイムズ」紙が、重要会議でも大統領は殆ど明確な意見を述べず、時には心ここにあらずといった風情でスマートフォンブラックベリーでメッセージを読んでいると報じたが、そもそも外交への関心が薄いということであろうか。
オバマ政権の米国は明確に中東、アジア外交に失敗し、同盟諸国の信頼に影を落としている。
アジアに日本あり:このような状況の中で日本が果たせる役割は非常に大きい。田久保氏はこれを「日本にとって絶好のチャンス」だと断ずる。
・「強すぎる米国のそばでは日本は何もしない国であり続けます。いま、米国が少し後退している。その分を日本が積極的に補完していけば、日米関係は飛躍的に強くなります
安倍晋三首相の掲げる積極的平和主義外交は、政権発足以来の首相の外交実績に裏打ちされて確かな果実をもたらしつつある。
・加えて豪州に強力な保守政権が生まれた。アボット新首相はアジアでは日本と協力し、日米豪の関係を緊密化すべきだという考えの持ち主である。安倍首相にとって大いなる協力者となる豪州の新政権の誕生は、自信をもって現在の路線を進めよという、時代の潮流が発する日本への応援歌であろう。

オバマ政権の問題点については、この映像(http://pub.ne.jp/itunalily/?search=20519&mode_find=word&keyword=Mr.+Reagan)を、オーストラリアのアボット政権については、ビショップ外相の来日時のご説明(http://pub.ne.jp/itunalily/?search=20519&mode_find=word&keyword=Ms.+Julie+Bishop)およびブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131017)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131018)をどうぞ。