ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

ツィッター文を転載しました(6)

日付変更線を越えてしまいましたが、今日もまた、驚くべき出来事がありました。後で考察するために、また今日も、ツィッター文(https://twitter.com/#!/itunalily65)を転載いたします。証拠として、時間も表示したままにします。

2012年1月14日
・"In the Path of God: Islam and Political Power" by Daniel Pipes(1983) (http://www.amazon.com/dp/0465034519/ref=cm_sw_r_tw_dp_xopepb1GRESNN via @amazon)arrived here now.
11 hours ago

・ダニエル・パイプス氏の『神の道:イスラームと政治力』(拙訳)に目を通す。予想以上にマレーシアの記述が多く、指摘も実に率直で的確なことに驚いた。これまでの勉強では、パイプス氏を頻繁に引用している日本人のマレーシア研究者を殆ど見かけなかったように思うが、もし事例があれば、ご教示を。
11 hours ago

シンガポールビルマなどの事例も出てくる。キリスト教ユダヤ教聖典と信仰実践をきちんと踏まえた上で、東南アジア研究としてマレーシアのイスラーム動向を詳細に論じている日本人による日本語論考を、私はまだ見たことがない。その例があるならば、是非教えていただきたいと願うものである。
11 hours ago

・なぜか。もしそういう研究者が存在するならば、これまで継続してきた私の研究発表に寄せられた、一種特徴ある態度や筋違いのコメントが出てくるはずがないからだ。つまり、当時30代だったハーヴァード大学講師の著作(1983年)をまるで無視して、独特の環境を作ってきたということになる。 
11 hours ago

・ここで思い出されるのが、ショスタコーヴィチの言葉。「ユダヤ人に対する態度から、私はその人を判断する」と。つまり、ここしばらくの一連の考察を通して、再度確認させられたのは、エスポジト教授がパイプス氏を各地の講演で非難して回るのは、根本的に間違っている、ということだ。
11 hours ago
←(後注:「ショスタコーヴィチの言葉」に関しては、2007年9月29日付「ユーリの部屋」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070929)を参照。)


・間違っているのみならず、社会をミスリードするという点で、危険でもある。肩書に惹かれて、名誉心欲しさに擦り寄る人々は、世間に少なくはないからだ。だから、独自の勉強を続けながら、同時に、話題となっている人の著作を読まなければならないのだ。そのためには、人と群れている暇はない。
11 hours ago

・あらら!ここまで書いた後で、ダニエル・パイプス氏の公式サイトを覗いてみたら、なんと私が昨日綴った英語ブログが、早速引用されているではないですか(http://www.danielpipes.org/blog/2007/09/john-esposito-and-me#latest)。何とも迅速かつ驚異的な反応!これで私も晴れて有名人??? でも、内容そのもので勝負したい。
10 hours ago
←(後注:「英語ブログ」とは(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20120113)を指します。「ダニエル・パイプス」氏の公式サイトからの一部引用は、(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20120111)も参照のこと。英語版ブログでは、この2回のみです。この辺りの経緯については、2012年1月13日付「ユーリの部屋」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120113)をご参照ください。)

山内昌之(著)『世界の歴史〈20〉近代イスラームの挑戦』(中公文庫)(http://www.amazon.co.jp/dp/4122049822/ref=cm_sw_r_tw_dp_Axvepb04A74KB)を近所の図書館から借りた。英語ばかりでなく、日本語でも読んでおかないと、思考バランスがどこか崩れそうで....。
4 hours ago

・ところで、私がずっと変だと思っていること。1940年生まれのエスポジト教授は、日本の大学図書館の著者検索ではざっと100件ほど。邦訳も何冊かある。一方、9歳年下のパイプス氏の著作は、日本の大学図書館には邦訳がなく、インドネシア語訳が1冊の他、重版を除く12冊のみ。勝ち目は前者に。
1 hour ago
←(後注:実際には他者の著作も混じっていたので、フルネームで再度検索すると、大学図書館内では84件(正確には73件)と出た。一方、ダニエル・パイプス氏は30件(正確には19件)。この数値の相違は、後日、パイプス氏から「こうした方がいいと思うけど」と、わざわざ教えていただいた結果、明らかになったものである。つまり、パイプス氏は、見た目の数値が減ることを気にせずに、あくまで事実を正確に表示する方法を重視していることになる。しかも、インドネシア語版があるとは、26年間もご存じなかったらしい。証拠として検索結果をコピーして送ると、喜ばれ、「早速アップする」との返答があった。その場でアドレスをクリックした時にはなかったのだが、気がつくと本当に、本の見本まで提示されていた(参照:パイプス氏の公式サイト(http://www.danielpipes.org/books/slave.php))。この素早さには驚いたが、同時に、ジャカルタの翻訳者は、パイプス氏に黙って、版権も取らずに出版していたということになる。それはともかく、表面的にはこうなのだが、数値的に分析すると、この分野に関して、日本の知的状況に深刻な問題が含まれていることが判明。今、その作業に当たっている。)

・だから、表面的に見れば、断然有利な立場にあるエスポジト教授にとっては、パイプス氏のことは、競争相手にもならないはずだ。意見が異なるならば、「彼と私とでは、見識が違う。その理由は....」と、淡々と示せば済む。ところが、どういうわけか非難する一方で、学術的な理由を提示しないのだ。
1 hour ago
(転載終)

そして、先程、夜10時55分頃、テレビを見ていた主人が、ある日本人女性の活動について、駐日イスラエル大使が全面支持する言葉を述べている映像に気づき、私を呼びました。なんとその女性、昨年2月のフランス旅行(参照:2011年2月24日付「ユーリの部屋」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110224))でガイド役を務めてくださった井上さんだったのです!
パレスチナの子ども達のための教育支援活動を継続され、私もこれまでにささやかながら、少額を送金させていただいています。井上さんはカトリックで、世界中に修道会のつながりがあるため、このような活動がプロテスタントよりはしやすいのではないか、と思っていました。でも、私のような非カトリックの者も、きちんと受け入れてくださり、確かヌヴェールだったかと思いますが、深く頭を下げてくださいました。まぁ、なんとなんと....。これだから、人生はやめられませんね。