ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

ツィッター文を転載しました(8)

別に、ページ・ビュー数値を上げたいのではありません。上がればうれしいのはやまやまであっても、本質はそこには存しないからです。ともかく、このような一連の自由な連想綴りの経験が、私にとっては小さくとも大きな内的喜びであり、必要な作業だと思っています。では、例によってツィッターhttps://twitter.com/#!/itunalily65)からの転載を。

20 January 2012

・それにしても、比較的短期間ではあるが、ベースのところで共鳴する点があると、こんなにも理解促進が速いのか、と我ながら驚いている。ダニエル・パイプス氏を引用・参照している日本の国際関係学者がいるならば、邦訳本に頼る必要が全くないので、日本語訳が存在しないのだろうと思われる。
1 hour ago

・そして、あれからもまた、パイプス氏から温かいメールが届いている。私の過去の経験を、面識がないにもかかわらず、そのまま信用してくださった上で、「悲しいことに、ほとんど特殊ではない」という表現で、お返事をくださった。ここまではっきりと、高い知見から最も私の必要とする言葉を....。
1 hour ago

・「闘い返す以外にどんな選択があるか?」と。氏について、「タカ派」だとか、ノルウェーの白人テロ事件の根拠となった論客の一人だとか、そんなコラムを日本語で読んだが、とんでもない誤解だ。第一、歴史を知らなさ過ぎる。まずは、次を参照のこと(http://www.danielpipes.org/search.php?cx=015692155655874064424%3Asmatd4mj-v4&cof=FORID%3A9&ie=UTF-8&q=Japan&sa=Search)。
1 hour ago

・この100本ほどのコラムから、日本に関する言及をざっと瞥見するだけでも、氏が、いかに日本を、政治的にも歴史文化的にも、深く的確に理解されているかが、よくわかるだろう。こういう専門家こそを、我々は心から尊敬し、礼節を尽くさなければならないのだ。宗教やイデオロギーの問題ではない。
35 minutes ago

・また、しばらく前に、マレーシアの広東系神学者が教えてくださった言葉をも、深く感謝しつつ思い出す。‘Useful Idiots'と。この辛辣な、真を突く表現を教わらなかったら、まだ私は曖昧模糊のうちに彷徨していたのかもしれないのだ。他にも感謝したい方がいらっしゃるが、また後日に。
35 minutes ago
←(後注:‘Useful Idiots'については、2011年12月17日・12月27日付「ユーリの部屋」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20111217)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20111227)を参照のこと)

・前々から興味があったことなのだが、今回の東日本大震災の時のクラシック演奏家の反応にも見られたように、ユダヤ系音楽家の日本に対する深い同情の念とお見舞いの言葉は、群を抜いて際立っていた。第二次大戦中に、米国などにユダヤ人が移住するのを助けた日本人という逸話が伝えられているからか?
27 minutes ago
←(後注:一例として、ギドン・クレーメル氏などが挙げられる。2011年4月11日付「ユーリの部屋」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110411)を参照のこと)

・私が足を運ぶ演奏会場は、東京のように最高級というわけではないにせよ、自分なりに選択しているつもりである。しかし、客層を見ると、音楽をどこまで理解しているのかわからないような人も混じっていて、さぞかし何かと不愉快だろうに、なぜここまで日本を愛してくださるのか、不思議だった。
18 minutes ago
←(後注:「不愉快な客層」については、例えば2010年4月30日付「ユーリの部屋」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100430)を参照のこと)

・そこで密かに推察しているのが、もしかして、世界中のシナゴーグで共通して読み継がれている書き物の中に、この日本の一事例が加えられているのではないか、ということ。間違っていたら、それこそ誇大妄想の最たるものだが、どうしてこんなに共通しているのか、常に不思議でならなかったので....。
17 minutes ago

・今、私は外の仕事を持っていないので、興味をそそられるパイプス氏の日本に関するコラムなども、ある程度、集中的に目を通して理解を進めていくことができる。ただ、常勤の仕事があれば、そうもいかない。家事と専門だけで精一杯だろう。その分、認識に時間差ができて、何かと齟齬を生じさせるのだ。
14 minutes ago

・ともかく、日本語訳など通さないで、そのまま読むと、なんともユーモラスな描写が見出され、読みながらつい笑ってしまう。と同時に、なぜか涙が流れて仕方がないのだ。どうして、このような真の学者に対して、本来のお仕事に専念させないで、余計な活動を強いるばかりか、失礼な態度を取るのか、と。
11 minutes ago

・ここで、ハイエクが再び登場する。『致命的な思い上がり』(Fatal Conceit)を読んだ時の感動が蘇ってくるのだ。そして何と、ダニエル・パイプス氏も、シカゴ大学で面識があったわけではないにせよ、「私の師」にハイエクを挙げていらした。こういう系譜が、非常に貴重かつ不思議だ。
7 minutes ago
←(後注:「ハイエク」については、2011年5月23日・5月24日・6月5日付「ユーリの部屋」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110523)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110524)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110605)を参照のこと)

・結局、「保守性」の定義を問い直す必要性があろう。私の父方の大叔父は信州大学の学長で、エスランティストだった。もし私の記憶違いでなければ、確か医学部長だった頃、例の学生運動が起こり、「学生と教授が対等だなんて、そんな馬鹿な話があるものか!」と叱り飛ばしたそうだ。
4 minutes ago
←(後注:「大叔父」については、次の「ユーリの部屋」を参照のこと(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080422)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091215)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091218)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091223)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091227)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091228)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091229)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100726)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20101227))
・まさに、ダニエル・パイプス氏が学生でいらした頃と、時代が一致する。たとえ「小さなマイノリティ」であったにせよ、将来的に、それが人々を善導する叡知に結ばれているならば、それは、極めて重要な選択かつ資質ではないだろうか。このような背景を踏まえた上で、言論活動などを拝見すべきだ。
2 minutes ago
←(後注:「小さなマイノリティ」については、2012年1月13日付「ユーリの部屋」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120113)を参照のこと)


(転載終)