ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

気がつけば7月も下旬に

気がつくと、7月も下旬に。たまった用事が山積みで、片付け物もたくさん。
たまには違った種類の本を読んで気分転換と視野を広げないと、と思い、朝方の爽やかな風が吹く時には、そうしています。
イランの核施設問題、深刻です。日本では、愚民政策というのか、新聞がどうでもいい記事を大きく掲載したりして、この頃は嫌になります。昔の活字の小さかった頃の方が、真剣さに溢れていたように感じます。
だからこそ、時流に流されず、自分の好みに合う本をしっかりと読んでいければと願っています。
昨日、エジプトのコプト教徒の女性が、米国の公聴会で実情を切々と訴えている10数分のビデオを見ました。内容は、推して測るべし、学部生の頃からずっと、キリスト教世界情報を読んできた者にとっては、特に新たな傾向はなかったかと思います。ただし、問題はそこにはなく、米国がそういう若い女性を前面に出して自分の言葉で話させる場を提供するというオープンさです。その点は、だからこそ、行き過ぎや過ちや単純な感情的反応もままある一方、活力に満ちて前進でき、それ故に発展した自由な居心地のよい社会を造り上げられたという誇りもあるのでしょう。
従来、大衆文化がどうにも合わず、ただ広大でつかみ所の無いアメリカよりも欧州に関心のあった私ですが、この頃、やはり学ぶべき点の多い国だと認識が新たになってきました。経済格差や軍事行使の欠点ばかりがクローズアップされがちですが、そこに集中すると、よき点を見逃してしまいます。それに、第一、相手に対して恐れなく、そのように苦情や批判が自由に出せるということ自体、大変に素晴らしいことです。
反米意識を振りかざすよりも、まずは虚心坦懐に相手から学び、実践できるところはしっかり吸収する、という態度の方が賢明であるように思います。